双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

相変わらず寂しい

|日々| |猫随想|


昨日、散髪へ行って久しぶりに前髪を短く切って貰った。
数年来ずっと眉下、もしくは眉頭が辛うじて見える程だったが、
今回は額の真ん中辺りまで、随分と思い切って短くした。
たかが前髪。されど前髪。小さいけれど、大きな変化。
びゅーんと一陣の風が体の中を通り抜けたみたいに、
貼り付いて居た曇りが一掃されて、すっきりさっぱりとなって。
何か面白いことが見付かりそうな、すこぶる良い気分だ。
帰ってから、試しにいつもよか眉を太目に描いてみたら、
見慣れた筈の顔が幾らか、ぱきっと元気になって、
これで苦手な六月も何とか乗り切れそうな気がしてきた。

一夜明けて、すっきりと軽やかな心持ちで店を開ける。
ジョウロいっぱいに水を汲み、全ての鉢植えに水遣りをする。
大小様々の緑葉が青々と茂って、瑞々しく目にまぶしい。
毎月26日はお嬢の月命日。お嬢が彼岸へ旅立った日から、
今日で丁度半年が経った。もう半年も過ぎてしまったのだ。
早いものだ。早過ぎて、気持ちがちいとも追い付かない。
居なくなってからずっと寂しい。相変わらず寂しい。
寂しいけれど、平行に笑ったり怒ったり呆れたりして、
そうやって、じたばたしながら毎日を生きて居る。

たっぷりと水滴をまとった草花らを眺めて居ると、時折。
鉢植えの陰から鼻っ先に蜘蛛の巣をひっかけたお嬢が、
何事も無かったみたいに、ふっと現れる気のすることが在る。
そう云うとき、お嬢はきっとそこに居るのだな、と思う。
居ないけれど、居るのだ。

持ち直す

|日々| |音|


不可抗力の強引さに振り回されて、
心身共にすっかりくったり疲れてしまって、
捨て鉢&投げやりガールな気分のときは、
コレを観て回復するのである。


その昔、青森朝日放送の深夜枠で放送された『人間椅子倶楽部』
ローカルらしい良い塩梅のもったり加減が大好きで、この第93回 (と94回) はエディこと三柴理が素敵過ぎるオラのお気に入り回です。

風薫らぬ五月

|日々|


ここ数か月ほど続いて居る股関節の違和感。
何処かつまったよな、何かがつっかえて居るよな感じ。
かたいのは相変わらずだけれど、じわじわと鈍い痛みも出て来て…
なんてぼやいたら、知人が手解きしてくれると云うので、
里山のお宅へ伺って、久々に体をうんと伸ばしたりほぐしたり。
深く呼吸しながら、小一時間ほどかけて、じっくりゆっくり。
普段は意識して使わぬところをしっかり使った所為か、
翌日は背筋をはじめ、あちこちが筋肉痛となったのだが
股関節のつっかえが解消されて、すっかり動きが軽くなった。
ひとの体も機械と同じで日頃の整備が必要なんだよなぁ。
自分の体調と相談しながら、無理せずできる範囲で続けたい。


◆◆◆◆


今年初めのばらは、やっぱりキャリエールの奥方。
五月の連休前に咲いた。


一昨年、鉢植えが窮屈なくらいに大きくなって気の毒だったため、東の壁面へお引越し、地植えにしたのが如何にも伸び伸びと育った。自由でしなやか。


風薫る、とは云い難い、バサバサの強風続きの五月の半ば。
この風が止んで、ホッと人心地つける緑の季節になってくれ。

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