双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Karl e la luce bianche

|日々| |音| |本| 雨だれは、次第に勢いを増し やがて、本格的な雨へと姿を変える。 けれど、肌寒い秋の雨は そんな一日を愛する人々へ 無意識に足を運ばせるよな、控えめで 不可思議な効力を作用させる。 ひっそりと。おごそかに。 うっすらと線の浮かんだ…

Ragazzi di settembre

|縷々| |音| 青年。或いは、若者。 この言葉に私は何故か、石畳の道と、 寒い季節の出で立ちをした者の、 細長く歩く姿を思い浮かべる。 明るい聡明さを覗かせる横顔の その内側には、恐らく、 仄暗い憂鬱を隠し、少年と大人との間に 曖昧に横たわる、不均衡…

カラが咲く庭

|縷々| |本| 日々の喧騒に紛れ込んで 緩やかな坂道を登る。 活字を追いながら 其処に託された意志を探すのは 幾重にも重なり合った 現実の雑多から ほんの束の間でも 逃げおおせればなどと 考えるからなのだろか。 それとも他に 別の理由があるのだろか。 霧…

うっすらとした水平線

|日々| 台風接近中につき、午前中から凄まじい豪雨。 にもかかわらず、我が家はお墓の除幕式。 ずぶ濡れになりつつも、無事終えることができた。 天気は生憎だったけれど、亡き祖母が ようやく、居心地のよい新居に収まった事が 何よりと思う。夕刻になって…

注意深く綴られる横顔

|縷々| 灰色の曇り空広がる日曜日。 この季節、日曜日の空は曇りが望ましい。 少しだけ重ったるい、灰色が良い。 季節は言葉無く語る。 或る景色を。或る気分を。 季節はまた、恵まれた午後にできる 心地良い歪みによって、時折、 記憶を手繰り寄せる手助け…

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