双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

わがセルロイドの残虐行為

|本|

ぼく:ニュー・ヘイヴンでブラック・パンサーの行進があるんだ。町ごと焼き尽くしてやるぜ。

パパ:お前ら乞食どもはみんなまとめて、死ぬまで閉じ込めときゃいいんだ。

ぼく:政治をまるごとぶっつぶすつもりさ。共産主義になって、ロシアから指令を受けるんだ。

パパ:(体を震わす)共産国じゃあ、泥棒は手を切られるんだぞ!この国もそうなればいいんだ!暴動してる奴もみんな射殺だ!


ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法

ジョン・ウォーターズの悪趣味映画作法


絶版となってしまった『クラック・ポット』
と並んで、我が密かなる愛読書の中の、一冊。
今や、ドリームランドの同志たちは、
その殆どが、この世を去った。
しかしながら、残された者たちの
数十年来変わらぬ、友情と絆は固く、
今なお”元”はみ出し者たる、その
不良信条は脈々と、彼等の中に流れて居る。
「親の顔が見たい」の章における、
ウォーターズ父子の、会話のくだりは、
毎回読む度に、何とも心が温まる(笑)。


嗚呼。青春とは、かくも強暴なる狂気の沙汰よ。

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