2012-01-01から1年間の記事一覧
|雑記| 大晦日が命日である母方の祖父へ墓参り。 松林を背にし、墓前に手を合わせた後、 食堂にて昼食。カキフライ定食を食す。 父は自ら打った蕎麦を親類筋へ配るため、 ひとり台所で黙々と蕎麦打ち。 もう随分と前から恒例となって居る。 天麩羅の担当は、…
|雑記| いつ頃からか。 年の瀬の、気忙しくも賑々しい空気を 肌で感じることが難しくなった気がする。 想えば昔は元旦に商いをする店なども、 一部を除けば殆ど無かったから、 年の瀬が近付くと、方々の店々を廻って 人寄せの準備や正月中の入用を済ませ、 …
|戯言| ■さしみ遊園の壊れた換気扇を、本日ようやく買い替えて取り付ける。放置も放置したり、凡そ二年越し。 ■折りしも世はキリストの誕生前夜であったが、換気扇を買い求めに行ったホームセンターでは、早くも店頭に正月飾りが山と並び、その下へ置かれた…
|映画| The Hobbit: An Unexpected Journey - Official Trailer 2 [HD]どうしても年内に観ておきたくて『ホビット 思いがけない冒険』を観に行って来た訳だが、是が実に愉快であった。LotRの持つ複雑さや重厚さ、底暗い悲壮感と比較すると、こちらは原作が児…
|雑記| 午後早いうちに、この年最後の散髪をすませてさっぱりした後、ホビンズ君は小一時間電車に揺られて『ホビット 思いがけない冒険』を観に行くことにしました。出かけるにはあまり良いとは言えない、寒いような寒くないような、雨雲のどんよりと広がる…
|手仕事| 何だかんだで結局三部作となった『ホビット』の公開が間近に迫り、ちょいと懐かしくなって、DVDは『旅の仲間』の製作ドキュメンタリなぞ観て居たところ、ホビット村の出来具合を確認に来たPJの、何やら色使いがかあいらしいニット帽に目がゆく。て…
|若旦那| |猫随想| 黄金色と緑色。 別々の、違った瞳。 けれど、眼差しの奥深くで、君たちは繋がって居る。 尻尾を持った、私の友だち。 若旦那ことピピンが拙宅にやって来て、本日で丸一年。想えば青天の霹靂から紆余曲折を経て、爺さんの旅立ちより、未だ…
|手仕事| 『冬の日の編みもの』より『モヘアのトリニティカーディガン』仕上がる。 小物製作を幾つか挟みながら、ちまちまと編み進めて居たカーディガン。モヘア使いと云うと、どうしてもガーリイ過多になりがちのものが多く、つい気後れして敬遠して居たの…
|雑記| 時折小雨のまじる、肌寒い曇り空の水曜日。 ひとしきりして落ち着いた遅い昼の頃、 駐車場に旧型の四輪駆動車が、一台。 あ。あの子だ。*1 ついこのあいだ、暫く見掛けないけれど、 どうして居るかな、って考えて居たばかり。 程無くして入って来た彼…
|モノ| 実家に未だしつけの掛かった丹前が在る、 と母が云うので、予てより考えて居た 綿入れ半纏の新調を見送り、一先ず そちらを有難く使わせて貰うこととした。 所謂ところの"褞袍(どてら)"である。 どうやら生前の祖母が随分と昔、 息子である父のために…
|定点観測| 爺さんことアーロンが逝った日から、 早いもので、丁度一年が経った。 一年前、小さな亡骸の旅立った空は、 今日、薄く曇って雨を降らせた。 一周忌を迎え、定点観測も是でお終い。 そんな日。 今年もTさん夫妻が訪ねて下さった。 素敵な手土産と…
|戯言| ■心の平穏とお金とを、秤へ掛けずに過ごせる日は、果たしていつになったらやって来るのだろか。 ■近頃『税務調査官・窓際太郎の事件簿』における麻生裕未の怪演が度々話題に上る。 ■飛行機の搭乗に遅れそうになり、慌てて手荷物検査を通過しようとし…
|散策| 冷たい北風と雨雲のうっすらと広がる中、 昼下がりの電車に乗って久しぶりの隣町。 一番後ろの車両に座ると、見習い中なのだろか。 男性車掌の隣に歳若い娘さん車掌の姿が。 拡張整備の終わった駅前は、がらんとして、 人々は足早に、皆上着の前を押…
|手仕事| |本| 三國女史の新刊『冬の日の編みもの』より『黒と白のカーディガン』仕上がる。 本を手にしたときから「表紙の是、編みたい!」と想ったのだ。袖は筒状、身頃も前後一緒に一枚で編んでゆく仕立て故、両端を接ぎ閉じる手間隙も無く、糸は二色のみで…
|雑記| 不精も不精。 散髪をかれこれ三月近くも放ってしまい、 鏡の中のもっさり冴えぬ顔付きに、 さすが是ではいけない、と美容院へ行く。 伸び放題の襟足を刈上げ、耳を出し、 久々すっきりさっぱりとなったら、 顔は明るく、同じ身なりもしゃんと見える。…
|若旦那| 拙宅の玄関を入ってすぐの所に在るコンパネ張りの板間は、雑多な納戸である。通称"さしみ"と呼ばれて居り、是は昔バンドの練習部屋として使って居た頃、防音のため、コンパネの上から適当な発砲スチロールを貼ってはどうか、との企てが持ち上がった…
|日々| 昼を過ぎた頃から空が急に翳り出すと、 地響きを起こす程の雷が轟くと同時に、 棚の上の食器たちが震えて音をたて、 雨に混じった雹が窓硝子を叩く。 それを境に空気は変わり、 頬を刺すよな冷たい風が、北からやって来た。 季節はずれの空模様と、宙…
|若旦那| |モノ| 先頃、若旦那に新たな胴輪を買い求めたのである。*1 別段、散歩がどうこうと云うのではない。所謂"もしものとき"の備えとして、やはり胴輪は在った方が宜しかろう、と。"もしものとき"なんてものは、できれば来ぬに越したことは無いのだけれ…
|戯言| ■あー調子狂うな。だから連休って苦手なのさ。 ■若旦那に「お座り」と「待て」を教えたところ、どうやら是を習得したらしい。さすが犬猫。ただし、おやつを貰うとき限定なので、その他のシチュエイションでは全く通用しない。 ■あまりの寒さに、いよいよ…
|日々| 先週辺りから、朝晩がぐっと冷え込み出して、 部屋の支度に少しずつ冬物が増えて、 夜具に毛布を一枚足して、 シーツをフランネルのと換えて、 毛糸のカーディガンを着た。 猫は先代を真似て押入れに入って、 やっぱり先代と同じ場所で丸く眠って、 …
|定点観測| 湿った風の中に、雨の匂い。 午後になって、ざあと冷たく降り出した。 お前を送ってから、もう十一も月を数えるのだね。 なんて早いのだろ。 じきに一年が経ってしまうだなんて。
|若旦那| |モノ| いつぞやの新たな猫円座購入の云い訳を、すっかり草臥れた上、近頃では若旦那のみっちりした肉体を収め切れず、尻だの足だのとはみ出る一方の”つぶれキノコ”へ見付けた末、遂に猫円座は遥々海を渡って届けられたのであるが、肝心の若旦那と…
|若旦那| 爺様亡き後に拵えた”おめかし用猫ケープ”(◆)。今やすっかり育った若旦那に丁度良い頃か、と是を試しにかぶせてみたところ、胴輪に関してはあれ程嫌がるのに、別段拒む訳でもなし。意外や、すんなりと従ってくれたもので些か拍子抜けするも、こいつ…
|本| 田舎暮らしの猫 トビー・ジャグと過ごした英国の四季作者: デニスオコナー,マクマーン智子出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2011/07/14メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 猫の冬支度用に、 フリース…
|日々| 逸れた台風の尻尾の名残りか、 朝からむわんと汗ばむよな陽気。 けれども午後に入って、 西の方から大きな雨雲が近付くと、 空が段々に暗くなる。程無く、大粒の雨。 幾度かの降ったり止んだりが続いて、 宵の頃には、いつの間にか終わって居た。 表…
|戯言| Yes, I'm mad about cats. Ja, Ich bin über Katzen verrückt. (つまり。差し当たって現時点では買う必要に無いと思われる新たな猫円座を買うための正当な理由を先週から延々と探して居る。)
|本| Coyote No.47 特集:今、野坂昭如出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2012/09/22メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (4件) を見る この夏『coyote』がひっそりと復刊へ動いて居たのを、 不精の所為で、発売も間…
|定点観測| 彼岸の後は、さめざめと雨降り。 たまには、楚々とした白い菊も良いでしょう。 窓の隙間から、冷えた北風が入り込む。 季節よ。早く入れ替われ。
|若旦那| そろそろ生後一年を迎えようかと云う頃になって、次々と困った行いの発覚する、ピピンの若旦那。今度は何事かと申せば、”サンダル齧り(及び、食い)”である。 以前より主の目を盗み、シリコンブラシの角を齧って、是を飲み込む。或いは、スニーカー…
|縷々| 連休からここ数日と云うもの、 お客から代金を貰って居るにも拘わらず、 いったい何なのだろか。この、 さながら搾取されて居るかのよな、苦い疲れ。 悪意無き、しかし、礼節無き人びとの持ち込む、 無自覚の、土足の、暴力。負の名残り。 そんな精神…