双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

春への支度

|縷々| |猫随想|


三月が連れてきた、春の嵐
湿り気を含んだ春の匂いが、窓を開けた途端にぶわーっと。
我々ヒトは、あんまりにも急で戸惑ってしまうけれど、
猫たちは、少し前からちゃんと気付いて居たのだろ。
誘われるまま眠気へ身を委ね、かと云って
只流されるでも無く、自らのリズムで対して居る。
我々ヒトと云うのは、実に出来の悪いものだな。
よし。引っ張られて慌てることなく、一呼吸おいて、
徐々に動きながら、季節を迎える支度を整えてゆこう。


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坊ちゃんらもお嬢も、健やかに。
若旦那の毛並みは、ツヤツヤスベスベ。

未だ嘗て無い程のツヤツヤ毛艶とスベスベ手触りで絶好調、なのである。加えてここひと月程の間に、自然と体が引き締まってきた。その所為か、猫通路やタワーなどの高所へ登る様子も実に軽やかで、自身も「近頃は動きが軽いぜ!」と云った風である。給餌量はいつも通りだし、内容にも大きな変化は無いので、恐らくはいつぞやのプチ断食が、滞り気味だった代謝を正常に戻したことに依るのかも知れないな。


忍びちゃんは、ふんわりやわらか。

そもそもが、一本一本太くて固い毛質故、典型的”猫っ毛”の若旦那とは正反対なのだが、随分とやわらかな手触りとなって、ふわふわっとなってきた。忍びちゃんも断食以来、時折気になって居た食べ残しやムラが無くなって、毎回きれいに完食するよになったし、何事にも控えめで慎重派だったのが、ずいぶんと意欲的・積極的に参加するよになってきた。無口なのは相変わらずだけれど(笑)。



お外の娘っ子だって、ツヤツヤのプリップリなのダ。

見よ、このツヤプリボディ(笑)!バリバリのお外っ子にも拘わらず、毛並みツヤツヤ黒光りだもので、剣菱嬢を見た人は皆さん、お外っ子と云うのが信じられず「だったら、この毛艶は一体何なの!?」と驚かれる。お手入れなんてものはタワシブラッシング程度なので、やはり毎日のご飯*1なのだよねぇ。ツヤツヤに加えてプリプリにつき、別名「ツヤプリンちゃん」(笑)。

*1:ご飯の内容は若旦那と同じだが、給餌量だけは環境や運動量を考慮して、こちらの方が多め(笑)。

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