双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

黒檀色の小屋

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疲れが溜まった所為か。癖になりつつある頚椎のズレから首が痛むので、午後に鍼灸院へ出掛けて施術を受ける。その帰り、鋸の替え刃を買いに叔父の所へ寄ったのだけれども、叔父から「前にウッドデッキ塗った余りで、一斗缶のキシラデコールが在るけど、外壁に使うか?使うんならやるぞ」との提案が。色は”エボニー”とのことで、所謂、黒檀色である。計画では、散々の思案の末『ガードラック ラテックス』と云う水性ステイン塗料の”チーク”でほぼ決定済み。仮に『キシラデコール』を頂戴するにしても、黒ってのは全く考えに無かった色だもので、ううむ......。
店に戻ってそんな話をしたところ、Aちゃんが云う。「良いと想うよ。だって黒い小屋なんて、何だかデレク・ジャーマンの”プロスペクト・コテージ”みたいじゃない?」
嗚呼、成る程。云われてみると、確かにそうかも知れないなぁ。考えたら『ガードラック ラテックス』は、水性だてらに優秀なだけあって塗料代も馬鹿にならぬし、ここは素直に叔父の申し出を受け、有難く頂戴しておくか*1。と云う訳で、ホビ小屋の外壁はチークからエボニーヘ変更と相成り候。外壁のイメエジがはっきりしたら、仕上がりの構想もぐぐぐと愉しくなって来たのであった。*2


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デレク・ジャーマンの終の棲家となった”Prospect Cottage”

そうか、この手が在ったか、と。最初は「うわ、黒なんて...」と想って居たのに、何とも現金なものである。アクセント色のイエローは黒とのコントラストが強くて、一寸尻込みなので(笑)、ホビ小屋の窓枠と化粧板には、同じ『キシラデコール』の程好く黄味がかった”ピニー”が丁度良さそう。


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先述の二種類の塗料を参考までに。

水性ステイン『ガードラック ラテックス』

こちらの”チーク”で決定済みだったのですが......

油性ステイン『キシラデコール』

の”エボニー”(左)と”ピニー”(右)ヘ変更。エボニーは叔父から一斗缶の余りを頂戴するとして、アクセント色のピニーについては、小さな容量のものを買い求めれば良いかな。

*1:『キシラデコール』は更に値の張る塗料なので、貰えることとなって正直助かります...。

*2:ちなみに外壁には杉板を使い、是を下見張りと云うシンプルな方法で貼る予定。

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