双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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爺ちゃん先生と赤ひげ先生

|雑記| 先月、かかりつけの医院へ目薬の追加を貰いに行こうとしたら、 先生が突然倒れて二月の末に閉院した、と聞き呆然。えーっ! その少し後には、お外っ子お嬢でお世話になって居る赤ひげ先生が、 やはり突然倒れたとのこと、今月いっぱいで閉院すると聞いた。 えーっ!思いつく言葉が見当たらず、文字通り言葉を失う。爺ちゃん先生の所では、お年頃に伴う不調やら季節のアレルギー等々。 こちらの云うなり…もとい、希望に沿って漢方薬を処方して下さり、 大変に助かって居た訳で、それ故ここと同じよな…

其々の仕事

|雑記| 先週から続いた電線の改修工事が終了した。何だか少し寂しい。 工事期間中、二日ほど物凄い暴風雨の日が在ったのだが、 休工せずに作業が続行されて居たのは驚いた。只々頭が下がる。 午前中、もしくは午後での途中切り上げは在ったにせよ、 あの激しい雨風の叩き付ける中での作業は、相当きつかったろう。しかし何より、電線の架け替え工事の全工程をこんなに間近で 見ることができた、と云うのが実に興味深く、実に愉しかった (笑)。 二人、ないし三人が一組となっての作業は、高所と地上と運搬…

失って得るもの

|雑記| 昨年の秋辺りから、小生も人並みに化粧をするよになったのだが、 年齢の所為も大いに在るのだろう。アイシャドウの色がきれいに出ない。 淡い色味やマットなベージュ系が特にそうで、ともすると瞼に溶け込み、 もとい、同化し過ぎて、塗ったのだか塗って居ないのだか分からぬ始末。まあ何しろ、こちとら五十路である。 透明感なんてものは遥か遠い昔の何処かへ置き忘れて来て、 今やくすみがデフォルト、標準色みたいだもので、 流行のくすみカラーとやらが、むしろしっくりと馴染む、 なんてのは実…

余計なことばかり

|雑記| 余る程の考える余裕が在ると、結局は余計なことばかりを考えてしまい、 悪循環に陥って底辺の堂々巡りとなり、本来するべきであろう筈の 有益な方面の考え事にはならない。と云うことが多い。 全く、人間とはつくづく出来の悪い生き物である。一昨日から店の前の路上にて、大々的に電線の改修工事が行われて居る。 車の行き来が片側通行に規制され、丁度店の駐車場の入り口の所が 微妙に停車位置と被ってしまい、そうすると店への出入りに支障が出るので、 少しずらして貰えるよう頼んだところ、快く…

場所

|縷々| |雑記| 昼時の忙しさが一段落して洗い場を片付けて居たら、カウンターの方から声がして「こんにちはー」と覗き込む人が在る。「はーい」と出ていくと、ひょっこり、懐かしい顔が見えた。あらー、誰かと思えばY君じゃないの! 細長い輪郭にきょろっとしたまん丸の目。頬の辺りは少しだけふっくらしたけれど、そこに立って居たのは紛れも無い、Y君その人であった。「すごいなあ、すぐ分かりました?」そりゃ分かるわよ、全然変わらないものー。「いやぁ、僕のこと憶えててくれたんだ」当たり前でしょ、…

おかしな話

|雑記| いい加減な態度で季節が入れ替わって春となり、気紛れの過ぎる天気に呆れながら、 毎朝の目鼻の具合で花粉の出方を計る。そんな三月も気付けば半ばである。 勿論、投げやりに過ごすこともできるが、今年は案外真面目にやって居る。忍耐強く仕事に向かい、人の相談に乗り、適切であろう助言をし、猫らの機嫌を取り、 風呂上がりのスキンケアを丁寧に行い、筋トレとストレッチを地味に行う。 真面目に日々を送って居る筈なのだけれども、 確かに何か足りない気がする。何が足りて居ないのだろか…。 こ…

会ったことのない人の夢を見た

|夢| |雑記| 『はてなブログ』が未だ『はてなダイアリー』だった頃。大規模再開発により長屋横丁が取り壊される前の、馴染みのご近所さんだった人の夢を見た。 長屋横丁では互いの借家の行き来と井戸端話と、こちら側では季節の便りで近況を伺うなどして、実際にお会いしたことは未だ無いが、長屋取り壊しに伴う移転には加わらなかったようで、以来、新たとなったはてなハイツに表札は見当たぬまま。生存確認のよになって居た季節の便りも、数年前から自然と途切れてしまった。一昨日だったろか。そんな彼女の…

タイムマシンに乗りたい

|雑記| |回想| こないだの夜。台所で麺を茹でながら、何故だかふと脳裏に浮かんだのは、昨年大きな騒ぎとなった「西武」の売却劇のことであった。一地方で堤セゾンに 毒されて まみれて過ごした己の青春時代の記憶が微熱のよに湧き上がり、また「西武が西武でなくなった」のだと云う事実と共に、自分たちの「あの頃」も消えてしまったよな気がして、どうしようもない遣る瀬無さと寂しさに、ぎゅうと切なくなったのだった。麺を食べ終えた後、記憶はセゾン周辺から次第に、当時触れた様々の「モノ」たちへと広…

散髪土砂降りやれやれ日記

|日々| |雑記| 今月中に片付けねばならない幾つかの事柄が一段落し、何とか目途が立つ。 肩の荷が下りたことで、一先ずは精神的に開放され、午後に散髪へ行く。 嗚呼、是で心身共にこざっぱりとできる。 意気揚々、真っ赤なフォルゴーレ号で出立した僅か数分後。 ゴーグルに雨粒がぽつり…と途端にざあと勢いよく降り出した。 やれやれ。出鼻を挫かれた格好で散髪気分が台無しである。 予報では微塵も触れて居なかった雨だが、降り出しも突然なら止むも突然。 美容室へ到着する頃には、既に小雨となって…

ご挨拶

|雑記| 昨年末に叔母方で突然の不幸が在り、今年も正月は無しの静かな新年。 年が新たとなっても、やれ戦だ、罵りあいだ、私腹を肥やすだ。 人間のやることときたら、甚だ愚かしいことばかりであるけれども、 だからと云って、望みだけは忘れずに持って居なければなぁ、と思う。長屋のご近所様方。 世の中がどれだけ物騒で窮屈で理不尽であっても、 我々の心だけはいつだって自由に在りたいものです。 相変わらずの粗忽者ではございますが、 今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

十二月雑感

|雑記| いやはや。もうこんな時期、である。十二月に入った途端、叔母の連れ合いの急死だの、叔父が救急車で運ばれるだの。 自身においては、やれ金策に必要な書類の作成だ、提出だ、え?訂正? でもって訂正して確認して再提出だ。バタバタ、アタフタ、あっち、こっち。 ふう。ようやっと一息つけたらば、もう師走も終いが見えて来たのであった。 仕事はすっかり忙しさから離れても、外にこうした事柄で気が落ち着かぬと云うのは、 どうにも余裕が無くなってしまって、何かと気力がついてゆかぬものだなぁ。…

十一月雑感

|雑記| ご褒美。そんな言葉がふと浮かんだ、十一月の終いであった。覚悟して臨んだ今年の月間だったが、いざ蓋を開けてみたら、エコエコだの白目だのと、いつものよな怒涛に振り回されることも無く、わさわさとしながらも不思議と気持ちの良い忙しさの中で月間は進み、帳簿をつけ終えてみれば、あら。あんなにしんどい思いをして、へとへとになって得られた利益よりも、ずっと多く上がって居たのである。 ここ数年は、毎年繰り返される季節の狂騒に、コロナ禍と云う迷惑なだけのおまけがくっついて肥大して、そん…

恒例

|雑記| すったもんだであたふたする内に、いつの間にやら十一月。 毎年恒例の白目月間が、今年もまた始まった。 この時期に夏日、と云う異常気象で色づきが遅れて居るため、 今のところは未だ未だ序の序の口、の感ではあるけれども、 まぁ結局、何をどうしたところでエコエコ沙汰は避けられぬのだから、 ならばいっそ、商魂逞しい感じで参ろうじゃないの、と腹を括る。エコエコと 白目むきつつ 金稼ぐそんな今年の十一月である。

よくぞ御無事で

|雑記| 本日朝。お嬢が無事戻って参りましたので、 詳細は後程に、取り急ぎ長屋のご近所様方へお知らせ致します。 あー、ホッとしたらお腹すいたー。久々にぐっすり眠れるー。

独り言つ

|雑記| 辛うじて一先ずどうにかこうにか九月を乗り切れたか。 相変わらず解決はして居ないのだが、何とか目途は立ちそうだ。 重たさ、しんどさに押しつぶされそうになる中でも、 ふと良い風の吹くこと、良い流れのやってくることが在って、 ほんのちょっとだけ救われたよな心持ちになれたりして。 勿論、それで楽観なんかできる訳ないのだけれど、 かと云って、ただ悲観ばかりもして居られないし、 うん。今は兎に角、ぐっと辛抱して踏ん張るしかないな。 と、自分自身に云い聞かす。

何もなかったわけじゃないけれど

|雑記| ここひと月の間は、たちの悪い双六の中に居るよな感じだった。 ようやっと進んだー!と喜んだ矢先、引きずり戻らされ。 一喜一憂。一進一退、否。一歩進んで二歩、どころか何歩も下がり。 もがもが、じたばた。そんなこんなするうちに暦は九月を迎え、 鳩尾の辺りへ鉛が留まって居るよな、重苦しい心持ちは変わらず。 いつになったら、こんな堂々巡り双六から抜け出せるものか。と、相変わらずの閉塞感の最中にささやかな善き風が吹き、 ほんの少しだけほっと息をついて胸をなでおろすも、 突然の線…

お盆の支度

|雑記| 父が畑で採って来た夏野菜の中に混じって居た、小粒ちゃんたち。 ちいちゃな茄子とちいちゃなピーマン。ころころとかあいいので、 爺様のお馬にお誂え向きかしら、と塩梅見ながら楊枝の足付けて、 涼しげな硝子の器にほおずき盛って、お盆のお迎えの支度。下界の天気は荒れそうだから、ちょっと早めに帰っておいでね。この小粒っ子。結構速そうだし、すばしこそうだし、大丈夫よね(笑)。

継続の力

|雑記| 先月の初めに丸二年ぶりで受診した健康診断の結果が届いた。 前回、前々回は都合が悪くなって受けられなかったのだが、 思えば筋トレやチャリに取り組み始めたのが、丁度二年前。 従って今回の健康診断の結果は、まさしくその取り組みの成果が 数値となって示される訳で、さてさて。結果は如何様であったか。 封筒から取り出した書類を開いて、あらびっくり!実に実に。 予想以上の成果がしっかりと数値に表れて居るじゃないの。唯一、血清クレアチニン値が高めなのは想定内。これに関しては 腎機能…

夏の御挨拶

|雑記| 暑中お見舞い申し上げます。ニュースの気象情報やら新聞やら。 兎にも角にも何処も彼処も、口を開けばやれ 「猛烈」だの「非常に危険」だの「命にかかわる」だの。 物騒も物騒、とても季節の様子を表すものの云い方とは思えず、 この夏の奴めときたら、余程に凶暴な性質であるらしい。 年毎に益々暦と暦のあわい、移ろいなどと云うものが薄くなり、 やがては無くなってゆくのであろうか、と遥々と遣る瀬無く、 かと云って只観念するだけなのも何やら癪なのだけれど、 来る日も来る日もこの調子では…

眉を描いたら

|雑記| |モノ| 月曜の休みに抽斗の中の化粧品を整理した。平素より殆ど化粧を施さぬ人間であるから「整理した」と云ったところで大した数でも無かったのだけれども、何れも購入してから三年~五年が経過し、半分も使わずに放置されたものばかりで、何やら勿体ない気もしたが潔く処分。最終的にアイブロウペンシルとマスカラが各一本、口紅を二本だけ残してすっきりとなった。そもそも何故こうして、幾らも使わぬまま捨てるよなことになるのか?普段の部分化粧すらほぼしない上、所謂”フルメイク”を施す機会に…

もがもがとかじたばたとか

|雑記| もがもがじたばたとして六月が過ぎ、そうして七月となった。 七月となっても、未だ同じよにもがもがじたばたやって居る。 梅雨だと云うのに、既にいっぱしの真夏のよな無情の日も在り、 ただでなくとも気抜けたところへ、更なる気抜けを乗せてゆく。畑で採れたばかりの玉蜀黍と胡瓜、南瓜がやって来たので、 億劫とならぬうちに、ささと体を動かして台所へ立つ。 台所で支度して、切ったり炊いたり洗ったりして居ると、 さっきまでの気詰まりやら不安やらが、すうと治まってくる。 解決したわけでは…

五十路の着物

|着物| |雑記| 着物を着始めたのは二十代も末の頃で、その頃に好んで着たのは (頂き物やお下がりの着物以外では) もっぱら骨董市で買い求めた銘仙やお召であった。途中着物を休んだ時期も在ったが、五十肩が治って以降のここ数年は、後ろ手での帯結びも復活し「週に二日は着物」と云うところへ落ち着いた。仕事に着るから当然普段着で、丈は短めに着て上から割烹着。履物も所謂”軽装草履”と云う普段履きである。時折「あら、お着物なんですね」と云う人が在ると、冗談めかして「”お”のつかない”着物”…

Rose di Maggio

|雑記| |庭仕事| 五月のバラたちが咲いたので、少し切ってきて窓辺へ。 マダム・アルフレッド・キャリエール、ヴィックス・カプリス、マダム・ピエール・オジェ。昨年は異常気象や天候不順の続いた所為もあって*1、まったく上手く咲かせてあげられずに気の毒したのだが、今年は休眠期の後から順調に育ってくれて、しっかりと咲き始めて居る。ほっと一安心。 皆それぞれに違った姿形や香りが在って、太陽の光の下でも窓硝子の内側でも、実に見飽きることが無いなぁ。「トレジャー・トローヴ」や「ブラッシュ…

三月雑感

|雑記| じくじくとした重たい気持ちのまま冬を越し、 もがきと呆然と脱力らが交錯する中に春を迎え、 分厚い覆いを脱ぎ去ったところで、ようやっと息を吹き返す。 僅かな希望の、ほんの小さな光の粒が見えた気がして、 この先に続く道が確かなのかどうかは分からぬけれど、 心細い信念を大事に掌で包みながら、進んでいこうと思った。やれるだけのことをやり切ったなら、後はなるようになるだろ。 灯りの無い道へ灯りがともって、先の方が明るく見えてくるまでは 何とか辛抱して一歩一歩。時間がかかっても…

春の暴挙

|雑記| 早朝にざあと雨が降って止み、程無く空気が妙に暖かくなった。 暦も三月だ。いよいよ春となるか。 店へ出て、開店の支度をしながら、ふと窓の外を見やると、 南の方へ山全体を広く覆う格好で、春霞がかかって居る。 春霞……否、違う。一見似た風だが、全く異質なもの。 それは仄かに黄色がかった煙のよで、嫌な感じの重量感を持ち、 幾つもの塊となって風に流されてゆく。辺り一帯にぶ厚くたちこめて すっかり視界を遮る様は、さながら大掛かりな煙幕と云った風。 嗚呼。紛れもなく、こいつはスギ…

見守りと薄情の間

|雑記| つい先日、ものの云い方が矢鱈と好戦的な人と話した。 元々はそんな人では無いから、恐らくは何処かで妙な影響を受けたのだろ。 自らの発言と行動が噛み合わぬ矛盾には、気付いて居るのかしら。 こちらの話など殆ど上の空である。やれやれ。何だか気の毒と云うか、危なっかしいと云うか。 この人は毎度の迷走の末、落ち着いて良かったと思いきや、 暫くすると、またすぐに間違った方へと軌道修正してしまうので、 もう助言だとかは必要ないよな気がして、近頃では只、 話を聞くにとどめ、見守るだけ…

一月雑感

|雑記| 遅々としたり身動きが取れずに居たり、何だかんだそんなこんなで一月も終いである。閉塞感と焦燥感の入り混じったよな、モヤモヤと燻ったままの息苦しさはずっと拭えず、かと云って自転車で気晴らしに出掛けようにも、この寒さ。競技のトレーニングなら兎も角、只の趣味の自転車乗りには休眠期だろうよ。従って、も少し暖かくなるまでは、地味に地道に、サボらずコツコツ体づくりなのである。 近所の家の荒んだ軒下に、全くの雨ざらしで『GIANT ESCAPE R3』が放ってある。見掛けてからもう…

新年由無し事

|雑記| 正月休みは、二日の晩のみ叔母宅のご相伴に預かった他は、 特に何処へ出掛るでもなく家にてのんびり過ごした。 久方ぶりの、全く気兼ねの無い、気楽な正月休みである。年末からの選手権。一・二回戦と観たいカードが放送されず、 モヤモヤと燻りつつも、結局は全て観てしまう。性である。年明け。天気も良かったので自転車に乗ろうと思い立ち、 程無く、底意地の悪い北風の前に止む無く断念。しかしながら、 体を動かしたい欲求は治まらず、軽い筋トレを少々に スピンバイクを30分漕いで、何となく…

御挨拶

|雑記| 大晦日は恒例の墓参りを済ませ、午後から電車で隣町へ出掛けて、 馴染みの喫茶店で珈琲を飲み、少し先の神社を地味にお参り。 来年も何とかやっていけますように。交通安全のステッカーを買う。十一月に他界した従弟を悼み、正月は無しにしようとなった。 久しぶりの、何もしない、のんびりの新年となるかな。 たまにはそんなのも有難い。遠慮無く休ませて貰おうと思う。さてさて。はてなハイツのご近所様方。 斯様な事情で新年の御挨拶は控えさせて頂きます故、よしなに。 今年一年お付き合い下さり…

平和は不意に訪れる

|雑記| 近所の迷惑一家が、昨日突然引っ越していった。 数日前から2t車が出入りして何だかなぁ、と思って居たら、 実に何と、お引越しだったとは。さて、この迷惑一家だが、 猫の多頭飼育崩壊未遂やら、バカ息子のイリーガル騒音バイク問題やら、 その他数え切れぬ迷惑行為で、近所一帯の脅威となって居た一家である。*1お隣の奥さんと掃き掃除の際に出くわしたら、やっと平和になった。 これで静かな以前の生活に戻れる、と心底安堵した様子であった。 確か一家のやって来たのも突然で、それも同じ師走…

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