双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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潤いの帯

|モノ| |着物| 猫らの世話にかまけ、小屋づくりにかまけ。 日々の雑事に、仕事に追われ。 はたと気付けば、己が放ったらかしで、 何やら心に潤いが足りて居らぬなぁ...と そんな折、ふと目にした猫柄の帯へ一目惚れ。 ひと晩おいて熟考した後に是を買い求めた。 錆浅葱の綿麻生地に、仏頂面した大きな黒猫が 様々の格好で方々へ配された名古屋帯は、 どうやら洋裁用の生地から仕立てた品らしく、 生地自体が程好い厚みで芯地も薄いから、 軽くてやわらか。実に締め易いのが嬉しい。 それに何より…

散髪と着物

|着物| なかなか都合がつかずに機会を逃し続ける内、 前回の散髪から、早ふた月が過ぎようとして居た。 父方の祖父母の法事までには、しゃんとさっぱり 整えたかったのだけれども、結局間に合わず、 法事当日の午後二時でお願いすることと相成る。 丁度、食事会の店が美容室から近かったため、 その後で、黒い帯した着物のまま出向くと、 「あ。江戸小紋ですか?渋くて素敵ですね」 「黒い帯で恐縮です...」 「良いなぁ。さらっと着物で法事に出られるの」 否々。 とても”さらっと”どころでは無か…

勉強

|雑記| |着物| ここのところ何やら、方々より頻繁に着付けを頼まれる。頼まれると云ったって、お免除を取ったのでも、正式な教室へ通ったのでも無いから、まことに恐縮なのだが、こちらも良い勉強となるので、都合のつく限りは快く頼まれることとして居る。 着付け。礼装や晴れ着など、高いお金を払って着付けをして貰って、それが生憎の補正と紐とで雁字搦めで、ぐったり疲れてしまった…と云う経験を過去に一度でもしたことの在る人は、以降、着物に懲りてしまうことが多いと度々耳にする。実に残念なことだ…

続・女の着物

|着物| |徒然| さて。昨日(→■)の続きである。 着物の醸す女の情緒*1は、昨今流行の過剰な露出至上主義とはまるで対極に在るもので、隠し重ねることでこそ生まれる、我が国ならではの美意識と云えまいか。 着物の所作の端々で仄かに覗く ”チラリズム” の効果については、幸田文も饒舌に述べて居る。それはときとして、首筋や踝と云ったところの肌そのものであったり、袖口から覗く襦袢の色であったり。また、夏の簾越しに見る、ものの美しさにも通じて居る。 すだれのかげにいると、誰でも実際より…

女の着物

|着物| |本| 幸田文 きもの帖作者: 幸田文,青木玉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/04/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (18件) を見る ざらりの質感と厚みのある表紙は、着物を想わせるつくり。 背筋を正して手にすると、項をめくる度、綴られた言葉の ひとつひとつより、凛と律した所作や着姿、衣擦れの音が はっきりと浮かんでくる。しゃりとした佇まいが心地良い。 着物を語る言葉の数々は、ときに厳しく、ときにゆるやか。 …

バス停のお手本

|着物| 先日、バス停で見掛けた年配の女性。 歳の頃七十代後半と云ったところの、 ちゃきっとした風情の小柄なお婆さん。 その、着物姿が何とも云えず良かった。 着込んで馴染んだ風合いの着物は、恐らく 結城紬だろか。鼠色がかった藤色の格子柄で、 襟元もゆるり、ざっくりと楽に着付けて居る。 これに芥子色の紬の帯を合わせたその様が、 普段着そのものと云った風で、実に良い具合。 そして何より私の目の行ったのは、短めに着付けた裾から 覗いた、草色にピンクの水玉模様の、足袋型ソックス! 是…

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