双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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秋の散歩道

|日々| |太極拳| 三週間前に通り掛かったときには、八重咲きの芙蓉が きれいな黄緑色の和菓子みたいな丸い蕾をつけ、 ふんわりした桃色の花を風に揺らして居たのが、 いつの間にか終わって、今は金木犀の橙色と入れ替わって居た。 農家の庭先には背の伸び過ぎた、剣弁高芯咲きのバラ。 畑のぐるりを青いサルビアや小菊、孔雀草らが彩って、 冴え冴えとした秋の空気に、歩を緩め深呼吸などしたりする。 ここ暫くは、股関節から腰回りの調子が芳しからず、 しばしば稽古を休みがちだったのだけれど、久々…

動いて治す

|太極拳| 冬場は寒さや冷えから体が強張り、きゅうっと筋肉が縮こまる所為か。 腰だの背中だの腿裏だのと、あちこちが固まって痛みが出る。 そうなると億劫となって、更に動かさなくなるからいけない。 やはり体は常に動かして居ればこそ、かしらねぇ…と久しぶりに 稽古へ出掛けたら、いやはや。こんなにガチガチになって居たとは(笑)。 筋肉の使い方を意識しながら、無理せぬよにイテテイテテと動かし、 次第に体が温まってくるに連れ、心なしか軽くなった気もすれど、 サボってすっかり鈍らとなったと…

春の養生

|雑記| |太極拳| 春に体調のすぐれぬ人は多いが、斯く云う私もそうである。頭がぼんやりとしたり、眠気やだるさが抜けなかったり、何となく苛々となったり…。こうした症状を中医学や漢方では「気滞」つまり読んで字の如く、気の巡りが滞って居る状態を指し、それが自律神経の乱れや失調を引き起こして居るものと考える。是は春と云う季節の特徴と関りが在って、”春に三日の晴れ無し”と云われるこの時期は、気候が不安定で低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わることに加え、冬に眠って居たものが一斉に活動を始め…

三年目の夏

|太極拳| 昨年十一月より始めた剣術の稽古も、 先月末には、三十二式全てを終了。 終了とは云えど、未だ荒砥段階故、 稽古自体は今後も続く訳なのだけれど、 先ずは一段落で、少しは気が楽になったか。 週に一度の休みを稽古に当てるのは、 しばしば難儀な上、剣術の稽古のために 毎回四十分の早出は些か負担であり、 しかしまぁ、そこいら辺は良い塩梅と云うか、 程好くサボりながら通って居るのだが(笑)、 はたと気付けば、この夏で三年目に入った。 色々と想うところは在るものの、 地道に、マイ…

双六一回上がり

|太極拳| 十二月である。先月から始まった剣の稽古は、何だかんだで十一式”転身斜帯 (ズァンシェンシェダイ) ”まで進み、剣の持ち方にもだいぶ慣れて、手首から先がふらつくことも無くなった。平行して行なって来た二十四式の中砥段階はと云うと...あれ、そうなの?先生の口ぶりでは、どうやら前回で終了したのらしい(笑)。 もっとあれこれ、手厳しい直しが入るものとばかり考えて居たので、一寸拍子抜けしたよな心持ちだったのだけれど、一先ずは「合格」の判子を貰ったことになるのかな?これから先…

進んだり止まったり

|太極拳| 剣の早稽古も、どうにかこうにか五式まで進み、本日は六式”独立倫劈 (ドゥーリールンピー )”、七式”退歩回抽 (トゥイブーホイチョウ)”、八式”独立上刺 (ドゥーリーシャンツー )”と、いやはや大忙しであった。 どうやら先生のお考えでは「出来る」と云うのが前提なのらしく(笑)、パッパと進んでゆくのだけれども、こちとら新たな動作を覚えるだけで精一杯。体重移動や足の位置、持ち手の塩梅などの細部にまではとても気が回らず、いちいちもたついてしまう。ううむ。このぺエスで進む…

ヘロヘロのすったもんだ沙汰

|太極拳| |雑記| 掃除に洗濯、猫らの世話を終えて、ささっと昼食を済ませ、剣術の早稽古のため、いそいそと身支度を整える。今日は小雨がちらついて居たので古森号の出動は無し。徒歩での移動につきバタバタと慌しく家を出た。このバタバタが後に思わぬ事態を招くとは、この時点では知る由も無かったのだが…。 前回までの復習と、三式は”仆歩横掃 (プーブーホンサァオ )”の指導を受ける。一式、二式は何とかOKを頂いたものの、続く三式の動きを飲み込むのに四苦八苦。「おかしいなぁ。ホビ野さんなら…

三十二式剣はじまる

|太極拳| 今月から、いよいよ剣術の指導が始まるため、いつもよか半時程の早出。全員が揃う前に早稽古を付けて貰い、一つないし二つずつ、三十二式剣の套路動作を覚えてゆく予定である。 初回となる本日は、一式”並歩点剣(ピンブーディエンジェン)”と二式”独立反刺(ドゥーリー ファンツー)”の二つ。先ずは剣の持ち方、構え方、剣指などの基本を教わった後、予備勢、起勢に続いて、点剣、反刺。それにしても、自分の体以外にたった一つ道具が加わっただけで、こんなに勝手が違うものなのだなぁ。つまり、…

まあるく

|太極拳| 本日の稽古は、ベテラン組が揃ってお休みにつき、初心者組のみ。じっくり時間をかけて、準備運動と基本動作練習を行なった後は、十二式”高探馬”までの套路を全員で、並びの順序を時計回りに入れ替えながら、幾度も通して繰り返す、と云う稽古内容であった。先頭に来た人がその都度、個人指導の対象となり、その他の人も、それに合わせて一緒に通す。 是を五式までと六式以降の二つに区切り、間に休憩を挟んで行なったのだが、人数分の回数、みっちり套路を反復練習することになるので、順が進むに従っ…

納得のゆく買い物

|モノ| |太極拳| 遂に。三十二式剣を購入した次第。素敵なケースも一緒だヨ! 実はこちらの剣*1。正規品のアウトレットと云うことで、定価より二千円程お安いのだけれども、何処がアウトレットなのかと云うと、まじまじと見なければ分からぬ程度の、至極小さな傷が一つ在るだけ。どのみち数回使えば、傷などすぐに付いてしまうものだし、私はちいとも気にならない。それ以外は何ら正規品と変わらぬ訳だから、是は実にお買い得であった*2。尚、色はシルバーを。おまけで付けて下さる剣穂(けんすい)は、白…

虚歩はキツイよ

|太極拳| 相変わらず、二十四式は高探馬以降を、微に入り細に入り指導されて居る訳なのだが、今週の稽古は、お盆休みで半数以上が欠席であったため、前述の指導に加え、套路前半部分二箇所の姿勢と体の使い方などを、嫌と云う程みっちりしごかれたのであったよ*1。 どうやら私は、特に”虚歩(シュイブー)”の際に、背中を反らせ過ぎてしまう癖が在り、後足の位置も内側へ寄り過ぎる。白鶴亮翅(バイフーリャンチー)や手揮琵琶(ショウホイピーパー)が是に当るのだが、全体的に美しくないばかりか、腰や膝を…

柔軟性と筋力と

|太極拳| 子供の時分から、平均よりも体の軟らかい質なのだけれど、何故か股関節だけは滅法固い。否、正確には”固くなってしまった”と云うべきか。かつては開脚も、開脚してべたーっと上半身を床へ着けることも易々と出来たのに、あれから四半世紀。四十路の現在では、股関節に加えて腿裏まで、まるでガチガチ、ときたもんだ。時の流れは無情である(笑)。こと、太極拳の稽古でそれを痛切に思い知らされるのが”蹬脚(ドンジャオ)”と”下勢独立(シャーシードゥーリー)”で、己の身体能力の範囲で行なえば良…

太極を知る

|本| |太極拳| 目下勉強中の一冊。至虚への道―太極拳経解釈作者: 楊進出版社/メーカー: 二玄社発売日: 2009/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る太極拳の根源である”太極拳経”を分かり易く説いた本書は、所謂、技術的な指南書とは異なり、陰陽思想など哲学的な意味合いが大きいため、幾度も読み返してようやっと腑に落ちたり、更に疑問が生まれたり、と実に奥が深い。教室ではさすがにここまでは教えて頂けぬので、知りたければ…

ゆっくりは効く

|太極拳| 二十四式も中砥段階に入って、ここ暫くは”高探馬”以降を集中的に指導して頂いて居る。苦手な套路動作は幾つも在るが、その何れも軸の安定が要なので、基礎練習の積み重ねが大切なのだ、と痛感。そして常に上下相随。動作の攻防的意味を理解すること。苦手な部分では、ついこれらが疎かとなりがちでいけない。 さて。二十四式を全て通すと云うと、時間にして凡そ六分。是は公式の規定であるらしい。通し稽古でも六分程の音楽をかけるのだけれど、しかし私は六分以内に収まったためしが無い(笑)。先生…

思いがけぬ提案

|太極拳| 二十四式の中砥段階もいよいよ終盤となり、それに伴い指導も一層、細かく厳しくなって来た訳であるが、本日は欠席者多数につき、実に二時間丸ごと先生のマンツーマン。高架馬以降の套路、特に穿梭〜閃通臂を集中的に指導して頂いた。是は相手の腕を払いながら胸を打つ動作、是は倒れた相手の急所を突く動作、等々。其々の套路動作の意味が分かるに連れ、位置、重心、中途半端な動きは自ずと正されてゆく。 しかしながら「指先に”気”を入れるのを忘れずに!」動作に頭を取られてばかり居ると、指先がだ…

新しい半袖功夫着

|モノ| |太極拳| 半袖功夫着を今夏も新調した次第。 でもって、恒例の着用予想図も(笑)。 (実物よか七割増しほど格好良くなって居るので、くれぐれも御注意下さいヨ!) +++ この度新調した上下セット*1は、麻に少しだけ綿を混紡した生地で、麻100%よりもやわらかい。前回同様(◆)、寸法はセミオーダーでの注文だったのだけれども、より動き易さを考慮して、今回は胴回りと首周りを少しだけゆるめにお願いし、注文から十日程で手元に届いた。早速に稽古で着てみたところ、さらりと軽い夏仕様…

アシンメトリとゲリラ雨

|日々| |太極拳| 午前中の早い時間に、予約した散髪へ。 ふた月空けてしまったので、短いなりに伸び放題。 しかしながら、この伸びた分を生かしましょう、と 左右アシンメトリの形に切って頂くことに。 左は長さを保って整え、右は潔く耳上までカット。 前髪は斜め、襟足はいつもの刈上げだが、 其処へ少しのアシンメトリが加わったことで、 ラジカルもパキっとも、やや割り増しとなって、 功夫着に良く合う、颯爽とした髪型に仕上がった。 ゆるふわ過多の中に在って、シャキっ!パキっ! と鋭角なこ…

実践の効果

|太極拳| 去る月初めの稽古で、こんなことが在った。 先生が何やら大きな袋を抱えて来たので、はて。何かしらん?と気になって居たのであるが、稽古が始まるや、その袋から取り出されたのは、何と。格闘技用のキックミットであった。 曰く「ええとね。以前から何度も云って居ますが、太極拳は体操でも踊りでも無く、武術です」だから、太極拳の套路動作には当然、其々攻防の意味が在って、それをきちんと分かった上でやるのと、知らずに居るのとでは、全く違ってくる、と。しかし、誰かを相手に格闘する機会なぞ…

梅雨の晴れ晴れ

|太極拳| 全く梅雨らしからぬ土砂降りだが、本日も午後から稽古。今日の稽古は少人数と云うこともあって、いつもとは一寸異なり、久々にビデオカメラで各々の歩法や套路を撮影。正しくできて居らぬところを確認して、改めて自覚し、しっかり直してゆこう、と云う内容である。自分の動きが如何様であるのか?を客観的に確かめるには、こうして撮影したものを観る他無く、貴重な機会だもので、皆、緊張で戦々恐々としつつも、何故か意欲的(笑)。 いざ、撮影したものを確認してみると云うと、やれやれ案の定。弓歩…

十個の領収印

|太極拳| 稽古前。返って来た月謝袋の領収印を、 ふと数えてみたら、一、二、三、四......十個。 嗚呼。習い始めて、もう十ヶ月目に入ったのか...。 ついこないだのよな気がするが、早いものだなぁ。 何とか荒砥段階の二十四式を終えた今は、 Yさんと先生の両方から、中砥段階の指導を きめ細かく受けて居るところなのだが、 その中で、特に自分の苦手とする套路動作が、 いよいよはっきりと分かってきた。 攬雀尾(ランチュウウェイ) 雲手(ユンショウ) 穿梭(チュアンソウ) この三つで…

五歩拳練習中

|雑記| |太極拳| 何故だか猛烈に気になり出して、目下『五歩拳』を自主練習中なのである。 理由は、特に、無い(笑)*1。 五步拳ジェット・リーこと李連杰と並ぶ中国武術界のスター、趙長軍氏による素晴らしい演武。 ■歩型 弓歩(ゴンブー) 馬歩(マーブー) 歇歩(シェブー) 仆歩(プーブー) 虚歩(シュイブー) ■套路動作 並歩抱拳→弓歩沖拳→弾腿沖拳→馬歩架打→歇歩蓋打→提膝仆歩穿掌→虚歩挑掌→並歩抱拳 『五歩拳』とは、”太極拳” ”洪家拳”などと云った拳法門派の種類では無く…

成果

|太極拳| 先週の稽古で、未だ荒砥段階ではあるものの、 何とか二十四式の套路を最後まで覚え、 それからの一週間、えっちらおっちらと毎日。 自宅で真面目に練習して居たのであるが、 お陰で腿が筋肉痛である。是も又、鍛錬の内か。 さて。本日の稽古では、先生の個人指導で 十三〜十七式までを重点的に見て頂き、 爪先の角度や腕の位置、重心の移動など、 出来て居らぬ部分を、逐一細かく直してゆく。 苦手だった”退歩(トゥイブー)”と”捋(リー)”では、 ようやっと、駄目出しを受けることが減っ…

先は見えども

|太極拳| 生徒さんが二名、私用で今月いっぱい休むため、 四月の稽古は少人数で。皆で準備運動の後は 二組に分かれ、私はYさんの個人指導を受ける。 先週、十九式”海底針(ハイディージェン)”を教わり、 長かった套路も、残り五つを数えるばかりだ。 何とかかんとか、先が見えて来たところである。 幾度か海底針までの套路を通して見て頂き、 その後で、残りの套路を教わることに。 二十:閃通臂(シャントンペイ) 二十一:転身搬攔捶(ズァンシェンバンランチュイ) 二十二:如封似閉(ルーフォン…

私はいかり肩

|太極拳| 午後から太極拳。本日の稽古もみっちり充実。 Yさんと先生の双方から個人指導して頂いた。 その中で、問題点の問題である所以が解決し、 それが体で理解できた途端に、すとんと入って、 考えずとも、自然に正しい動きができるよになった。 又、先生が仰るには、私は些かいかり肩であるため、 腕を上げ過ぎると窮屈に見えてしまうのらしい。 「太極拳には、なで肩の方が有利なんですよ(笑)。 いかり肩だと、どうしても固くみえてしまうから、 雲手では、なるたけ肘を落として。肩も落として。…

後半はつらいヨ

|太極拳| お彼岸やら風邪やらで欠席者多数につき、本日の稽古は初心者組三名と、ベテラン組はYさんのみの、計四名。そんな訳で、先生の計らいにより、私は他のお二人とは別組となり、Yさんからみっちり、二時間に渡って個人指導を受けることと相成り候。先ずは、目下習得中である十三式〜十五式は”右蹬脚〜双峰貫耳〜転身左蹬脚”を細かく見て頂く。 「双峰貫耳で拳を上げるときに、後足を蹴り出すの忘れないで」 課題となって居た体の向きや足の角度については、大方直ったとは云え、未だ一つ一つの動きがぎ…

見えない相手

|太極拳| 雨降りの本日の稽古は、欠席者多数。一度皆で通した後、ベテラン組と二手に分かれて其々の稽古を行う。初心者組は私とHさん*1の二名のみ故、稽古は個人指導となった。そして私はいよいよ先生直々に、十三式〜十五式までの指導を受けることと相成り候。 「先ずは一人でやって見せて下さい」”高探馬”を終えた姿勢を構え、其処からYさんに教わったよに、右蹬脚〜双峰貫耳〜転身左蹬脚と続けて通すも、案の定、先生は渋い顔である。 「ええとね、流れは理解して居るみたいだし、形も大体覚えて居るん…

双六前途多難

|太極拳| 午後から太極拳。十二式は”高探馬”までの套路を、皆で通し稽古した後、一人ずつ先生に細かく見て貰う。休憩を挟んで、私はベテランYさんに、続く套路の個人指導を仰ぐ。 十三式:右蹬脚 十四式:双峰貫耳 十五式:転身左蹬脚 自宅稽古の甲斐在って”双峰貫耳”へ移る際、 ヨロヨロせず、グッと踏ん張りがきくよになった。 片足立ちの蹬脚は、せいぜい腰の高さまで 上げるのが精一杯で、それだって毎回脚が攣りそに なるくらいなのだけれども、達人クラスともなると、 糸で吊ったよにピンと高…

地道に地道に

|太極拳| 本日の稽古は欠席が多かったため、四名で。 従って、きめ細かな個人指導と相成った。 一式から六式までと、七式から十二式まで、 套路を二つに分けて繰り返し、其々の課題点が 改善されるまで、厳しくも丁寧な指導を受ける。 二週に渡って是を根気強く行った所為か、 皆さん、確実に目に見えて良くなって居る。 意欲の薄かった方々が続けて退会したことも在り、 残った人たちの取り組みに、変化が生じたらしい。 当初は暇潰し的に参加して居たであろう人も、 上達に連れ、次第に意欲的になって…

稽古あるのみ

|太極拳| 先週休んで居た間に、また新加入組から一名が脱落。 実のところ、先生も大方は予想して居たのらしく、 「まぁ仕方無いかな」 欠席者も多かったため、今日の稽古も濃い内容。 徹底的に套路を幾度も繰り返し、誤りを正してゆく。 私が先生から指摘される注意点は、どうやら 私自身の持つ体の歪みや、それに伴う体のクセから 来るものらしい、と云うことが分かってきた。 左足は真っ直ぐ前に出したつもりの爪先が、 どうしても内側へ内側へと向かってしまうし、 上半身はやや右側へと傾いてしまい…

双六

|太極拳| 本日の稽古は初心者組に二名の欠席。いつものよに基礎運動から始まり、その後は二班に分かれて稽古を行うのだけれども、初心者組が丁度、二十四式の半分程まで進んだこともあり、是までの套路を更に細かく見ながら指導します、と先生が仰った。我々が、先生の想像よりも速いペースで進んで居ることを、少々懸念してのことらしい。 「中には先に進みたい人も居るだろうし、先に進むのも悪くは無いですが、細かな部分を間違えたまま続けても、台無しになるでしょう?」 先ずは二人ずつ前に出て、数パート…

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