双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

|市| の検索結果:

十一月の馬鹿

|戯言| 耐えること、ぐっと飲み込むことばかりの日々である。コロナ禍の今年、市の観光課が「紅葉見物客向けの接待をしない」と決定。 久々に静かな秋になるか、と安堵するも、甘い。結局来るものは勝手に来てしまい、 管理する者が居ないだけに、かえって周辺が無法地帯と化してしまっていると云う、 いっそ笑っちゃいたいくらいだが、全く笑うに笑えぬ、何ともカオスな事実。*1 現に平日土日関係なしで、危機意識の薄い若者のグループを中心に、 同じく危機意識の薄い中高年などもそこへ加わり、我々の店…

フォルゴーレ号、フォルゴーレ号になる。の巻

|モノ| 先ずはこちら『飛行艇時代』の中の一頁。 トリコローレに塗装されたサボイアの方向舵に、ポルコの故郷であるジェノヴァ市章があしらってある (左上の画) 。従って、拙フォルゴーレ号も本家に倣うべくステッカー貼りを目論んだ、と云う訳なのであった。イヒヒヒヒ…。 ◆◆◆ でもってね、『フォルゴーレ号』にステッカーを貼ったYO! 【左】正面のロゴ上に、トリコローレとジェノヴァ市章をぺたりんこ。 【右】ボディ側面にはイタリア海軍の紋章。是は何と云うか、まぁ個人的な好みで、ね。 イ…

遥々気の遠のく

|日々| これだけ国中が戦々恐々する中へ在って、 どうだ。この辺りの人々の、この緊張感の希薄さは。 マスクも着けずに付近をフラフラするオヤジ。 子連れで買い物帰りの母親らは、超近距離井戸端でガハハ。 更には、県内他市から来たと思しき、暢気過ぎる一見客が、 休業の貼り紙を見て、大層不満気に車を引き返してゆく。はぁ~、やれやれ。 長い溜息の後、遥々と気が遠くなるばかり。 お上がどうのこうのと云うが、結局は個人の問題であって、 やる、やらぬを、人の所為にしてはいけない。 自分がやる…

現在進行形

|小屋仕事| 小屋づくり着工から、早いもので一年と少々が経つ。記録によると昨年の今頃は、棟上だの、屋根に垂木を乗せるだのして居たのだなぁ。あれやこれや色々と在ったけれど、現在の小屋はご覧の通り。なかなか良い塩梅になって参りましたヨ。 相変わらず電源は引いて居りませんが、敷物を敷いたり、カーテンを掛けたり、フックを取り付けるなどして、勝手の宜しいよに少しずつ手を加えて居ります。願わくば、入り口に内開きの網戸ドアが欲しいなぁ...。 +++ 奥まった場所とは云え、入り口ドアの透明…

私とナイフと赤っ恥

|モノ| |市| 私は日頃からナイフを持ち歩いて居るよな女である。*1 などと書くと、然も暗がりに身を潜めては、夜な夜な通行人を脅して金品を狙うだとか、酒場の安喧嘩をおっぱじめては、懐から無闇に取り出す物騒な輩を想い浮かべる方も居られようが、無論、そんな訳は無い。ナイフとは云っても、折畳み式の小さなもので、果物をむいたり、紐などを切ったり、テープを剥がしたり、封の硬い袋を開けたりと、是が出先で何かと役に立つものである。ところが先月、愛用して居た品を自らの不注意で紛失してしまい…

よき貧しさへ

|雑記| 本日付の読売新聞朝刊は文化面に、作家の池澤夏樹氏が被災地を訪ねて寄せた文章を見付けた。 「よき貧しさの構築が課題」 と云う太字の上には、瓦礫の中で遠くを見つめる氏の写真が添えられ、気が付けば幾度も幾度も読み返して居た。淡々としながらも、ずしりと重い。抜粋してここに紹介したいと思う。 翌日の朝、ぼくは仙台市若林区荒浜にいた。見渡すかぎり住宅の残骸と瓦礫が広がっている。とても静か。震災から四週間近くたって整理はひととおり済んだのか、ほとんど人はいない。聞こえるのは潮騒ば…

活動日誌(終)

|雑記| そろそろ自営業メンバーたちの仕事が再開することも在り、一先ずは本日をもって我々の活動も終了となる。事務所は一旦閉まるが、これから先も暫くは残務整理や物資の管理などが続く予定。ライフラインが全面的に復旧し、瓦礫が撤去され、人々の衣食住が次第に整いつつある現在、震災直後の第一段階を目的とした我々の役割は、我々なりに果たしたと思う。後は、行政によるインフラの復旧整備等に移る段階だ。

活動日誌(2)

|雑記| 店の片付けをした後、昼過ぎに事務所へ行くと、役所の物資仕分けを手伝いに行って居たメンバー数名が、丁度戻って来たところであった。高校生の女の子が、カリカリして居るので話を聞くと、役所の職員の手際があまりにも悪いので、思わず指導してしまったと云う。「もう、最後にはキレちゃいましたヨ!」 女子高生に指導される大人。話によれば、今回の仕分けは、独居老人に限定された物資配給のためだけのもので、今日の作業は物資の幾つかを袋に詰めるだけ。翌日、市内の独居老人の所在を地図に落とした…

活動日誌

|雑記| 市民ボランティア発足三日目。我々は市が管理するボランティアではない。あちらが十分に機能しないことに痺れを切らした市民有志が、あくまでも自主的に全くの手弁当で活動して居るのだが、社協の募集に個人で登録をしたものの、何やら埒があかないと云うので、より自由に動けるこちらの事務所へ移って来た人も居る。とは云え、市の災害対策本部と連携しながらの活動である。会長が市議と云うこともあり、本部との頻繁なやり取りの殆どを会長が執り行って居るが、本部は何かと対応が遅く、結局はこちらで判…

六日後

|雑記| 本日、市民による市民のための市民ボランティアの立ち上げ。役所に留まったままの情報を、いち早く地域住民に知らせること。同じく留まったままの物資を配給すること。一人住まいの高齢者や、地域と繋がりの薄い人々ら、孤立して居る世帯の把握を急ぐこと。主に町場の消防分団員や飲食店組合若手などが中心となって、たった一晩で発足に至った。役所にこの迅速さは望めまい。当面は社協・対策本部と連携して動くことになりそうだが、明日以降になってみないと、詳細が分からないとのこと。勿論、予算など出…

女学生手帖

|回想| |本| |音| 先日、鳩山郁子氏について書かれた非常に興味深い考察 →■ を読み、ふむふむと深く頷く。氏が実は、ステレオタイプな少女漫画の洗礼を殆ど受けて居らぬこと。それ故なのか、既存の漫画の枠に自身の描きたいものが当てはまらず、やがて 『ガロ』 にそれを見出したこと。編集者であった父上の影響で、手塚治虫やつげ義春、水木しげるなどを読んで育ったこと、などなど。また、その作風や構造に関しても (足穂は云わずもがなだけれど)、既存の漫画そのものからよりも、むしろ当時のニ…

よりぬきホビエさん・番外篇

|雑記| |回想| よりぬき番外篇。 リクエスト頂いたエントリなんぞ。 ■社長と専務篇■ 社長シリィズならぬ、社長と専務の骨董市シリィズ。(森繁は出て来ません。) (1)(2)(3)(4)(5) ■成分篇■ 一部適当に見繕ってみました。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆

後日談

|雑記| 件の 『工人まつり』 は大盛況、普段は静かであろう雑木の森の中は、見渡す限りの人人人。小さな小さな奥会津は山間の集落が、この日ばかりは車と人とで溢れかえるその様に、もっとこじんまりした市なのだと思って居たから、予想を遥かに飛び越えて驚いてしまった。勿論、地元のお年寄りもお店を出しては居るけれど、それよか県外より出店の人たち、若手クラフト作家の人たちが目立ち、総勢何と百数十人もが出店の規模と云う。いやはや、参ったな。

お弁当持って

|雑記| 明日の朝は、随分と早い。 何故早いのかと云うと、出掛けるからであって、 出掛けるから勿論、店は休むのだけれど、因みに こんなことはそう滅多に在ることじゃないので、 おやおや、仕事なんか休んで好い気なもんだな。 などと、意地悪には決して想わんで頂きたい。 出掛ける先は奥会津。三島町で年に一度催される 民芸工芸市 「工人まつり」 へ行ってみたいなぁ、と 予てより、計画を立てて居た訳なのであるが、 昨今良く耳にする、所謂クラフト・フェアなるもの とは少々趣が異なって、地元…

続・女の着物

|着物| |徒然| さて。昨日(→■)の続きである。 着物の醸す女の情緒*1は、昨今流行の過剰な露出至上主義とはまるで対極に在るもので、隠し重ねることでこそ生まれる、我が国ならではの美意識と云えまいか。 着物の所作の端々で仄かに覗く ”チラリズム” の効果については、幸田文も饒舌に述べて居る。それはときとして、首筋や踝と云ったところの肌そのものであったり、袖口から覗く襦袢の色であったり。また、夏の簾越しに見る、ものの美しさにも通じて居る。 すだれのかげにいると、誰でも実際より…

鳶の家

|徒然| 父方の祖父が逝った。連れ合いであった祖母が先に逝ってから、四年目の春。 祖母もいい加減寂しくなって、ぼちぼち、祖父を呼んだのかも知れぬ。先週催された入所先の施設の花見で、甘酒を大きなコップに四杯と、饅頭などの茶菓子、弁当をぺろりと平らげ、それが生憎に祟ったのか。急性の軽い膵炎を起こし、一時入院して居たのだけれど、十九日の朝。眠るよにして、静かに息を引き取った。五月の誕生日まであと少し、享年九十二の大往生だった。 十年程前だったか。敬老会の旅行先で脳梗塞に倒れてからは…

デデデデデデデデンシャ

|小僧先生| 散歩に園芸*1、それに電車。 何れも別段、私が無理強いして教えたものでは無く、 二つになる甥っ子が、自発的に興味を示したのだけれど、 子供は大概が乗り物好き、とは云っても、こと電車に 関しては、それはそれは只ならぬ入れ込み様で。 ジョーバンセン。スーパーヒタチ。トッキュウ。 カモツ。シャショーサン。デゴイチ。センロ。等など。 暇さえあれば電車語録を口にして、駅まで出掛けては 目を輝かせて興奮して居るため、当然、弟からは 「姉ちゃんがまた、電車教えたんだろ!」と疑…

さよならの日曜日

|市| おおよそ二ヶ月ぶり、でしょうか。早起きした本日。 W杯はアルゼンチンの気になる勝敗は、延長戦前半も半ばに 後ろ髪引かれつつ、恒例の市へと久々出掛けて参りました。 この節、朝も七時となればすっかり明るく、自然と気も 清々するものです。さてさて『社長と専務の店』は…。 到着早々、件の店へと向いますが、どうも怪しい。 あ!定位置が空いて居る!ちぇっ。また、休まれたのかい。 心のメーターが、一気に半分まで落ち込む。投げやり気分で 店店の間をぶらついて、良く覗く店まで来ると、 …

銭がなけりゃ日曜日は自転車に乗ってコーヒーブルース

|市| 本日、早起きの理由は何ぞや。そう。 二ヶ月お休みしてしまった、件の骨董市へと馳せ参じて参りました。 途中を、雨に見舞われはしたものの、現地に着けば薄曇り程度。 はやる気持ちを顔に出し(笑)、小走りに市へと足を踏み入れる。 が、どうも様子がおかしい。お客の数の少ない事も、さる事ながら 所々、出店が歯抜けになって居り。聞けばどうやら、日を同じくして 都内は上野界隈にて、骨董市が催されて居るのだとかで、県外より やって来る、買い付けの業者に加え、出店業者の幾つかもそちらへ …

早朝の人間模様にカオスの渦

|市| さて。毎月恒例、お楽しみ骨董市。 今月の参加は私とT君の二名のみ。いつもよか一時間 遅めの出発と相成る。到着してまずは、二個で八十円の コロッケを食べ食べ、のらりくらりと一廻り。 馴染みの古着物屋にて、羽織とお召を買い求める。 おばさん、案の定値切りなどせずとも、半値にしてくれた。 しかし、そんなこんなして居る間も、私の頭の中の大部分を 占領し続ける、或る、たった一つの事柄よ・・・。そう。 「社長と専務の店」である。少し離れた場所より、こっそり ちらりと盗み見るかの如…

愉快かなガラクタ漁りの日曜日

|市| 毎月恒例の、骨董市詣で。今朝はうっかりと寝過ごし、 いつもよか三十分程遅れての、到着。と或る気の良い 店主より、先月頼んでおいたインク壷を受け取ると、 いつも覗く店々に顔を出しつつ、物色開始。 ここ数ヶ月と云うもの、紙モノにすっかりどっぷり はまってしまい、故に自然、目は紙モノへと吸い寄せられ・・・。 先月、最後に立ち寄った運命の(?)店は、今月も せっせと出店。互いを「社長」「専務」*1と呼び合う 店主と、手伝いの眼鏡青年。店主の装いは、前回同様、 黒い毛織のマント…

趣味の奈落は底が無く

|市| 今月もまた、件の骨董市へと馳せ参じて参りました。 起床前に凄まじき雷雨となったものの、出立の時刻には 塵を払ったかのよな清々しい秋晴れに。面子は先月同様。 到着するや、早速おやきなど食べ食べ出店を物色。 馴染みの業者に混じって、新顔の店もちらほらと。 T君を連れていつもの如く、ぱっぱと小物の類を潔く購入 しつつ、新顔の並ぶ辺りをつらつら眺めて居ったところ、 何やら只ならぬ空気を醸す、と或る店舗の前で足が止まる。 「それいゆ」を始め、中原淳一の切抜きやらしおりやらが、 …

<