双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の子

|猫随想| 雪の日。 枯草の原っぱの中に、剣菱の黒い小さな頭。 「おーい。寒いから戻っておいで」 呼びに行ったら、ウサギみたいに跳ねながら駆けてきた。 頭の上へ雪粒を乗っけて、ふわふわに毛皮を膨らまして。 まん丸のころころの、お饅頭みたいな、冬の…

二月随想

|日々| 猫たちが愉快だったり、穏やかだったり、 藤色の淡いプリント生地で、揃いのシュシュ首輪を拵えてやった。真ん中の辺りへ若旦那はベージュ、忍びちゃんは水色の細いトーションが縫い付けてある。 二匹とも(おっさん)良く似合って居る…と思うのだけれ…

ロングポール爪とぎ

|モノ| 拙宅では、爪とぎポールも兼ねた猫タワー(通称:タワーB)の柱が、専ら猫たちの爪とぎの役割を担って居り、それで充分に事足りて居るため、別途独立した”爪とぎ”と云うものが無い。しかしながら、おっさん二匹分の日々のガリガリ攻撃による消耗は、思…

<