双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

余計なことばかり

|雑記|


余る程の考える余裕が在ると、結局は余計なことばかりを考えてしまい、
悪循環に陥って底辺の堂々巡りとなり、本来するべきであろう筈の
有益な方面の考え事にはならない。と云うことが多い。
全く、人間とはつくづく出来の悪い生き物である。

一昨日から店の前の路上にて、大々的に電線の改修工事が行われて居る。
車の行き来が片側通行に規制され、丁度店の駐車場の入り口の所が
微妙に停車位置と被ってしまい、そうすると店への出入りに支障が出るので、
少しずらして貰えるよう頼んだところ、快く了承してくれたのだけれど、
そんなときに限って、すとんと阿呆みたいに閑古鳥な塩梅な訳で、
この店、随分暇なんだな。こんなに暇でやっていけんのかな。
などと、すぐそこの警備の若い人は思って居るに相違なかろう。
否、そういうときも在りますが、案外そうでもないんですよ。
と云いたいのは山々なれど、わざわざ云うことではないし、
第一、そんな風に思われて居るのだろな、と私が考えるだけで
(もし仮にそんな風に思って居たとしても) 実際に云われた訳ではないので、
そもそもがあれこれと考える必要の無い、世迷言なのであった。

みたいな事柄ばかりを、あれこれと一日中ぐるぐる考えては、
「キーッ!」と地団駄を踏むなどするのは、精神衛生に甚だ宜しくないと思う。
暇と云うのは、人間に人間の出来の悪さを改めて痛感させるものである。

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