双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

弱り目に祟り目

|モノ| さて。 先日、店で使用して居たコンポが壊れたことで、 新たな品の購入を迫られて居る訳なのである。 是に先立ち、電脳箱の新調が在ったばかりで、 嗚呼。何だって又、こんなときに続くものかしら。 其処へ花粉も加わり、実に苦々しい心持ち。 懐具合…

青春ノイローゼ:カセットテープ篇

|音| |回想| 少し前より、店のオートチェンジャー式プレーヤの調子が芳しくないため、一先ずは、部屋で長いこと使わずに置いて在ったCDラジカセ*1を持って来て、ここへスピーカを繋いで凌いで居るのだが、本日ふとカセットデッキを開けてみたところ、無記名…

二十一世紀カメラ

|モノ| 電脳箱も新たとなったところへ、今度は 知り合いの米屋氏より、デジタルカメラの お下がりを頂戴した。*1意図せぬ到来物。 お下がり故、些か型の古い品であろうが、 掌に乗せれば、指先の第二間接から上が 余る程の小ぶりさ。しかし、是を銀塩カメラ…

さらば九十八型

|モノ| 以前にも書いた記憶が在るので、ご存知の方も幾らか居られるかも知れないが、拙宅の骨董品の如き電脳箱に入って居るのは、是が実に窓式の九十八型。おい!一体いつの話だヨ!と呆れられて、ご尤もである。思えばかれこれ十一年。我ながらまぁ、よくぞ…

曰く付きアランセーター

|手仕事| 前作 (→■) で調子付き、再び自ら起こした編み図でもって、この冬最後のセーターを仕上げる。大した技量も無いわりには、分不相応。手の込んだものに惹かれてしまう性分なのは、全く困ったもので、身頃にも袖にも面倒な模様を選んでは、編み図を幾…

簡素で明朗

|手仕事| 件の 「猪谷さんの靴下」 (→■)ですが、ありとあらゆる半端毛糸をほぼ使い切る形で、その後も幾つかを編み終え、既に日々の欠かせぬ要員となって居ります。 左から一号。二号。四号。 (三号と五号は其々、然るべき方々の元へ嫁いでゆきました。)…

立春

|音| [asin:B000005HFH:detail] 夕刻のFMラヂオから、チェット・ベイカーの声。 肩の強張りも、ふうとほどける。

立春前

|縷々| 無花果の香りのろうそくを灯す。*1 仄かに甘く、どこか草のよな青さが漂う。 何故だか、ふと。 J. E. Millais の、この絵を想い出した。 きっと二月も、瞬く間に過ぎるだろ。 *1:「sycamore fig」 エジプトでは、古くから神聖な木であるのだと云う。

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