2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧
|日々| とつとつと三月は進み、じきに四月と云うところで、 季節は再び足踏みし、春の入り口で座り込む。 そんな三月の末の頃の土曜日。 遠方より、Tさん夫妻が店を訪ねて下さった。 二年と少しぶりだったけれど、どうしてだか、 それがつい、先月だとかの気…
|戯言| ■近頃は「一見すると、とてもそんな風には見えないのに、その実、びっくりするくらい非常識なことを真顔で行い、しかもそれがまるきりの無自覚」な人が多過ぎる気がする。否、気がするのじゃなくて、事実そうなのダ! ■連日仕事の合間に、ちくちくち…
|縷々| 気忙しく、ささくれ立っただけの土曜日が残した土埃は、 未だ冷たい今日の北風に吹かれて、去った。 それと同じ風に吹かれて、素敵な調和がやって来て、 仕舞った後の店内に残されたのは、やわらかな尻尾の余韻。 こんな日曜日で終われて、良かった。
|縷々| 花冷え。薄曇り。風は強し。 白湯をちびちびと飲んで、ぐぐっと背伸びする。 久々の稽古へ向かう道すがら、農家の庭先。 花を終えつつある姿の良い梅の木の隣で、 寒緋桜がふっくらとした蕾を待たせて居る。 未だ少し寒々しい庭景色の中を、 丸々太っ…
|戯言| ■Eテレは『浦沢直樹の漫勉』に、待望の伊藤潤二が登場。高床ベッド下に設けた仕事スペエスと云い、緻密な描き込みへの執念と云い、自作の便利グッズの数々と云い、私個人的には、今まで放送された中で最も面白い回なのであったヨ。交渉が難しいかと思…
|戯言| 季節の変わり目。じきに春と入れ替わる。 今まで眠って居たものが、滞って居たものが、 体内のあちこちで、次々に目を覚まし始めて居る。 けれども四十路の身体は、急の変化についてゆけず、 のろのろゆらゆら、低空飛行がせいぜいで、 未だ少し整備…