双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

銭がなけりゃ日曜日は自転車に乗ってコーヒーブルース

|市|


本日、早起きの理由は何ぞや。そう。
二ヶ月お休みしてしまった、件の骨董市へと馳せ参じて参りました。
途中を、雨に見舞われはしたものの、現地に着けば薄曇り程度。
はやる気持ちを顔に出し(笑)、小走りに市へと足を踏み入れる。
が、どうも様子がおかしい。お客の数の少ない事も、さる事ながら
所々、出店が歯抜けになって居り。聞けばどうやら、日を同じくして
都内は上野界隈にて、骨董市が催されて居るのだとかで、県外より
やって来る、買い付けの業者に加え、出店業者の幾つかもそちらへ
流れたらしい。「も、もしかして!!」こう云った場合、
大抵の悪い予感は的中するもの、と相場は決まって居ります。
案の定、あの『社長と専務の店』もまた…。
初っ端より、今月一番のお愉しみを奪われてすっかり意気消沈。
嗚呼、社長…。専務…。彼らの他にも、所謂「紙モノ」を
扱う店は、幾つか在るには在るのだけれど、私の心を揺さぶるには、
悲しいかな、何れも及ばず。腑抜け惚けて、ぶらり流し歩いて居た
ところ、我々が密かに「下北系」と呼ぶ、と或る店にて、夥しい数の
こけし群を発見。その中に在って、一際異彩を放って居たのが、
掌サイズのこけし一家。*1四角いちいちゃな、台座の上の
大中小のこけしそれぞれに、水色・クリーム色・赤色のマフラーが
絵付けしてあり、色味と云い佇まいと云い、何処と無く北欧風情でもあり、
さらにはロシア風情も漂わせる秀逸さよ。結構なお値段だったため、
結局購入には至らなかったが、社長と専務不在の心の隙間を埋めるべく、
小物など数点を買い求める。心なしか、いつものあの、ディープゾーン
の並び。『社長と専務の店』や、その仲良し業者が、歯抜けとなって
居るせいか、妙に活気が無く、おまけに店主もほっつき歩いて、
無人店舗状態の店、多数(笑)。嗚呼、社長と専務。
あなたたちの居ない日曜日は、何とも、寂しい限りですよ。

[本日ご縁の在ったモノたち]

  • 印判小皿(白地に藍と薄桃):二百円×2ケ
  • 同じく御飯茶碗:二百円×2ケ
  • 縄跳びこけし:三百円
  • 吊り下げ人形:三百円
  • リボン付きメダル:三百円
  • コクヨ・プリンタ写真用紙B5(20入り):二百円
  • 同じくハガキサイズ(20入り):百円
  • 特大スティックのり:百円
  • スタンプ台(黒インク):二百円
  • お煎餅(のり・サラダ):百円×2ケ


振り返れば、仕事の消耗品ばかりで…。

*1:Aちゃんと二人して「北の家族」と命名

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