双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

余白を頂戴

|徒然| |映画| 先頃発売の『暮しの手帖』に、最近の映画の予告編は、殆ど映画本編のダイジェスト版と化し、観る前から内容が過剰に説明されてしまって居る、と嘆くコラムを読んだ。今の若い人たちは”確実”に泣けるだとか感動できるだとかの”保証”が無ければ…

夏の坂道

|太極拳| 午後から、太極拳。 新品の上履き、お茶と手拭いをザックに入れて、 古森号を走らせる。暑くとも風は爽やか。 昼下がり、緩やかな下り坂の続く道は静かで、 風の中に蝉の声を聞きながら、想い出す。 ここいらには、幼い頃にほんの一時居たことが在…

歩く姿

|雑記| 人の歩く姿をしげしげ観察すると云うと、先ず、 背筋をピンと伸ばして、颯爽と歩く人は少ない。 未だ歳若いのに、べったらべったら歩く人。 格好は若作りでも、猫背に年齢の隠せぬ人。 ヒールの高い靴を履きながらも、膝が曲がって みっともない前の…

四十の手習い

|太極拳| 実にひょんな経緯から、市内で太極拳の教室が 開かれて居ると知ったのが、つい先週のこと。 場所はここからすぐの地区の集会所である。 太極拳にはずっと長いこと興味が在って、 数年前、近くに教室はないかと調べたところ、 隣町にひとつ、在るに…

夏の御挨拶

|雑記| 暑中お見舞い申し上げます。 長屋の皆様、如何お過しでしょうか。 こちら関東地方は、いつの間にやら梅雨が明けたそうで、 しかしながら梅雨明け早々に、威勢よく雨が降って居ります。 蓋を開ければ、やれ猛暑だ、やれ酷暑だと 相変わらず騒々しい夏…

ブラジャー猫の謎

|忍び| 早朝五時半頃。寝台の下からドタバタする音がして目が覚め、寝ぼけ眼で覗き込んだところ、忍びちゃんが何か布のよなものをタスキ様に体へ巻きつけ、無言のままぐにゃぐにゃと暴れて居た。朝っぱらから何なのよ...と寝台の下から引っ張り出してやると…

外壁準備

|小屋仕事| 暫し休んで居た小屋づくり再開に向けて、そろそろ腰を上げねばな...と休みの日に、外壁に使う杉板の相談のため材木屋へ。こちらは今までの材料を調達して居た所*1とは又別の所で、我が家とは云十年来の良く知った間柄。外国産や既に他所で加工さ…

由無し事

|戯言| ■子供の頃から「冥王星」と聞くと、底知れぬ戦慄を覚える*1。否、正確には、土星までなら大丈夫なのだが、そこから先が、どうにもおっかないのである。太陽系に属しながらも、其処は太陽の光の殆ど及ばぬ、遠い暗い闇の世界である。 ■マララさんのよ…

暗殺の森

|映画| イマジカBSにて、ベルナルド・ベルトルッチ監督『暗殺の森』*1 ベルトルッチ、若干二十九歳の傑作である。暗殺の森 [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2012/06/23メディア: DVDこの商品を含むブログ (7件) を見る嗚呼。この映画が素晴らしい…

無為是猫也

|若旦那| 朝からこの調子である。 ええ。 何も云いますまい。

弁当と金田一

|暮らし| 金曜日のサラメシ。 佃煮海苔御飯、梅干、胡瓜のナムル、豚肉のサルサソース、煮玉子、いんげんの生姜炒め。 |映画| 昨夜、録画してあった市川崑監督『獄門島』を観る。 若かりし大原麗子の意志の強い清楚な美しさや、 たとい下女役であっても美貌…

黒檀色の小屋

|雑記| |小屋仕事| 疲れが溜まった所為か。癖になりつつある頚椎のズレから首が痛むので、午後に鍼灸院へ出掛けて施術を受ける。その帰り、鋸の替え刃を買いに叔父の所へ寄ったのだけれども、叔父から「前にウッドデッキ塗った余りで、一斗缶のキシラデコー…

小屋づくり 其の十六

|小屋仕事| 【火曜日】 屋根材を葺き終え、いよいよ屋根作業も、板金加工を伴う片棟包みの取り付けを残すのみ、となった。取り掛かるまで全く気乗りしなかったのだけれど、きれいに上手くやろうと考えるから気が重い訳で、どのみち素人なのだし、きれいに加…

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