双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2023-01-01から1年間の記事一覧

年末滑り込み園芸日誌

|庭仕事| |日々| パーライト、籾殻燻炭、バーク堆肥にリンカリ肥。 切らした園芸資材を買い足してきて、大急ぎで鉢バラの冬支度に取り掛かる。 本来であれば、用土を予め拵えておいてから土替えするのだけれど、 やれやれ。今年は用土を拵えながらの土替え作…

十二月雑感

|雑記| いやはや。もうこんな時期、である。十二月に入った途端、叔母の連れ合いの急死だの、叔父が救急車で運ばれるだの。 自身においては、やれ金策に必要な書類の作成だ、提出だ、え?訂正? でもって訂正して確認して再提出だ。バタバタ、アタフタ、あっ…

十一月雑感

|雑記| ご褒美。そんな言葉がふと浮かんだ、十一月の終いであった。覚悟して臨んだ今年の月間だったが、いざ蓋を開けてみたら、エコエコだの白目だのと、いつものよな怒涛に振り回されることも無く、わさわさとしながらも不思議と気持ちの良い忙しさの中で月…

猫神様十二周年

|猫随想| 十一月二十三日。 毎年爺様の命日は白目月間真っ只中なので、 大概は無情の慌ただしさに忙殺されて一日を終え、 泥のよな疲労の後で、ようやっとしみじみするものなのだが、 今年は実に、エコエコ白目のうんざりな狂騒とは無縁の、 ひょいっと与え…

恒例

|雑記| すったもんだであたふたする内に、いつの間にやら十一月。 毎年恒例の白目月間が、今年もまた始まった。 この時期に夏日、と云う異常気象で色づきが遅れて居るため、 今のところは未だ未だ序の序の口、の感ではあるけれども、 まぁ結局、何をどうした…

お嬢の帰還

|猫随想| お嬢の失踪から進展無きまま丸十日が過ぎ、十一日目を迎えた、日曜日の朝のことであった。午前九時ニ十分、店開けの準備をして居るところへ、一本の電話が。お嬢がいつもお世話になって居るOさん宅からで、お嬢は戻って居るか?との電話であった。 …

よくぞ御無事で

|雑記| 本日朝。お嬢が無事戻って参りましたので、 詳細は後程に、取り急ぎ長屋のご近所様方へお知らせ致します。 あー、ホッとしたらお腹すいたー。久々にぐっすり眠れるー。

続・お嬢の失踪

|猫随想| お外っ子お嬢の失踪から、何ら手掛かりの得られぬままに一週間が経過した。この間、日々の捜索は勿論、聞き込みや声掛けをし、近隣の店舗にチラシを貼って貰い、役所に届け出るなど、出来る限りの手を尽くして情報を待って居る。失踪前後の防犯カメ…

お嬢の失踪

|猫随想| もう丸三日も、お外っ子お嬢の行方が知れない。 水曜の晩、店を閉める頃には寝箱の上に居て、 おやつをあげておやすみを云い、店を閉めた。 翌朝、九時過ぎに出勤してきた頃には姿が無かったが、 いつものことなので、そのまま支度をして店を開け、…

秋に耳澄ます

|散輪| あまりの暑さに怖気づき、ちいとも自転車に乗らぬ夏であった。丸ふた月も乗らずに居たのでリハビリがてら、山の食堂まで山の道を走ろうと思い立つ。片道約14キロの道のり。 久々の坂道にゼーハー云い云い進めば、こないだの集中豪雨の爪痕が至る所に…

独り言つ

|雑記| 辛うじて一先ずどうにかこうにか九月を乗り切れたか。 相変わらず解決はして居ないのだが、何とか目途は立ちそうだ。 重たさ、しんどさに押しつぶされそうになる中でも、 ふと良い風の吹くこと、良い流れのやってくることが在って、 ほんのちょっとだ…

何もなかったわけじゃないけれど

|雑記| ここひと月の間は、たちの悪い双六の中に居るよな感じだった。 ようやっと進んだー!と喜んだ矢先、引きずり戻らされ。 一喜一憂。一進一退、否。一歩進んで二歩、どころか何歩も下がり。 もがもが、じたばた。そんなこんなするうちに暦は九月を迎え…

お盆の支度

|雑記| 父が畑で採って来た夏野菜の中に混じって居た、小粒ちゃんたち。 ちいちゃな茄子とちいちゃなピーマン。ころころとかあいいので、 爺様のお馬にお誂え向きかしら、と塩梅見ながら楊枝の足付けて、 涼しげな硝子の器にほおずき盛って、お盆のお迎えの…

継続の力

|雑記| 先月の初めに丸二年ぶりで受診した健康診断の結果が届いた。 前回、前々回は都合が悪くなって受けられなかったのだが、 思えば筋トレやチャリに取り組み始めたのが、丁度二年前。 従って今回の健康診断の結果は、まさしくその取り組みの成果が 数値と…

夏の御挨拶

|雑記| 暑中お見舞い申し上げます。ニュースの気象情報やら新聞やら。 兎にも角にも何処も彼処も、口を開けばやれ 「猛烈」だの「非常に危険」だの「命にかかわる」だの。 物騒も物騒、とても季節の様子を表すものの云い方とは思えず、 この夏の奴めときたら…

眉を描いたら

|雑記| |モノ| 月曜の休みに抽斗の中の化粧品を整理した。平素より殆ど化粧を施さぬ人間であるから「整理した」と云ったところで大した数でも無かったのだけれども、何れも購入してから三年~五年が経過し、半分も使わずに放置されたものばかりで、何やら勿…

もがもがとかじたばたとか

|雑記| もがもがじたばたとして六月が過ぎ、そうして七月となった。 七月となっても、未だ同じよにもがもがじたばたやって居る。 梅雨だと云うのに、既にいっぱしの真夏のよな無情の日も在り、 ただでなくとも気抜けたところへ、更なる気抜けを乗せてゆく。…

小さなお家

|庭仕事| ハニーサックルの枝を少し整理するつもりで、何気無く葉をかき分けたら、不思議な物体がいきなり目に飛び込んできた。見慣れぬものだったので、理解するのに数秒程思考が止まったよになって、そうしてはたと我に返って引き返し、辞典を引っ張り出し…

白じゃないのが欲しいのだ

|着物| |手仕事| 梅雨に入る前に、と押入れの奥のガラクタを整理して居たら、大昔に買い求めてあった未開封のダイロンの染め粉が出てきた。あー、確か何色か買ってTシャツ染めたんだったなぁ。もう四半世紀程も前のことである。コールドタイプので色はタータ…

健やかお嬢さん

|庭仕事| トレジャー・トローヴが満開。 毎年毎年、房になった小さな蕾がつき始めると、何処からともなくやって来たバラゾウムシに生き血を吸われ(笑)、あっと云う間にぽろぽろと落下。僅かに残った子らを除き、まともな開花の姿を殆ど見ることなく、その後…

五十路の着物

|着物| |雑記| 着物を着始めたのは二十代も末の頃で、その頃に好んで着たのは (頂き物やお下がりの着物以外では) もっぱら骨董市で買い求めた銘仙やお召であった。途中着物を休んだ時期も在ったが、五十肩が治って以降のここ数年は、後ろ手での帯結びも復活…

Rose di Maggio

|雑記| |庭仕事| 五月のバラたちが咲いたので、少し切ってきて窓辺へ。 マダム・アルフレッド・キャリエール、ヴィックス・カプリス、マダム・ピエール・オジェ。昨年は異常気象や天候不順の続いた所為もあって*1、まったく上手く咲かせてあげられずに気の毒…

風を待つ

|散輪| ようやっと良い風が出て来て舟が進み始めたなぁ、と安堵して居たら、四月に入った途端に、ぱたり。風は止み、まったくのベタ凪となってしまった。かと云って、やみくもに漕いで進もうとすれば、方向を失って彷徨うばかりか、体力も消耗するばかり。即…

新緑へ向かって

|散輪| 実に三か月ぶりの散輪は、昼ごはんを食べに山の食堂へ。 そこから腹ごなしにちょっと先まで走って帰って来た次第。猫らのお世話と掃除を済ませて、十一時半頃に出立。相棒は勿論グワイヒア号、久々の散輪にして久々の山の道である。途中目にした田ん…

Requiescat in pace

|縷々| |音| 死の気配に包まれて居た人の訃報は、突然の不意の訃報よりも、重たい。 重たいけれど「遂にその時が来てしまったのだな」と、 遠からず訪れるのだと云う、確かな予感みたいなものに先導されて、 思いの外、動揺せずに事実を受け入れられるよな気…

三月雑感

|雑記| じくじくとした重たい気持ちのまま冬を越し、 もがきと呆然と脱力らが交錯する中に春を迎え、 分厚い覆いを脱ぎ去ったところで、ようやっと息を吹き返す。 僅かな希望の、ほんの小さな光の粒が見えた気がして、 この先に続く道が確かなのかどうかは分…

始動前

|日々| 今朝。 集積所へゴミを出して戻る道に、ふと山景色へ目をやれば、 ぼんやりと点在する淡い山桜の小島が浮かんで見えた。 そうか。もう山の桜が咲き始めたか。 私の花粉の煩わしさは、毎年丁度そんな時期と入れ替わりで しゅうと空気の抜けるよにして…

春の音

|音| 景色がぼーっと霞んだよな、白昼夢の中に居るよな、 この世のものじゃないよな、弛緩してふわふわした心地。春。ぼんやりして、ひずんで、境界があいまいで、正体の無い季節。 そんな季節の、春の音だなあ。Vignetting the Compostアーティスト:BibioMu…

春の暴挙

|雑記| 早朝にざあと雨が降って止み、程無く空気が妙に暖かくなった。 暦も三月だ。いよいよ春となるか。 店へ出て、開店の支度をしながら、ふと窓の外を見やると、 南の方へ山全体を広く覆う格好で、春霞がかかって居る。 春霞……否、違う。一見似た風だが、…

見守りと薄情の間

|雑記| つい先日、ものの云い方が矢鱈と好戦的な人と話した。 元々はそんな人では無いから、恐らくは何処かで妙な影響を受けたのだろ。 自らの発言と行動が噛み合わぬ矛盾には、気付いて居るのかしら。 こちらの話など殆ど上の空である。やれやれ。何だか気…

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