双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

若旦那、回復する

|若旦那|


一昨日の通院の際の尿検査では、結晶粒は検出されず、他も異常無し。エコー検査でも異常無し。以降は病院処方の療法食を与えて様子を見ながら、何かおかしなことが在ればすみやかに来院するように。又、投薬は処方した日数分を飲ませて終了とのこと。
療法食だろうが何だろうが飯は飯、とばかり食欲は変わらず旺盛だのに、たった一泊でも入院が効いたか。若旦那の目方は300g減って居た(笑)。そうこうして、お小水事変から約一週間が経過し、投薬も終了。さすがに初めの二日ほどは、排尿時に調子の芳しからぬ様子は見て取れたが、三日目辺りから頻回だった排尿回数が徐々に減り、少量だった尿量は徐々に増え、現在は正常時とほぼ変わらぬ風で、順調に回復して居ると云って宜しいかと思う。



帰宅後暫くは心細かったのか、忍びちゃん(やや迷惑気味)の昼寝場へ無理くり侵入する若旦那。


退院後の二日間、処方された薬を与えながら様子を見て居たのだが、排尿はあるもののなかなかスムースにゆかず、又、若旦那自身も違和感を感じて居る風であった。一旦は前回同様に、漢方薬でのサポートを検討したのだけれど、手元に薬草チンキが豊富に在るのだし、折角身に着けた知識を生かさぬ手はなかろう、と。そこで泌尿器の炎症を治め保護する薬草を数種に、ダメージを受けたであろう腎臓と肝臓を回復させる薬草も数種加え、是らのチンキ剤を調合して拵えたものを与えてみることに。一日二回空腹時、濃い目に淹れたネトルティーと共に服用させたところ、目に見えて排尿がスムースとなり、若旦那もそれが快適なのであろう。排尿時の顔つきが全く違う(笑)。実に素早い反応で一寸驚いた。お医者から処方された薬との相乗効果も在ったのだろうが、投薬による臓器への負担も同時にできて一石二鳥。暫くの間、薬草チンキ剤は少しシンプルにした調合で続けたい。


因みに、この一年来の若旦那の食餌は良質で実に健やかな内容であった。適タンパク&適ミネラル、成分的に大きな偏りの出ぬようバランスに配慮。健康を保ったり増進させることは在っても、損なうよなことは決して無い、と云う確信が在るし、ご飯は朝と夕の一日二回とし、おやつ*1にしても午後の遊び時間の際に、ほんの少しだけ、などと生活習慣についてもきちんと管理し、気を配って居る。現にお小水事変前までの若旦那の健康状態は、常にすこぶる良好で、お目目キラキラ。毛並みはつやつやふわふわ。口内環境も宜しく、肝心のお小水もジョジョジョー。定期的に行う自宅でのphチェック*2でも全く健康な尿であった。この極めて健康的な生活の何処に、果たして非が在ると仰るか(笑)。
只ひとつ惜しむらくは、ふた月程前にphのロール紙チェッカーを切らして居たにも拘わらず、ここのところずっと尿の状態が安定して居たため、すっかり安心して、購入を先延ばしにしたままであったこと。そしてもうひとつ。三つある猫厠の内、若旦那気に入りの”厠A”に、猫砂が僅かとなって居たのだが、近く砂を総入れ替えする予定だったので、継ぎ足さずに数日そのままにしてしまったこと。其処へ件の騒音問題が加わったことで、若旦那を取り巻く環境は一気に悪化…。嗚呼。全くこうしたときと云うのは、ほんの些事でさえも不運に働くものなのだ。
それからは、坂を転がる雪だるまのよに、次々と様々なマイナス要素が加わって膨らんで、最終的に尿道を詰まらせるに至った、と私はそう考えて居る。何しろ、若旦那はストレスが泌尿器に出てしまう質である、と云うこと。絹ごし豆腐メンタルについては、生涯変わらぬものと思うので(笑)、今後のお世話へ付け加えるべきは、何か良からぬストレスを感じて居るよなときや、突発性膀胱炎など下部尿路疾患の発生し易い梅雨や寒い時期、季節の変わり目には、より泌尿器をケアする食餌内容に変えてみたり、薬草チンキ剤やティーなどを与えたり、厠など衛生面への気配りを怠らない…と云った更なる配慮と工夫であろうか。兎も角、今回のことは反省も含めて、また一つ勉強になった、と思うこととしたい。

*1:スナック的な商品ではなく、拙宅では低カロリー低脂肪で粒の大きめなナチュラルフードを、おやつとして与えて居る。

*2:専用のロール紙のチェッカーで、簡易式のものではあるが、或る程度の数値は把握できるし、自宅でも手軽に検査できる優れモノ。

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