双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

二月雑感

|雑記| |縷々|


予定より早く短縮営業要請が終わり、店に夜が戻ってきた。
戻ってきたのは時間だけで、客足は未だ足踏みであるが、
夕刻以降に訪れる一人客の方々が、徐々に戻ってくれたら嬉しい。
そう云えば、風の無い夜は、久しぶりの気がする。
小瓶に活けた可憐な水仙が、ふわっと香った。春遠からじ。

ここひと月以上、碌に体を動かすことをして居らず、
節々やら筋肉やらが固まってしまい、どうにも鈍くぎこちない。
一月から休みだった太極拳の稽古は、ようやっと来週に再開するので、
その前に少しでも、眠った体を動かしておかねばな。
マスクを外し、胸を開いて目一杯深く呼い込んだら
あまりに肺がなまって居た所為か、思い切りむせる。
健康を維持できて居る間は気が付き難いけれど、
衰えさせるのに時間は要らない。実に容易いものである。


世の中の速度が早過ぎると感じて居た。昔から、ずっと。
巻き込まれぬよに、呑み込まれぬよに。気を張ってきた。
けれど、新型某禍が世の中に減速を余儀なくしたことで、
皮肉にも、私が息苦しさを感じることは、次第に減った。
まったくおかしなものだ。

その内に。一年だとか二年だとかが経って、
世の中全体が再び動き出して、それがすっかり当たり前になれば、
私にとって程好かったこの速度も、きっと遥かの後ろの方へ
置いて行かれてしまうのだろな。そんなもの端から無かったみたいに。
いつだって、そうだった。昔から、ずっと。

そんなことなど、ふと思う、二月の末である。

黄色い季節の漢方薬

|雑記| |てがきはてな|


小青竜湯

毎年恒例の、 傍若無人な黄色いあいつの季節が到来。今年は特に飛散量が多いとのことで、嗚呼、嫌だ嫌だ。とは云え私の場合、対象はスギ花粉のみで、それも二月末頃から四月初旬頃までの、せいぜいひと月かそこいらだから、いつも市販薬だけで何と無く乗り切ってしまって居るのだが、丁度良い機会かと思い、こないだお医者へ掛かった際に、漢方の『小青竜湯』を出して貰って試すこととした。
もう随分前のことだけれど、確か夏風邪をこじらせて気管支炎を患った際に出して貰ったのが『小青竜湯』で、兎に角、猛烈に不味かった記憶しか無い。でもって、今回久々に飲んでみたら、やはり不味いのであった(笑)。何だろなぁ。変に甘ったるくて、妙に酸っぱくて、服薬後も暫し嫌な後味が残り続けて、どうしたところで好きになれそうにないけれど、四月の頭までのあと一か月余。期間限定の辛抱と思えば宜しいか。それとも、もしかするとその内に、是が不味くなくなる日が来るのであろうか。

園芸覚え書

|庭仕事|


以下、作業日誌など。

【二月十二日、十八日】
■バラの木酢液散布
100倍に希釈した木酢液を、株全体へ蓄圧式噴霧器で満遍なく散布し、休眠期の消毒とする。
十二日と十八日で計二回。天気を窺いながら、月末に最後の三回目を散布予定。


【二月十八日】
■キトサン&ニーム潅水
土壌の消毒も兼ねて、キトサンとニームを其々200倍と300倍に希釈し、たっぷりと潅水。
こちらも同じく月末の頃に再度潅水の予定である。


こうして冬仕事を地味に行って、やがて目覚める春を気長に待つ。
今は僅かの枯草と乾いた土が在るばかりの、茶色い寂しい地面にしか見えぬかも知れないけれど、一旦冬の眠りから目を覚ませば、見る見る緑の息吹が広がって、小さな命の営みが戻って来るのであるよ。

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