2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
|雑記| 来週、父が鳶組合の旅行で鎌倉へ行くと云う。 紫陽花には、未だちいとばかり、早いけれど。 どうせ父の事だ。独りでぶらり、好きに歩いて 廻るのだろう。珍しく静かだと思えば 『サライ』の鎌倉特集を読んで居た。 「どこか良い所、知って居るか?」 …
|本| ぼく:ニュー・ヘイヴンでブラック・パンサーの行進があるんだ。町ごと焼き尽くしてやるぜ。パパ:お前ら乞食どもはみんなまとめて、死ぬまで閉じ込めときゃいいんだ。ぼく:政治をまるごとぶっつぶすつもりさ。共産主義になって、ロシアから指令を受け…
|日々| 朝、狭い部屋の中で 掃除機をかけて居ると、何だか 同じところを、ぐるぐる廻って居るだけ のよな気がしてくる。 全ての窓を開放し、未だ 冷ややかさを幾らか残す、 朝の空気を通すと、私を暫し捕らえた、 ぼんやり取りとめの無いものは、 いつの間に…
|日々| |音| 晴れたり曇ったり。 近頃の天気の忙しさに比べたら、 今日一日の、全く暇なことよ。まぁ、 連休翌週の日曜なんて、こんなものさ。と 窓硝子をきゅっきゅと磨き、 草花の手入れなどする。 恐ろしく単調な日々の中に、ふっと 顔を覗かせる、ささや…
|縷々| |音| 時折訪れる、ひやりとした五月の表層が、 そっと傍らに寄り添う、午後の或る瞬間。 雨降りの土曜日の持つ、緑色した憂鬱は 決して、深刻な類のものなんかじゃない。 ただの独り善がり。ただの気分。 朴杖ついて、もの想いに耽ったとしても、 そ…
|日々| 雨降りに加え、寒々とした一日は、 休日と休日の間に挟まれた、 不運な曜日の持つ、何処か捕らえどころの無い ざらりとした手触りの、余韻だけを残す。 昨日、取り替えたばかりのカーテンが、 今夜の寒さには、ひどく気の毒に思え、 虚ろな気配にふと…