2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
|音| 秋風に白いシーツをはためかせ、九月の空を心へ刻む。 さよなら、九月。 きれいなブルーの糸でカーディガンを編み始めたけれど、 夜の十一時には、もう、瞼が重たくなってくる。 Sometimes I Wish We Were an Eagleアーティスト:Callahan, Bill発売日: …
|爺猫記| 爺様近況。療法食一日分の分量を、三日かけてようやっと食べて居るよな状況ではあるけれど、毛艶も顔もきれいで、別段、涎や目脂が出る訳で無し。見目は如何にも病に弱って居る風に無い。それがいざ抱き上げてみれば、まるで羽枕か何かみたいに軽く…
|音| 彼岸を待たずに、季節はすとんと秋と入れ替わり、 それがあんまり急だったものだから、何だか未だ、 そわそわとして、心落ち着かないままで居る。 The Art of Navigationアーティスト: Regia出版社/メーカー: Spin Art発売日: 1999/04/06メディア: CD …
|音| 先だってのエントリを書くにあたり、目当ての動画をちまちまと探して居た訳でありますが、そうすると御本人に混じって、数多のシロウトさんたち*1によるカバーも又、ざくざくと引っ掛かって参ります。ところが是が捨て置けないと云いますか、なかなか面…
|音| Tom Waits-The Heart Of Saturday Night 1975 Tom Waits - Rosie (Live @ Lee Furrs Radio Studio KWFM Tucson, 1975) 1975年。私は未だ二つだった筈だけれど、 もし二十五で、彼と同じ時代を過ごしたのだとしたら。 必ず恋におちたことだろう、と想う。
|日々| 二年ぶりに会いたかった人と会って、 いろんな話をして、後姿を宵の中へ見送った。 一日を仕舞い、夜。布団に入って目を閉じると、 沈んだ枕の、洗い髪がうっすら湿ったところから、 自分の体温がじんわり、皮膚を伝って流れてくる。 心地良い眠気。…
|音| James Taylor - Carolina In My MindJames Taylor - Sweet Baby James (Live: BBC - 1970) 小さく膝を抱えた夜。隣に居てくれる、声。 はぜる火を静かに数えるみたいに。独りぼっちが、ふたり並んで。 君は古い友達。
|雑記| 件の脹脛であるが、鍼灸院の先生も驚愕の恐るべき 自己治癒力により、ほぼ回復。普段の食事内容やら、 特別な運動の有無など訊かれるも、是と云って何も 思い当たらぬもので、答えに困ってしまう。先生曰く、 筋肉の質が良いことに加え、元来持って居…
|爺猫記| 午前中の内に爺様を医者へ連れてゆき、レントゲンと血液検査。結果は午後になるとのこと。その間、爺様を家へ戻して寝かせた後、私は実家で軽く昼を食べ、鍼灸院へ出向く。木漏れ日の程好い寝台の上にうつ伏せとなり、患部に温湿布の電気を流して貰…
|爺猫記| 脚が動かせぬのでは仕事にもならぬと云うことで、強制静養中。 おかげで爺様と丸一日一緒に居てやれるとは、何とも皮肉なものだ。 爺様、少しずつ餌を食べるよになった。腹の上で好きなだけ寝させてやる。
|爺猫記| 爺様の具合、芳しからず。餌も食わず、寝てばかり居る。 錠剤の投薬が上手くゆかず、苦しい思いをさせてしまう。 今朝は何とか上手く収まってくれたのだが、午後になって 胃液をだっと吐き、さすがに疲れて、小さく丸まったままで居る。 投薬で四日…
|爺猫記| 実は先週末より、爺様猫の体調が芳しくない。 カリカリ餌を徐々に口にしなくなり、見る見る間にやせ細って、抱いた背骨のごりごりとした感触に、思わずぞくりとなる。かと云って、ぐったり元気が無いと云うのでも無く、水をいつも通り飲んで居ると…
|散策| |写眞館| 久々散策の道々は、微かな秋の中にも蝉の声。 ざくざくと境内の玉砂利踏み踏み、小高い森の道をゆく。 +++ 街場の遅い午後の、寂れた小道は何処もしんとして、午睡の中。 +++ カスタード・プディングを食べて、珈琲を飲んで、風切見付…
|日々| 昨晩に小さく開けたまま眠った窓から、不意に肌寒い くらいの風がすうとひとつ、入り込む。枕元の時計を 大儀に見やると、未だ四時半だった。そのまま再び 眠りへと戻る。台風一過。温帯低気圧の去り後。 十時に起床してすぐに、窓と云う窓を全て開け…
|日々| 先日、お隣から大量のゴーヤーを頂戴したものだから、 副菜には暫くの間、ゴーヤーばかりが続きそうである。 まとめて下処理したのを、ピクルスやらナムルに調理し、 ナムルついでに、チャプチェなんぞを拵えて昼食とする。 Aちゃん、海苔の上に御飯…
|縷々| したたか打ったところを、上からぎゅうと押されるよな。 切り傷をつくったところへ、苦い塩を塗られるよな。 こちらが己で重々承知のところを、物云わず真後ろで つつかれるのは、なかなかに堪えるもの、と想う。 宵口の空は、吸い込まれそな深い深い…