双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2018-01-01から1年間の記事一覧

御挨拶

|雑記| 恒例の墓参りの後、小僧先生*1を筆頭に 弟の舎弟先生、妹のお嬢先生らを連れ、電車に乗って隣町へ。 甲斐性無しの伯母ちゃまが、年に一度か二度。 甲斐性の無いなりに、伯母ちゃまらしい計らいをと 考えてのこと…かどうかは知らないけれども(笑)、 是…

きちり 清々

|縷々| 本日、仕事を納める。 年の瀬の佇まいの年々薄れゆく中、 いつにも増して、その世相を苦く感じながら。 けれども、せめて己の身の回りだけは、 決してそうならぬよしたいもの、と思う。 只、仕舞い方や支度、心得みたいなものを、 雑に扱わずに。大仰…

窓を拭いたら

|日々| |音| 乾いた空気に、晴れ渡った冬の空。 ただひとつ足りぬのは、きんと冴えた冷たい風。 しかしながら、窓拭きには絶好の天気である。 水を張ったバケツと脚立、窓拭き用具一式を持ち出して、 えいっと腕捲り。一階を終えたら二階へ移り、 小一時間ほ…

師走随想

|縷々| ここのところ燻って居た、モヤモヤやイガイガ。 何のことは無い。毎度お馴染みの不躾だとか、 齟齬だとか、失望だとか、苛立ち、そんなもの。 それがどうしたことだろ。師走も残り僅かの 今の頃となって、ひとつ、ふたつ、みっつ。 まるでご褒美みた…

独りと独り

|音| ビル・エヴァンスの音は冬の音、と思う。 外気がひんやりと冷えてきて、手にしたカップに触れる指先が 少しの間を置いてから、じんわりと温まってくるよな季節。 そんな冬の静かの中に、冴え冴えとして、けれどもやわらかで。 ストーヴの前で、独り。編…

間抜けの年季

|雑記| 先月末で一段落した筈だったのも、束の間。 何だかんだ、再び私事でワサワサバタバタと、 相変わらず気忙しい日々が続き、もう今度こそ。 今度こそ本当に終わり!もう、本当に終わり! 是でようやく師走の支度へと取り掛かれよう。 早速と、刷り終え…

編み物賛歌

|手仕事| 『編みものともだち』より「アランロングカーディガン 二号」仕上がる。 以前に編んだカーディガン(詳細は→◆参照されたし)の色違えで、毛糸自体は当時買い求めてあったもの。 腱鞘炎を患って編み針を持てぬまま昨冬を見送り、いよいよこの秋に満を…

さよなら十一月

|日々| 先週末で秋の狂騒が去り、不躾不作法の輩から解放され、 ようやっと平穏を取り戻した…かと思いきや、実に 今週も未だ残党に振り回される始末なのであった。 やれやれ。参ったね。 この殺伐沙汰の中にも、書きたい筈の日々の出来事は ささやかながら在…

七年

|猫随想| 毎年巡ってくる、アーロンの命日。 慌ただしいまま、ちいともしみじみできずに一日が過ぎ、 いい加減すっかり暗くなってから、ようやっとしみじみする。 店を仕舞う前にお線香つけて、珈琲淹れて、遺影と差し向かい。 やれやれ、命日はいつもこんな…

十一月は行方不明

|日々| 秋の怒涛は毎年のことではあるけれど、何故今年は いつにも増して、こんなにも白目ばかりひん剥き、 こんなにもエコエコで、こんなにも疲弊して居るのか? 通常なら三人体制であるところを、と或る事情により 一名を欠き、二人体制で是にあたって居る…

由無し事

|戯言| 土日と怒涛の幕開けを終え、白目のまま放心して帰宅の後、 只ぼんやりとして暫し風呂に浸かり、虚脱状態から生還。 寝巻に着替え、ようやっと人心地ついたところで、 深夜。銀魂を観ながらポテコを食べて居る。 否、ポテコを食べながら銀魂を観て居る…

秋だけど

|戯言| ぼちぼち、的外れな問い合わせの電話を受けることが増え、 その的外れ具合と不躾なもの云いを耳にする度に、 嗚呼…今年もまた魔の一か月がやって来たよ、と気が重い。 折角の秋なのだけれども、是が在るばかりに秋を愉しめぬ。 今週末から暫くは、白…

編み物再開

|日々| 腱鞘炎と関節炎を患って以来、丸一冬。 大好きな編み物を休んで居たのであるが、いよいよ。 もう大丈夫であろう、と久々に編み針を手に取った。 深赤の毛糸で編む、模様編みのカーディガンは、 以前に辛子色で編んだのと同じデザインである。 軽快な…

思うところ

|雑記| |若旦那| 「猫の下部尿路疾患の殆どは、普段のフードが原因である。従って今後はずっと、病院処方の専用療法食だけを与えるべし」 とは犬猫の泌尿器疾患治療の際に、必ずと云って良いほど聞くフレーズだが、多少の差異こそ在れ、何処の動物病院でも同…

新居内見

|雑記| 未だ色々と調整、訂正が必要ではあるが、こつこつと進めて居った移転先の新居の設えが粗方済んだので、塩梅を確認するため長屋の記事をインポートしてみた。引っ越しは先の話であるけれど、一先ずの内見。 大家さんとしては最新設備の、今様のスタイ…

若旦那、回復する

|若旦那| 一昨日の通院の際の尿検査では、結晶粒は検出されず、他も異常無し。エコー検査でも異常無し。以降は病院処方の療法食を与えて様子を見ながら、何かおかしなことが在ればすみやかに来院するように。又、投薬は処方した日数分を飲ませて終了とのこと…

若旦那の場合

|若旦那| この度の若旦那のお小水問題は、ほぼ四年前と同じ。膀胱内のストルバイト結晶粒同士がくっついて、小さな塊となったものが、尿道の途中で閉塞を起こして居た。カテーテルによる結晶の除去と膀胱洗浄、静脈点滴などを処置され、一晩入院の後、六日分…

台風の接近とお小水問題

|若旦那| 超大型台風がじわじわと接近する、日曜の朝。 若旦那が、何やら苦虫を噛み潰したよな顔して、 猫厠と茶の間を行き来し、股をしきりに舐めて居た。 すわ、四年前の事変(◆)が頭脳に蘇る。 こりゃ大変だ!お小水が詰まったに相違ない! 生憎、日曜のお…

秋の八方塞がりと散髪

|雑記| 午後。一段落した仕事の合間に散髪へゆく。 何だかんだと都合がつかずに、ずるずるずると 三か月も放ってしまった己自身が悪いのだが、 前回うんと短くして貰ったのが、実のところ あまりしっくりと来なくて、仕方が無いので一先ずは 伸ばしてから何…

九月雑感

|雑記| 件の引っ越しに向けての準備に四苦八苦。 十四年分の雑多ガラクタの類を片付けたり、 移転先の下地を整えたりに、二週間ほど要す。 まあ大方の検討こそついては居たが、 あちらとこちらの勝手の違いは予想以上。 只そのまま荷物ごと居を移れば良い、 …

センチメンタル青春ノイローゼ

|音| |縷々| 先月末に知った”ジェリーTeenage Fanclub脱退”の報。日の経つ毎にじわじわとボディブローのよに効いてきて、当初は強烈な一撃のお陰で良い塩梅に思考回路が麻痺して居たのが、次第に冷静になるに連れ、ジェリー喪失と云う受け入れ難い現実が重く…

長屋よ、さらば

|徒然| 落雷ごときで身辺慌しく青息吐息のところへ、 はてなの大家さんより届いた、一通の封書。 実に。遂に。 はてな地区再開発に伴う長屋横丁の取り壊しが 正式に決定した旨を知らせる通知であった。 立ち退きへの圧力みたいなものは、ここ数年 じわじわと…

雷と貧乏性のワルツ

|戯言| こないだの夕方に、所謂ゲリラ豪雨と云うやつがドバーっとやって来て、ついでにどえらく派手な雷もやって来て「うわうわわ〜」となって居たら、ピカーっと一閃。ドカーンと近くの何処かへ落っこちた、と同時に一帯が停電。雨は続かずに程無く止んだも…

残暑、戻る

|若旦那| |忍び| 案の定、残暑が舞い戻り 何処も彼処も暑くてかなわない。 あんまり暑いと、機嫌が悪くなる坊ちゃんらではありますが、 主のお世話の甲斐か、否か。 幸い食欲も落ちることなく*1、健やかにやっとります。 食欲、落ちないねぇ(笑)。 +++ 折…

夏の残り

|雑記| お盆が終わった途端に、風も空も、秋。 たった一夜にして、こうも見事に入れ替わるものかしら。 尤も。数日後にはまた、元に戻ってしまうみたいだから、 この手のペテンに、ほいほい惑わされてはいけない。 今年は母方の祖母の新盆だったので、二日ほ…

なりたくない

|本| |縷々| 銭湯の女神作者: 星野博美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る 私たちは確かに物質的に豊かになり、いろんな道具を手にした。道具は私たちの生活を便利にし、…

七月随想

|雑記| 毎日が”高温注意!”と云う異常事態である。 尋常に無い暑さで、拙宅の冷房も異例の連日稼働。 まるで日照りのよな日々がだらだらと続き、 最後に降ったのはいつだったかしら、と 営業日誌の天気の欄を遡ってみたら、 もう二十日以上も雨が降って居な…

夏の御挨拶

|雑記| 暑中お見舞い申し上げます。 七月に入って以来、暑い日が続いて居りますが、 長屋の皆様は、如何お過ごしでしょうか。 日本のみならず、世界各地で異常気象が続き、 今に四季らしい四季など、消えてしまうのではなかろか。 などと、ひとり。ぬるい麦…

褒美

|雑記| ここのところ、色んなことで気が塞いで居たのだが、 真面目に生きてりゃ、ちゃんと褒美が在るものだ。 ■少し前にスカパーから、長年視聴して居た『欧州サッカーセット』がこの夏で無くなり、それに代わるセットの内容は、今までのものから大きく変わ…

六月随想

|縷々| ぽっと出来た休みに散髪へ行き、うんと短く切って貰った。 切った後で、やっぱり短過ぎたな、とも思ったけれど、 まあ良い。是で少しは気が晴れ軽くなるだろか。 閉塞感と云うのか、手詰まりと云うのか。 日々は相変わらず進んで居て、特に変化も無く…

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