双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

迷走階段誰かが登る

|日々| |音| 暦がじき、変わろうとして居る夜。 表では、突風が騒ぎ出す。 気配を感じて居るのだろか。 師走の気忙しさは、もう間も無くして 訪れることだろう。けれども 一年を振り返るには、まだ気が早い。 何を想い煩うでもないけれど、 この、云う術無き…

愉快かなガラクタ漁りの日曜日

|市| 毎月恒例の、骨董市詣で。今朝はうっかりと寝過ごし、 いつもよか三十分程遅れての、到着。と或る気の良い 店主より、先月頼んでおいたインク壷を受け取ると、 いつも覗く店々に顔を出しつつ、物色開始。 ここ数ヶ月と云うもの、紙モノにすっかりどっぷ…

日の暮れて僅かばかりの感傷は訪れ

|雑記| |本| 何が足りないだとか、 何が必要だとか、 そう云う訳では、無いのだけれど、 常に心に感じる、小さな空洞。 これを、埋める必要は 果たして、あるのだろか。 それとも、そのよな必要など 無いのだろか・・・。 ふん。季節のもたらす 一時の感傷か。 …

空がおちてくる

|縷々| |音| 時間を持て余すよな日は、 いつも同じ事ばかりが、遣る瀬無く 心の枯野を、駆け巡る。 時たま訪れるのは、分かち合えぬ人々と 私の提供するものとの間、哀しいかな 永久に横たわる、平行線の温度差。 私とて、馬鹿では無い。 はなから、分かって…

さすらへどさすらへど

|日々| |音| 窓から見える山の木の、所々が ほんのりと色づいてきて居る。 皆の眠りに就いて居る間、 葉脈の中の糖分が、人知れず 変化を及ぼして居る様子など、 ふと、思い浮べたりする。 午後の西日が差し込んで、店内を やわらかな色で、包む頃 ようやく…

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