2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
|雑記| 時折小雨のまじる、肌寒い曇り空の水曜日。 ひとしきりして落ち着いた遅い昼の頃、 駐車場に旧型の四輪駆動車が、一台。 あ。あの子だ。*1 ついこのあいだ、暫く見掛けないけれど、 どうして居るかな、って考えて居たばかり。 程無くして入って来た彼…
|モノ| 実家に未だしつけの掛かった丹前が在る、 と母が云うので、予てより考えて居た 綿入れ半纏の新調を見送り、一先ず そちらを有難く使わせて貰うこととした。 所謂ところの"褞袍(どてら)"である。 どうやら生前の祖母が随分と昔、 息子である父のために…
|定点観測| 爺さんことアーロンが逝った日から、 早いもので、丁度一年が経った。 一年前、小さな亡骸の旅立った空は、 今日、薄く曇って雨を降らせた。 一周忌を迎え、定点観測も是でお終い。 そんな日。 今年もTさん夫妻が訪ねて下さった。 素敵な手土産と…
|戯言| ■心の平穏とお金とを、秤へ掛けずに過ごせる日は、果たしていつになったらやって来るのだろか。 ■近頃『税務調査官・窓際太郎の事件簿』における麻生裕未の怪演が度々話題に上る。 ■飛行機の搭乗に遅れそうになり、慌てて手荷物検査を通過しようとし…
|散策| 冷たい北風と雨雲のうっすらと広がる中、 昼下がりの電車に乗って久しぶりの隣町。 一番後ろの車両に座ると、見習い中なのだろか。 男性車掌の隣に歳若い娘さん車掌の姿が。 拡張整備の終わった駅前は、がらんとして、 人々は足早に、皆上着の前を押…
|手仕事| |本| 三國女史の新刊『冬の日の編みもの』より『黒と白のカーディガン』仕上がる。 本を手にしたときから「表紙の是、編みたい!」と想ったのだ。袖は筒状、身頃も前後一緒に一枚で編んでゆく仕立て故、両端を接ぎ閉じる手間隙も無く、糸は二色のみで…
|雑記| 不精も不精。 散髪をかれこれ三月近くも放ってしまい、 鏡の中のもっさり冴えぬ顔付きに、 さすが是ではいけない、と美容院へ行く。 伸び放題の襟足を刈上げ、耳を出し、 久々すっきりさっぱりとなったら、 顔は明るく、同じ身なりもしゃんと見える。…
|若旦那| 拙宅の玄関を入ってすぐの所に在るコンパネ張りの板間は、雑多な納戸である。通称"さしみ"と呼ばれて居り、是は昔バンドの練習部屋として使って居た頃、防音のため、コンパネの上から適当な発砲スチロールを貼ってはどうか、との企てが持ち上がった…
|日々| 昼を過ぎた頃から空が急に翳り出すと、 地響きを起こす程の雷が轟くと同時に、 棚の上の食器たちが震えて音をたて、 雨に混じった雹が窓硝子を叩く。 それを境に空気は変わり、 頬を刺すよな冷たい風が、北からやって来た。 季節はずれの空模様と、宙…
|若旦那| |モノ| 先頃、若旦那に新たな胴輪を買い求めたのである。*1 別段、散歩がどうこうと云うのではない。所謂"もしものとき"の備えとして、やはり胴輪は在った方が宜しかろう、と。"もしものとき"なんてものは、できれば来ぬに越したことは無いのだけれ…
|戯言| ■あー調子狂うな。だから連休って苦手なのさ。 ■若旦那に「お座り」と「待て」を教えたところ、どうやら是を習得したらしい。さすが犬猫。ただし、おやつを貰うとき限定なので、その他のシチュエイションでは全く通用しない。 ■あまりの寒さに、いよいよ…