双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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私とナイフと赤っ恥

|モノ| |市| 私は日頃からナイフを持ち歩いて居るよな女である。*1 などと書くと、然も暗がりに身を潜めては、夜な夜な通行人を脅して金品を狙うだとか、酒場の安喧嘩をおっぱじめては、懐から無闇に取り出す物騒な輩を想い浮かべる方も居られようが、無論、そんな訳は無い。ナイフとは云っても、折畳み式の小さなもので、果物をむいたり、紐などを切ったり、テープを剥がしたり、封の硬い袋を開けたりと、是が出先で何かと役に立つものである。ところが先月、愛用して居た品を自らの不注意で紛失してしまい…

さよならの日曜日

|市| おおよそ二ヶ月ぶり、でしょうか。早起きした本日。 W杯はアルゼンチンの気になる勝敗は、延長戦前半も半ばに 後ろ髪引かれつつ、恒例の市へと久々出掛けて参りました。 この節、朝も七時となればすっかり明るく、自然と気も 清々するものです。さてさて『社長と専務の店』は…。 到着早々、件の店へと向いますが、どうも怪しい。 あ!定位置が空いて居る!ちぇっ。また、休まれたのかい。 心のメーターが、一気に半分まで落ち込む。投げやり気分で 店店の間をぶらついて、良く覗く店まで来ると、 …

銭がなけりゃ日曜日は自転車に乗ってコーヒーブルース

|市| 本日、早起きの理由は何ぞや。そう。 二ヶ月お休みしてしまった、件の骨董市へと馳せ参じて参りました。 途中を、雨に見舞われはしたものの、現地に着けば薄曇り程度。 はやる気持ちを顔に出し(笑)、小走りに市へと足を踏み入れる。 が、どうも様子がおかしい。お客の数の少ない事も、さる事ながら 所々、出店が歯抜けになって居り。聞けばどうやら、日を同じくして 都内は上野界隈にて、骨董市が催されて居るのだとかで、県外より やって来る、買い付けの業者に加え、出店業者の幾つかもそちらへ …

早朝の人間模様にカオスの渦

|市| さて。毎月恒例、お楽しみ骨董市。 今月の参加は私とT君の二名のみ。いつもよか一時間 遅めの出発と相成る。到着してまずは、二個で八十円の コロッケを食べ食べ、のらりくらりと一廻り。 馴染みの古着物屋にて、羽織とお召を買い求める。 おばさん、案の定値切りなどせずとも、半値にしてくれた。 しかし、そんなこんなして居る間も、私の頭の中の大部分を 占領し続ける、或る、たった一つの事柄よ・・・。そう。 「社長と専務の店」である。少し離れた場所より、こっそり ちらりと盗み見るかの如…

愉快かなガラクタ漁りの日曜日

|市| 毎月恒例の、骨董市詣で。今朝はうっかりと寝過ごし、 いつもよか三十分程遅れての、到着。と或る気の良い 店主より、先月頼んでおいたインク壷を受け取ると、 いつも覗く店々に顔を出しつつ、物色開始。 ここ数ヶ月と云うもの、紙モノにすっかりどっぷり はまってしまい、故に自然、目は紙モノへと吸い寄せられ・・・。 先月、最後に立ち寄った運命の(?)店は、今月も せっせと出店。互いを「社長」「専務」*1と呼び合う 店主と、手伝いの眼鏡青年。店主の装いは、前回同様、 黒い毛織のマント…

趣味の奈落は底が無く

|市| 今月もまた、件の骨董市へと馳せ参じて参りました。 起床前に凄まじき雷雨となったものの、出立の時刻には 塵を払ったかのよな清々しい秋晴れに。面子は先月同様。 到着するや、早速おやきなど食べ食べ出店を物色。 馴染みの業者に混じって、新顔の店もちらほらと。 T君を連れていつもの如く、ぱっぱと小物の類を潔く購入 しつつ、新顔の並ぶ辺りをつらつら眺めて居ったところ、 何やら只ならぬ空気を醸す、と或る店舗の前で足が止まる。 「それいゆ」を始め、中原淳一の切抜きやらしおりやらが、 …

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