双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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猫が居る

|本| |猫随想| 生きる歓び作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 今朝ゴミ出しに出たら、お外っ子のお嬢が丁度寝箱から起き出して来たので、一寸お待ちね、とご飯を用意してやって小さな頭を撫でようとしたところで、片耳に瘡蓋らしきを拵えて居るのに気付いた。見たところ喧嘩傷では無く、どうやら野ネズミの反撃の痕らしい。他も一通り調べたが、傷はそれ以外に無かったので、消毒して薬草入りの…

夜に茶をすする

|雑記| |猫随想| 二月も半ばを過ぎ、時折に春の気配が紛れ込むも、 冬の支度をすっかりと解くには、未だ早い。猫たちを見よ。ああして一つの寝床へひっついて眠るが、 幾らかの窮屈さでもって暖をとり、温まって居る。 寄れば毛繕いの応酬を経て、やがて蹴飛ばし合いの末の すったもんだが常なれど、終いには仲が良いのらしい。 主は寝床に重なる猫らを目の端に留め、しみじみ… と、不意のくしゃみ、ひとつ。やれやれ、そろそろ来たか。 ふう。湯呑の縁に口をあて、湯気の下に茶をすする。 +++二月…

七回目

|猫随想| アーロン、七回目の命日。 慌ただしいまま、ちいともしみじみできずに一日が過ぎ、 いい加減すっかり暗くなってから、ようやっとしみじみする。 店を仕舞う前にお線香つけて、珈琲淹れて、遺影と差し向かい。 やれやれ、命日はいつもこんな調子だねぇ。 いつも見守ってくれて、ありがとう。 お蔭さんで、皆元気ですよ。

娘、予防接種へ行く

|猫随想| 娘(ツヤツヤプリン娘 →ツヤプリン娘 →娘)こと剣菱を 赤ひげ先生のお医者へ、ワクチン接種に連れて行った。 ようやっと。ようやっと。 子猫の娘と出会ったのが2014年冬。それから数か月、 すったもんだの捕獲劇を経て、無事不妊手術を済ませ、 数日間の養生の後リリースし、2015年一月末にTNR完了。 そこから触れられるまでに一年半を要し、現在に至る。 もっと早くにお医者へいくことも出来たろうけれど、 根気強く築いた信頼関係が無に帰すことだけは、何としても 避けたかっ…

ホリスティックご飯事情:其の四

|本| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ 『其の二』は→◆ 『其の三』は→◆ 猫らの食餌見直しに端を発したホリスティック行脚も、この一冊が始まりであった。Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科 SECOND EDITION (Nanaブックス)作者: グレゴリー・L・ティルフォード,メアリー・L・ウルフ,金田俊介,金田郁子出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション発売日: 2010/12/22メディア: 大型本購入: 1人 ク…

ホリスティックご飯事情:其の三

|モノ| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ 『其の二』は→◆ さて。ホリスティックケアにおける「健康」と云うのは、単に病気でない状態のことを指すのではなく、体と云うものを”ひとつの全体”と捉え、精神や環境なども含めた全ての要素がバランス良く調和し、リズムの取れた状態のことを指し*1、その健康の基礎を担うのは先ず質の良い適切な食餌、加えて日頃からのケア。それが免疫力や自然治癒力を高めることへと繋がってゆく、と考える。 しかしながら、バランスやリズムと云うのは様々…

ホリスティックご飯事情:其の二

|モノ| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ ■プラス、毎日のご飯に加えるハーブなど。 1:ネトルティー イラクサの名でも知られるネトルは、天然のマルチビタミンと呼ばれる程、豊富な栄養素をバランス良く含む他、抗アレルギー作用によって花粉症の症状を和らげる働きも在り、主にも嬉しいハーブである。ただし是をお茶にして飲むと云うと、青菜を茹でた後の茹で汁を飲んで居るよな、何となく微妙な味…(笑)。ティーバッグの中身をミルで粉砕して使用。 2:ビタミン・ハーブブレンド フ…

ホリスティックご飯事情:其の一

|モノ| |猫随想| 拙宅の猫らの健康管理の要である、ご飯事情。昨年よりホリスティックケアを学び始めて以来、実践を重ねながら色々と形になってきた事柄について、ここへまとめようと幾度か試みたのだが、何せこうした全体を分かり易くまとめるだとかの類が滅法不得手なもので、ああでもないこうでもない、と書き足して居る間にぐだぐだと長いものとなってしまったため、一旦お蔵入り…。再度改めて書き直してはみたたものの、長いことには変わらず(笑)、そんな訳で結局は数回に分けることとした。 あれこれ…

春への支度

|縷々| |猫随想| 三月が連れてきた、春の嵐。 湿り気を含んだ春の匂いが、窓を開けた途端にぶわーっと。 我々ヒトは、あんまりにも急で戸惑ってしまうけれど、 猫たちは、少し前からちゃんと気付いて居たのだろ。 誘われるまま眠気へ身を委ね、かと云って 只流されるでも無く、自らのリズムで対して居る。 我々ヒトと云うのは、実に出来の悪いものだな。 よし。引っ張られて慌てることなく、一呼吸おいて、 徐々に動きながら、季節を迎える支度を整えてゆこう。 +++ 坊ちゃんらもお嬢も、健やかに…

冬の子

|猫随想| 雪の日。 枯草の原っぱの中に、剣菱の黒い小さな頭。 「おーい。寒いから戻っておいで」 呼びに行ったら、ウサギみたいに跳ねながら駆けてきた。 頭の上へ雪粒を乗っけて、ふわふわに毛皮を膨らまして。 まん丸のころころの、お饅頭みたいな、冬の子。

六回目

|猫随想| アーロンが彼岸へ渡って、六回目の命日に供えたのは レースフラワー、一枝のエリカ、エリンギウムに 落ち着いた色味のカーネーション・バーガンディーも。 命日くらいしみじみしたいもんだ、と思って居ても、 季節柄、ただ慌しくバタバタと過ぎてしまうんだな。 今年もやっぱりそうだった。 疲れ切って店を仕舞って、ようやっと人心地ついて、 珈琲を淹れて、アーロンの遺影と差し向かい。 今朝、裏手の野原にうっすら霜がおりたよ。 そうだね。もうじき、冬が来るね。

拙宅のカリカリ事情:実践篇

|モノ| |猫随想| さて。拙宅の坊っちゃんらの食餌見直し計画(◆)も、紆余曲折を経ながらようやっと形にまとまり、そうしていよいよ実践に移してから三週間程が経過。結果はと云うと上々なのだけれども、何がどう上々なのかは改めて記すとして、今回は先ず、見直して新たとなった食餌の内容について書いておこうと思う。 (以下、長くなりますが悪しからず...。) ピピン君のカリカリ。フォルツァ10 ミスターフルーツ ライト 成猫用ドライフード 1.5kg (01388) キャットフード プレ…

拙宅のカリカリ事情:主の粗忽篇

|忍び| |猫随想| 少し前のエントリ(◆)からすぐの八月初旬。ビルボのワクチン接種のため、お医者へ行った。一緒に行なった血液検査の結果は、天晴れ。全て正常値の範囲内で、ホッと胸を撫で下ろしたものの、BUN(尿素窒素)とリンはずっと安定して居るので良しとして、一昨年辺りから上昇傾向にあり、目下の懸念であったCRE(クレアチニン)の数値が、今回の検査でものの見事にガクンと下がったのは、何やら意外でもあった。 要因として考えられるのは、昨年の検査の結果から、先生の指示でそれまでの…

拙宅のカリカリ事情

|モノ| |猫随想| ご存知の方も居られようが、拙宅の坊っちゃんら。若旦那ことピピンはストレスがお小水に出易く、忍びちゃんことビルボは生まれつき腎臓に難在りと、其々が其々の健康事情を抱えて居る。こうした理由などから、坊っちゃんらには其々に適したカリカリ、即ちドライフードを与えて居る訳なのだけれども、近頃主なりに色々と想うところも在って、一念発起。大々的にフードの見直しを検討するに至ったのである。 (以下、長くなりますが悪しからず...。) ピピン(雄) 5歳 4.9kg 20…

ころりん

|猫随想| 一寸だけ寒さの和らいだ昼下がり。 短い散歩から戻った剣菱嬢と、一緒にぽかぽか。 風のあたらぬ軒下の、ぬくもった陽だまりで、 こうして足元へすっかり体を預けて、 スニーカーを枕に、ころりん。 ちっこく、まんまるく、まどろむ。

五回目

|猫随想| アーロンが彼岸へ渡って、五回目の命日。 そうして猫神さんになって、五周年。 赤紫の小菊やカーネーション活けて、 藤の香りのお線香焚いて。 いつも傍らに在った和毛の感触。 一緒に過ごした穏やかな時間。 今でもときどき想い出す。

あったか支度

|猫随想| 週が変わった途端、すとんと急激に肌寒くなった。 夜具をフランネルのものと交換し、猫らの寝床も 秋冬仕様としたのだけれども、芋と林檎、 其々に専用のドームが在るにも拘わらず、 忍びちゃんが林檎に潜って寝て居る所へ 若旦那が無理矢理に入り込み、見るからに 窮屈なぎゅうぎゅう詰めとなって、只でさえ 上に乗られて、すっかりひしゃげてしまったのが、 更に横へ膨らんで、不恰好に歪んで居る。 ぎゅうぎゅうがあったかいのは分かるが、 図体のでかいおっさんらが二匹も入るには、 やは…

ツンデレからゴロスリへ

|猫随想| 条件付きお触り解禁から、数ヶ月が経過した現在。 かつての”ツンデレ”の見る影も無く、今やすっかり ”ゴロスリ”猫へと変貌した剣菱嬢なのである。 我々が庭仕事をして居ると、足元へ寄って来ては、 べたりくっ付いて邪魔したり、ごろり寝転んだり。 或るときは、差し詰め自分も一緒になって 手伝って居るつもりなのか。神妙な面持ちして、 摘み取った花がらを小さな手で、ちょいちょいと つついてみるなどの、かあいらしさを見せる一方で、 自己主張が強いと云うのか、人使いが荒いと云うの…

条件付きお触り解禁

…けて欲しいものだ。 |猫随想| 晴れてお触り解禁となった(?)剣菱嬢であるが*1、 どうやら、お触りは”条件付き”らしいことが判明。 風の通る日陰に寝そべって居たので、そおっと撫でたら、 素早い猫パンチ(肉球)で、パシっと叱られてしまった。 ふむ。つまり、こう云うことか。 「アタシからスリスリするときに触るのは、まあ許す。 でも、アンタから勝手に触ろうとするのは、駄目!」 いやはや、つくづくツンデレちゃん..... 失礼。もとい、立派な姐御であるよ。 ともあれ、条件付きであろ…

夢じゃなかった

|猫随想| 仕事の一段落した昼下がり。 昼食にカレーを食べて、ふうっと人心地つき、 裏手に干した雑巾を取り込みに行ったら、 丁度日陰で涼しいところに、剣菱嬢が寝そべって居た。 縁石に腰掛けて「おい」と話しかけると、 むっくり起き上がって、大きく伸びをした後、 ゆっくりこちらへやって来たかと思ったら、 腰掛けた私の向う脛へ、ぐいぐいっと。 小さな頭を押し付けて、胴体、尻尾と続き くるり、向きを変えて、再びぐいぐいっと。 それがあんまりにも自然なものだから、 こちらも自然な、平ら…

剣菱、膝に乗る

|日々| |猫随想| 午後に少し暇が出来たので、以前より延ばし延ばしであった、 自宅の洗面所へ小さな棚を一段取り付ける計画を遂行。 材料は小屋の化粧に使った杉板の端材と、L字棚受け。 丸鋸を使うまでも無いので、手鋸で寸法にカットしたのを、 洗面台の上にビス留めするだけ。至極簡単なものだが、 何せ今までは、窓枠の僅かな幅へ歯ブラシやコップを 無理矢理並べて居たので、是で随分と勝手が宜しくなろう。 明日に届く予定の、新しい歯磨き粉が此処へ加わる画を ふと思い浮かべて、独り、満足す…

想い出

|猫随想| 昨晩、洗濯物を畳みながら、すぐ傍に寝息をたてて眠る二匹の寝姿を見て居たら、 何故だかふと、其々のやって来た日のことが思い出され、暫し畳む手を止めた。 洗濯物を畳み終え、改めて記録を辿って読み返せば、やがて遥々と。 そしてありありと。実に様々の記憶が途切れぬことの無い湧き水のよに、 ぶわっとよみがえり、穏やかな流れとなって胸底へ静かに流れ込んできた。 他愛も無いこと、思いがけぬこと。笑ったり、泣いたり、呆れたり。 ああ、そうだった。ああ、そうだった。 やわらかな毛皮…

するり、ちょこん

|猫随想| 連休の狂騒から世の中が正気に戻った所為か。 珍しく静かな、のんびりとした、土曜の午後。 軒下で爽やかな風に当たりながら、鉢植えなど いじって居たら、剣菱嬢が散歩からご帰還。 暫くの間、少し離れた陽だまりにゴロリ。 寝そべったまま、花がら摘みを眺めて居たので、 チッチッと呼びかけると、一度大きくぐーっと のびをした後、ゆっくり傍まで歩いて来た。 と、私の右脛に、黒い尻尾が、するり。 「え!?」 すると、今度はしゃがんだ背中に、小さな頭が、ちょこん。 嗚呼、確かに。確…

四月の午後の小屋

|猫随想| 四月の風が心地良く入って来る、午後の小屋。 ひょっこり顔を見せた剣菱嬢は、おやつを食べて寛ぐ。 風がやわらかで気持ち良いね。 耳を澄ますと、小さくゴロゴロが聞こえた。 これだけ近寄れるよになったけれど、お触りは未だに厳禁なのダ...。

剣菱の失踪(と帰還)

|猫随想| 二日前のこと。剣菱が丸一日半、姿を消した。すっかり軒下住まいとなってからは、律儀なスケジュールに則り、一日も欠かさず姿を見せて居たし、行動範囲もここから見渡せる程度で、遠出などしない筈。まして、不妊手術を施した身であるので、さかり云々のしがらみとも無縁である。生来の用心深さからして、他所のお宅で世話になって居る、なんてのも先ず在り得ない。嗚呼、剣菱の身の上に何か、良からぬことでも起こっただろか...。 暇を見て、Aちゃんと二人して付近をぐるぐると捜索するも、何処に…

眠る猫

…んで、置いておく。 |猫随想| 昨日のこと。冷たい雨降りの水曜日。 出勤すると、剣菱嬢は未だ寝箱の中でお休み中だった。 雨の一日中止みそうもないのを、本能で知って居るのだな。 昼近くになって再び覗いてみると、未だ熟睡の様子で、 午後になっても全く起きる気配が無く、ぴくりとも動かない。 雨がやがて雪へと変わった、午後三時半頃。 ようやっと寝箱から這い出した剣菱は、大きなあくびを一つと、 大きな伸びを一つ。御飯をよそって持って行ったら、 半分寝ぼけ眼のまま、しかしながら威勢良く平…

剣菱の日常

|猫随想| 野ネズミを獲ったり。 陽だまりの茂みで昼寝したり。 そんなお前の日常を、近くで見守ることができるのは、嬉しいよ。

軒下の姐御

|猫随想| 昼頃、郵便屋さんから郵便物を受取ると、 赤ひげ先生の所からの葉書が交じって居た。 ワクチン接種の時期を知らせるものだった*1。 あ、そうか。 剣菱の不妊手術から、もう一年が経つのか。 丁度、去年の今頃だったんだ。 あのすったもんだから、あっと云う間の一年。 ついこないだのよな気がするのにな。 早いものだ。 剣菱嬢は、野良だてらに毛艶宜しく、 小柄ながらも、しっかりとした体躯となり、 前足なんぞ、拙宅の坊ちゃんらよか逞しい。 そして今や、すっかり軒下住まいとなった。…

剣菱からのお歳暮

|猫随想| いつも昼前には現れる筈の剣菱嬢だが、 今日は少し遅れて、午後を過ぎてのご出勤。 軒下で毛繕いなどして居るのが見えたので、 皿に御飯をよそって持って行くと、丁度、 私の通る動線に何やら、茶色っぽい毛玉の 塊のよなものを見付けた。はて、何かしら。 しゃがみ込んで確かめると、実にそれは 小さな小さな野ネズミの死骸なのであった。 たった今、其処の野原で仕留めたのを 持って来たばかりと云った風で、特に目立った 傷も無く、生前の姿のままに息絶えて居るが、 当の剣菱嬢は、是をア…

猫神様四周年

|猫随想| 一日早いけれど、 爺様ことアーロンの四回目の命日を、 三色のカーネーションに赤いガーベラと、 一寸だけ高級な白檀のお線香で供養。 四回目の命日は、猫神様四周年。 姿は見えなくとも、猫神様になった爺様が いつも見守って居てくれる気がする。

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