双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

九月雑感

|雑記|

件の引っ越しに向けての準備に四苦八苦。
十四年分の雑多ガラクタの類を片付けたり、
移転先の下地を整えたりに、二週間ほど要す。
まあ大方の検討こそついては居たが、
あちらとこちらの勝手の違いは予想以上。
只そのまま荷物ごと居を移れば良い、
と云う単純な話では済まず、ちまちまと地道な、
面倒な作業ばかり。思いのほか大変だったもので、
ほとほとうんざりして、くたっとなって居たら、
何と、九月が終わろうとしているではないか。
と云うことは、じきに十月となる訳で、
と云うことは、即ち師走まであっと云う間なのだ。
毎年同じことを感じ、繰り返して居る気がする。


行いはちいとも捗らず、一向に遅々と進まぬのに、
時間ばかりが無情にも急ぎ足で過ぎてゆく。
年齢の所為とばかりも云えまいが、
そうでないとも云い切れまい。
そんな、僅かもぱっとせぬ九月であった。

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