双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

冬、帰る。

|日々| 去った筈の冬が出戻って、哀れな春は所在無い。 しかし春と云ったって、目前に四月を控えながらも、 ここの桜は未だ蕾のまま、枝も寒々しく、 先週にようやっと木蓮が咲いたくらいであるから、 こちらは然程、面食らいもしないのだけれど、 当の春め…

かまけてばかり居る

|本| |猫随想| 猫にかまけて作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/16メディア: 単行本 クリック: 33回この商品を含むブログ (192件) を見る暇さえ在れば、猫にかまけてばかり居る。拙宅の猫にかまけるのは勿論、路上に出くわす猫や、今は記憶…

若旦那と謎の水鉢

|若旦那| |モノ| 拙宅の若旦那ピピン。元より好んで良く水を飲む性質の猫であるのだが、そうは云えども、先だっての膀胱炎以降は未だ少々気を配る必要が在り、従って水鉢の水以外にも、餌のカリカリにぬるま湯を差すだとか、或いはぬるま湯を足したウェット…

茶色い靴下

|手仕事| 先だってのアランセーターと平行して進めて居た靴下が完成。糸は先月、特売となって居たのを買い求めたもので、茶系のミックス調が何処か懐かしいよな昭和的色合いなのだが、意外やイタリア製。あまりにも地味な所為か、この色だけ随分と売れ残って…

クラシカルアランセーター

|手仕事| 『冬の日の編みもの』より「クラシカルアランセーター」仕上がる。 並行して編んで居る靴下を除けば、是が今季最後の編み仕事である。ところが季節は何とも煩わしい花粉の節。朦朧とした頭で、ふがふがいがいがとなりながら編んで居ったため、先ず…

悪足掻き

|日々| 春霞に便乗したものか。 やれ花粉やら砂塵やら埃やら、 煩わしいのばかりが揃いも揃ったり。 山の姿などはすっかりこれらに埋もれ、 稜線すら殆ど確認できぬ有様であり、 其処へ暴力的春の嵐が吹き荒れれば、 さながらカオスの如き様相と相成り。 是…

春の眠り

|若旦那| 春が近づいて眠りに誘われるのは、 人も猫も同じ。 やわらかな体が布団へ沈むよに、 深く、ゆっくり、眠りへ沈む。

ドワーフの指ぬき手袋

|手仕事| 昨年末より下書きに入ったまま、ずっとお蔵入りとなって居た本エントリ。幾ら何でも簡単過ぎやしまいか、と云うのがその理由なのであったが、しかしながら、折角編んだのに日の目を見ぬと云うのも、何やら可哀相な気がしたもので、この度、蔵出しと…

忙殺と充足

|日々| 只ばたばたと仕事に忙殺されるまま、 気付けば、時刻は午後四時も半ば過ぎ。 やっつけの昼餉を拵えて、是を食すも、 もはや疾うに昼とは呼べぬ也。 疲弊の澱みに遅々として箸の進まぬ中、 ジェームズ・コバーンやイーストウッド翁。 ユーコンの犬橇レ…

cozy afternoon

|音| BUT BEAUTIFULアーティスト: JIMMY RANEY TRIO,Jimmy Raney,George Mraz,Lewis Nash出版社/メーカー: CRISS CROSS発売日: 2008/12/03メディア: CDこの商品を含むブログを見る ひと息入れる午後。 珈琲とドーナツの傍らに、 ジミー・レイニーのギターが在…

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