双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

砥げば清々

|暮らし| ここ暫くの間、台所へ立つ度、どうにも腑に 落ちぬよな何か、或る種のぎこちなさを もやもやと感じて居り、それが今日になって、 嗚呼。是だったのかと、ひとり合点がゆく。 包丁である。 震災のばたばたと、その後の落着いた安堵やらで、 刃の鈍り…

山模様

|日々| 南からの風は滅法荒々しく、やがては雨をも伴って さながらの嵐か。しかしそれも幾時間の後に去り、 間も無くすれば、朗々とした晴天が広がって居た。 眺めの先へ、嵐に洗われた山の稜線はくっきりと。 山肌にはふんわりと、水を含む筆先から滲んだ、…

番外ホビ吹

|ホビ吹| どうしても、イカサマとキノコが被るんでやんす。*1 ええ。只それだけのことでやんすよ。 「ホビさんは今日、書くことが無かったのね。」 と思っても、心優しい皆様は気付かぬフリで居て下さい…。 *1:声も堀絢子さんで一緒だし。

私が子供だった頃

|徒然| |電視| 昨日の朝刊にて、出崎統氏の訃報を知る。 享年六十七。 あしたのジョー2 劇場版〈ニュープリント版〉 [DVD]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2003/03/21メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (19件) を見る その夜、『劇場…

先生と桜と線路

|小僧先生| 薄曇りの空の元、小僧先生と連れ立ち 散歩に出掛けた。人っ気の無い線路沿いの 遊歩道に桜の木が六本。いつの間にか満開 となって、花冷えの午後の中にはらはらと 花びらを散らせて居た。ふと歩みを止め、 二人して、枝の内側に是をしみじみと仰…

This quiet moment

|音| |本| 白黒の頁を辿る胸中に、穏やかな静寂の響きを留める。 6 Cello Suites (Dig)発売日: 2007/10/09メディア: CD小さな家―1923作者:ル・コルビュジェ発売日: 1980/01/01メディア: 単行本

よき貧しさへ

|雑記| 本日付の読売新聞朝刊は文化面に、作家の池澤夏樹氏が被災地を訪ねて寄せた文章を見付けた。 「よき貧しさの構築が課題」 と云う太字の上には、瓦礫の中で遠くを見つめる氏の写真が添えられ、気が付けば幾度も幾度も読み返して居た。淡々としながらも…

ひと月

|日々| 先月の震災から、丁度ひと月を数えた今日。 早いものだ。つい昨日の事みたいだのに。 あれやこれや、想いを馳せながら歩けば、 ふと見上げた空の下。小学校の校庭には、 小さく開き始めたばかりの、桜の木々が在った。 淡い桃色に混じって咲く、木蓮…

|ホビ吹| 昨晩、何やら右の上瞼がむず痒かったものの、 花粉の仕業を疑わず、そのまま就寝したホビ吹くん。 ところが、翌朝鏡を覗いて仰天しました。 「な・・・何なんだコレはっ!!」 まるで漫画みたいに、それはそれは豪快に 右瞼が腫上って居ったのです……

Per noi lo scudetto !

|蹴球| カンピオナート第31節 ミラノダービー ミラン 3 − 0 インテル ここで負ければ首位の入れ替わる、直接対決の大一番。 CLも敗退。久しく遠ざかって居たスクデット奪還のため、 意地でも負けられぬ今ダービーは、まさかの完封勝利と相成り候。 是だ、…

日曜組曲

|音| この辺りでは梅が咲き残り、木蓮は間近にふっくらと。 先頃ようやく、早咲きの寒緋桜が満開となった。 遠くからだと、桃の花と見紛うばかりの。 山道を下って来た人が、辛夷は未だ先だね と云って居た。北風に花冷えのする日曜日。 How They Areアーテ…

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