双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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お嬢の災難

|猫随想| |雑記| 早朝。 ゴミ出しへ出たところで丁度、お嬢と出くわすも、明らかに様子がおかしい。 足取り些かぎこちなく、頭から胴体へ木の枝やら落ち葉やら引っ被った格好で、 一体何がどうなって居るのやら??パッと見た限りではさっぱり訳が分らず、 ところが、すり寄って来たお嬢を抱き上げて、それが何たるかをすぐさま理解した。所謂「トリモチ」である。*1トリモチはお嬢の右半身の頬下から脇腹へかけて、べったりと貼り付いて居り、 ここまでの道中に、木の枝やら落ち葉やらをも盛大に道連れ…

言葉を使うから愚図になるにゃりよ

|本| |徒然| |猫随想| ハレルヤ作者:和志, 保坂発売日: 2018/07/31メディア: 単行本前エントリに触れた保坂和志の短編集。 表題作でもある『ハレルヤ』は、保坂家に十八年暮らした”花ちゃん”と、その死について書かれた短編である。以前に取り上げた『生きる歓び』(◆)とは、内容的に繋がって居る部分も多いので、続きのお話とも云えるだろか。*1 『生きる~』で保坂家の一員となった片目の花ちゃんは、本作で十七歳一か月の頃に悪性リンパ腫が見付かり、十日から二週間との余命宣…

小母ちゃんは祈る

|猫随想| 野良ファミリーをいち早く抜け出し、入籍したばかりの叔母夫婦宅へ 運良く引き取られて、仕合せいっぱいに暮らすこえだちゃん。 初老の夫婦にとって、やって来た子猫は既にかけがえのない存在となった風で、 特に夫であるKさんが、甲斐甲斐しくお世話して居るのらしい。*1しかし。 こえだちゃん以来、ご縁はぱったり。 連絡も問い合わせも無いまま、只々時ばかりが過ぎてゆき、全く。 是では良縁に繋げるどころじゃないよ…と、やきもきして居たのだけれども、 方々へお願いした張り紙を見た人…

モヤモヤ調査局 その後

|雑記| |猫随想| 先週も引き続き、こつこつと調査を続けた中で分かったことなど。 外の野良ファミリーは、母猫と子猫6匹(オス3、メス3) 更に母猫はどうやら現在妊娠中(うわわ…) こちらのお宅の飼い猫(外出フリー)は9匹でオスは未去勢 ←ご近所が末っ子から得た情報 メスは一匹*1らしい(奥さん曰く「もう子供は生まないんで」) ←ここはちょいと怪しい と云う訳なので、野良ファミリーの件が無ければ「多頭飼育崩壊」には入らぬのかも知れないが、怪しい点も踏まえれば「予備軍」「要注意…

八回目

|猫随想| アーロン、八回目の命日。 いつもなら、ほぼ例外無く秋の狂騒にドドドと飲み込まれる格好で ちいともしみじみできぬのだけれど、今年は一日中冷たい雨が降って居たので 浮ついた紅葉客もさすがに流れては来ず、図らずも落ち着いた命日となった。 Aちゃんが自宅の庭から持って来てくれた供え花は、山茶花に菊に南天。 短く切ったのを、足の付いた硝子の鉢へ、こんもりと活けた。

真夏の猫模様

…若旦那| |忍び| |猫随想| 八月である。 連日の猛暑続きに早くもうんざり、辟易なのである。 風呂に残した昨晩の湯が、沸かさずとも既に湯なのである。 色々と案じては、案じた傍から忘れてゆく、そんな夏である。 ◆◆◆◆ 坊っちゃんズ in さしみ遊園 (◆)。 折角、隣の茶の間にエアコンをかけてあると云うのに、わざわざ「さしみ」に居てグデーンとなる酔狂なひとたち。 すわ、巨大芋虫!! と思いきや、ピピンの若旦那がぼってり転がって居たのであったよ。夏バテで食欲減退なんてことは、…

猫が居る

|本| |猫随想| 生きる歓び作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 今朝ゴミ出しに出たら、お外っ子のお嬢が丁度寝箱から起き出して来たので、一寸お待ちね、とご飯を用意してやって小さな頭を撫でようとしたところで、片耳に瘡蓋らしきを拵えて居るのに気付いた。見たところ喧嘩傷では無く、どうやら野ネズミの反撃の痕らしい。他も一通り調べたが、傷はそれ以外に無かったので、消毒して薬草入りの…

夜に茶をすする

|雑記| |猫随想| 二月も半ばを過ぎ、時折に春の気配が紛れ込むも、 冬の支度をすっかりと解くには、未だ早い。猫たちを見よ。ああして一つの寝床へひっついて眠るが、 幾らかの窮屈さでもって暖をとり、温まって居る。 寄れば毛繕いの応酬を経て、やがて蹴飛ばし合いの末の すったもんだが常なれど、終いには仲が良いのらしい。 主は寝床に重なる猫らを目の端に留め、しみじみ… と、不意のくしゃみ、ひとつ。やれやれ、そろそろ来たか。 ふう。湯呑の縁に口をあて、湯気の下に茶をすする。 +++二月…

七回目

|猫随想| アーロン、七回目の命日。 慌ただしいまま、ちいともしみじみできずに一日が過ぎ、 いい加減すっかり暗くなってから、ようやっとしみじみする。 店を仕舞う前にお線香つけて、珈琲淹れて、遺影と差し向かい。 やれやれ、命日はいつもこんな調子だねぇ。 いつも見守ってくれて、ありがとう。 お蔭さんで、皆元気ですよ。

娘、予防接種へ行く

|猫随想| 娘(ツヤツヤプリン娘 →ツヤプリン娘 →娘)こと剣菱を 赤ひげ先生のお医者へ、ワクチン接種に連れて行った。 ようやっと。ようやっと。 子猫の娘と出会ったのが2014年冬。それから数か月、 すったもんだの捕獲劇を経て、無事不妊手術を済ませ、 数日間の養生の後リリースし、2015年一月末にTNR完了。 そこから触れられるまでに一年半を要し、現在に至る。 もっと早くにお医者へいくことも出来たろうけれど、 根気強く築いた信頼関係が無に帰すことだけは、何としても 避けたかっ…

ホリスティックご飯事情:其の四

|本| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ 『其の二』は→◆ 『其の三』は→◆ 猫らの食餌見直しに端を発したホリスティック行脚も、この一冊が始まりであった。Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科 SECOND EDITION (Nanaブックス)作者: グレゴリー・L・ティルフォード,メアリー・L・ウルフ,金田俊介,金田郁子出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション発売日: 2010/12/22メディア: 大型本購入: 1人 ク…

ホリスティックご飯事情:其の三

|モノ| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ 『其の二』は→◆ さて。ホリスティックケアにおける「健康」と云うのは、単に病気でない状態のことを指すのではなく、体と云うものを”ひとつの全体”と捉え、精神や環境なども含めた全ての要素がバランス良く調和し、リズムの取れた状態のことを指し*1、その健康の基礎を担うのは先ず質の良い適切な食餌、加えて日頃からのケア。それが免疫力や自然治癒力を高めることへと繋がってゆく、と考える。 しかしながら、バランスやリズムと云うのは様々…

ホリスティックご飯事情:其の二

|モノ| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ ■プラス、毎日のご飯に加えるハーブなど。 1:ネトルティー イラクサの名でも知られるネトルは、天然のマルチビタミンと呼ばれる程、豊富な栄養素をバランス良く含む他、抗アレルギー作用によって花粉症の症状を和らげる働きも在り、主にも嬉しいハーブである。ただし是をお茶にして飲むと云うと、青菜を茹でた後の茹で汁を飲んで居るよな、何となく微妙な味…(笑)。ティーバッグの中身をミルで粉砕して使用。 2:ビタミン・ハーブブレンド フ…

ホリスティックご飯事情:其の一

|モノ| |猫随想| 拙宅の猫らの健康管理の要である、ご飯事情。昨年よりホリスティックケアを学び始めて以来、実践を重ねながら色々と形になってきた事柄について、ここへまとめようと幾度か試みたのだが、何せこうした全体を分かり易くまとめるだとかの類が滅法不得手なもので、ああでもないこうでもない、と書き足して居る間にぐだぐだと長いものとなってしまったため、一旦お蔵入り…。再度改めて書き直してはみたたものの、長いことには変わらず(笑)、そんな訳で結局は数回に分けることとした。 あれこれ…

春への支度

|縷々| |猫随想| 三月が連れてきた、春の嵐。 湿り気を含んだ春の匂いが、窓を開けた途端にぶわーっと。 我々ヒトは、あんまりにも急で戸惑ってしまうけれど、 猫たちは、少し前からちゃんと気付いて居たのだろ。 誘われるまま眠気へ身を委ね、かと云って 只流されるでも無く、自らのリズムで対して居る。 我々ヒトと云うのは、実に出来の悪いものだな。 よし。引っ張られて慌てることなく、一呼吸おいて、 徐々に動きながら、季節を迎える支度を整えてゆこう。 +++ 坊ちゃんらもお嬢も、健やかに…

冬の子

|猫随想| 雪の日。 枯草の原っぱの中に、剣菱の黒い小さな頭。 「おーい。寒いから戻っておいで」 呼びに行ったら、ウサギみたいに跳ねながら駆けてきた。 頭の上へ雪粒を乗っけて、ふわふわに毛皮を膨らまして。 まん丸のころころの、お饅頭みたいな、冬の子。

六回目

|猫随想| アーロンが彼岸へ渡って、六回目の命日に供えたのは レースフラワー、一枝のエリカ、エリンギウムに 落ち着いた色味のカーネーション・バーガンディーも。 命日くらいしみじみしたいもんだ、と思って居ても、 季節柄、ただ慌しくバタバタと過ぎてしまうんだな。 今年もやっぱりそうだった。 疲れ切って店を仕舞って、ようやっと人心地ついて、 珈琲を淹れて、アーロンの遺影と差し向かい。 今朝、裏手の野原にうっすら霜がおりたよ。 そうだね。もうじき、冬が来るね。

拙宅のカリカリ事情:実践篇

|モノ| |猫随想| さて。拙宅の坊っちゃんらの食餌見直し計画(◆)も、紆余曲折を経ながらようやっと形にまとまり、そうしていよいよ実践に移してから三週間程が経過。結果はと云うと上々なのだけれども、何がどう上々なのかは改めて記すとして、今回は先ず、見直して新たとなった食餌の内容について書いておこうと思う。 (以下、長くなりますが悪しからず...。) ピピン君のカリカリ。フォルツァ10 ミスターフルーツ ライト 成猫用ドライフード 1.5kg (01388) キャットフード プレ…

拙宅のカリカリ事情:主の粗忽篇

|忍び| |猫随想| 少し前のエントリ(◆)からすぐの八月初旬。ビルボのワクチン接種のため、お医者へ行った。一緒に行なった血液検査の結果は、天晴れ。全て正常値の範囲内で、ホッと胸を撫で下ろしたものの、BUN(尿素窒素)とリンはずっと安定して居るので良しとして、一昨年辺りから上昇傾向にあり、目下の懸念であったCRE(クレアチニン)の数値が、今回の検査でものの見事にガクンと下がったのは、何やら意外でもあった。 要因として考えられるのは、昨年の検査の結果から、先生の指示でそれまでの…

拙宅のカリカリ事情

|モノ| |猫随想| ご存知の方も居られようが、拙宅の坊っちゃんら。若旦那ことピピンはストレスがお小水に出易く、忍びちゃんことビルボは生まれつき腎臓に難在りと、其々が其々の健康事情を抱えて居る。こうした理由などから、坊っちゃんらには其々に適したカリカリ、即ちドライフードを与えて居る訳なのだけれども、近頃主なりに色々と想うところも在って、一念発起。大々的にフードの見直しを検討するに至ったのである。 (以下、長くなりますが悪しからず...。) ピピン(雄) 5歳 4.9kg 20…

ころりん

|猫随想| 一寸だけ寒さの和らいだ昼下がり。 短い散歩から戻った剣菱嬢と、一緒にぽかぽか。 風のあたらぬ軒下の、ぬくもった陽だまりで、 こうして足元へすっかり体を預けて、 スニーカーを枕に、ころりん。 ちっこく、まんまるく、まどろむ。

五回目

|猫随想| アーロンが彼岸へ渡って、五回目の命日。 そうして猫神さんになって、五周年。 赤紫の小菊やカーネーション活けて、 藤の香りのお線香焚いて。 いつも傍らに在った和毛の感触。 一緒に過ごした穏やかな時間。 今でもときどき想い出す。

あったか支度

|猫随想| 週が変わった途端、すとんと急激に肌寒くなった。 夜具をフランネルのものと交換し、猫らの寝床も 秋冬仕様としたのだけれども、芋と林檎、 其々に専用のドームが在るにも拘わらず、 忍びちゃんが林檎に潜って寝て居る所へ 若旦那が無理矢理に入り込み、見るからに 窮屈なぎゅうぎゅう詰めとなって、只でさえ 上に乗られて、すっかりひしゃげてしまったのが、 更に横へ膨らんで、不恰好に歪んで居る。 ぎゅうぎゅうがあったかいのは分かるが、 図体のでかいおっさんらが二匹も入るには、 やは…

ツンデレからゴロスリへ

|猫随想| 条件付きお触り解禁から、数ヶ月が経過した現在。 かつての”ツンデレ”の見る影も無く、今やすっかり ”ゴロスリ”猫へと変貌した剣菱嬢なのである。 我々が庭仕事をして居ると、足元へ寄って来ては、 べたりくっ付いて邪魔したり、ごろり寝転んだり。 或るときは、差し詰め自分も一緒になって 手伝って居るつもりなのか。神妙な面持ちして、 摘み取った花がらを小さな手で、ちょいちょいと つついてみるなどの、かあいらしさを見せる一方で、 自己主張が強いと云うのか、人使いが荒いと云うの…

条件付きお触り解禁

…けて欲しいものだ。 |猫随想| 晴れてお触り解禁となった(?)剣菱嬢であるが*1、 どうやら、お触りは”条件付き”らしいことが判明。 風の通る日陰に寝そべって居たので、そおっと撫でたら、 素早い猫パンチ(肉球)で、パシっと叱られてしまった。 ふむ。つまり、こう云うことか。 「アタシからスリスリするときに触るのは、まあ許す。 でも、アンタから勝手に触ろうとするのは、駄目!」 いやはや、つくづくツンデレちゃん..... 失礼。もとい、立派な姐御であるよ。 ともあれ、条件付きであろ…

夢じゃなかった

|猫随想| 仕事の一段落した昼下がり。 昼食にカレーを食べて、ふうっと人心地つき、 裏手に干した雑巾を取り込みに行ったら、 丁度日陰で涼しいところに、剣菱嬢が寝そべって居た。 縁石に腰掛けて「おい」と話しかけると、 むっくり起き上がって、大きく伸びをした後、 ゆっくりこちらへやって来たかと思ったら、 腰掛けた私の向う脛へ、ぐいぐいっと。 小さな頭を押し付けて、胴体、尻尾と続き くるり、向きを変えて、再びぐいぐいっと。 それがあんまりにも自然なものだから、 こちらも自然な、平ら…

剣菱、膝に乗る

|日々| |猫随想| 午後に少し暇が出来たので、以前より延ばし延ばしであった、 自宅の洗面所へ小さな棚を一段取り付ける計画を遂行。 材料は小屋の化粧に使った杉板の端材と、L字棚受け。 丸鋸を使うまでも無いので、手鋸で寸法にカットしたのを、 洗面台の上にビス留めするだけ。至極簡単なものだが、 何せ今までは、窓枠の僅かな幅へ歯ブラシやコップを 無理矢理並べて居たので、是で随分と勝手が宜しくなろう。 明日に届く予定の、新しい歯磨き粉が此処へ加わる画を ふと思い浮かべて、独り、満足す…

想い出

|猫随想| 昨晩、洗濯物を畳みながら、すぐ傍に寝息をたてて眠る二匹の寝姿を見て居たら、 何故だかふと、其々のやって来た日のことが思い出され、暫し畳む手を止めた。 洗濯物を畳み終え、改めて記録を辿って読み返せば、やがて遥々と。 そしてありありと。実に様々の記憶が途切れぬことの無い湧き水のよに、 ぶわっとよみがえり、穏やかな流れとなって胸底へ静かに流れ込んできた。 他愛も無いこと、思いがけぬこと。笑ったり、泣いたり、呆れたり。 ああ、そうだった。ああ、そうだった。 やわらかな毛皮…

するり、ちょこん

|猫随想| 連休の狂騒から世の中が正気に戻った所為か。 珍しく静かな、のんびりとした、土曜の午後。 軒下で爽やかな風に当たりながら、鉢植えなど いじって居たら、剣菱嬢が散歩からご帰還。 暫くの間、少し離れた陽だまりにゴロリ。 寝そべったまま、花がら摘みを眺めて居たので、 チッチッと呼びかけると、一度大きくぐーっと のびをした後、ゆっくり傍まで歩いて来た。 と、私の右脛に、黒い尻尾が、するり。 「え!?」 すると、今度はしゃがんだ背中に、小さな頭が、ちょこん。 嗚呼、確かに。確…

四月の午後の小屋

|猫随想| 四月の風が心地良く入って来る、午後の小屋。 ひょっこり顔を見せた剣菱嬢は、おやつを食べて寛ぐ。 風がやわらかで気持ち良いね。 耳を澄ますと、小さくゴロゴロが聞こえた。 これだけ近寄れるよになったけれど、お触りは未だに厳禁なのダ...。

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