双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな日記より

|日々| 年内の仕事も仕舞い、件の野暮用も何とかやっつけ。 今年はおせちも拵えた。いり鶏に黒豆、松前漬け。 昆布巻き、たたき牛蒡、柚子巻き、などなど。 明日はこれらをお重に詰めて。慌しいながら 仕事も用事も終え、ほっと安堵の心持ちで、 明日の大晦…

紳士ごのみ

|モノ| 以前に引き受けた野暮用を、新年には決して 持ち越したく無いので、昼近くに寝床を出てから 軽い昼食を済ませ、のろのろと取り掛かる。 もっと早くにやっつけてしまえば良かったのだが、 何せ気乗りがせねば、物事に取り掛かれぬ質故、 こんな年の瀬…

師走の窓

|日々| 本日は恒例の餅つき。朝早くから準備に取り掛かる。 今年は父方の叔父連、従兄弟や弟らの男手が集まり、 つき手が充分に足りたので、かなり助かって。 開店時刻を少しまわった頃、皆に振舞う餅と 各親類用の伸し餅、硬めについた鏡餅など、 総計七臼…

天然アルゼンティーナ

|雑記| 昨日、馴染みの美容室へ出掛けた。 年の暮れ。短いながらにも、数ヶ月放っておいた 無粋な髪のまま、新たな年を迎えたくは無いから なのであるが、再び元の長さに切って整える、 と云うことも考えたものの、何やらふと おかっぱの長さが恋しくなり、…

冬至

|日々| |音| 風の強い日曜日。とつとつと暮れる夕空を眺め、 今日は冬至だねぇ。ぼこっとした柚子を手に手に、 のらりくらり、皆で話して居った筈だのに、 人の相談事を聞くなどして、やがて夜を迎えたら、 嗚呼、柚子湯。すっかり忘れてしまって居た。 気を…

冬の中

|日々| |音| 外出にコートを羽織ると、ただそれだけで、 自分が冬の中に在ることを、感じ入る。 冬の出で立ち。冬の心地。 月曜日。通り慣れた小高い丘に沿う道が、 前日の雨に散った銀杏の葉で、すっかり 黄色に埋まった上を、滑らぬよにして歩いた。 誰と…

雨の日の星空

|音| プラネタリウムで、デンマークのケルトを聴く。 フィドルとギターで紡がれる北欧の音は、 何処か牧歌的でおっとりとして、アイルランドの それとは雰囲気の異なるのが、お国柄で面白い。 北欧の、つうんと澄んだ空気と空は、きっと 彼らの紡ぐ音色と同…

冬の寝床

|縷々| うっすら雨の気配を感じて目を覚ますと、 冬の朝は未だ明けたばかりで、鈍く身じろげば、 夜具の僅かの隙間から、つうと冷たい空気が 入り込み、鼻先に触れ、再び眠りへ戻る。 取り留めの無い、様々の断片が瞼に重なる。 くすんだ青。ニオイスミレ。…

きゅう・・・

|映画| 弓 [DVD]出版社/メーカー: ハピネット発売日: 2007/02/23メディア: DVD購入: 1人 クリック: 52回この商品を含むブログ (53件) を見る悪い男 [DVD]出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2004/08/06メディア: DVD クリック: 57回この商品を含むブログ …

畳む 夜

|日々| 仕事を終えて部屋へ戻ると、先ず風呂場へ向かって 湯沸かしのつまみを、まわす。風呂の沸く暫しの間、 取り込んだ洗濯物を、居間にどさり降ろして、一呼吸。 洗濯物を前に、背すじ伸ばして、正座する。 箪笥の行き先ごとに、ざっと仕分けてから、 靴…

くるまる

|音| A Plea En Vendrediアーティスト: Tamas Wells出版社/メーカー: Inpartmaint / Lirico発売日: 2006/10/15メディア: CD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見るあったかな毛布みたいな、音楽。 鼓膜を通って、やわらかに。じんわり沁…

ぽちっと考

|雑記| |モノ| このところずっと心に引っ掛かって居た、或る想い。 先日のmikkさんのエントリ(街から消える店 - 音甘映画館)が、その想いと重なって居たのは、何かから何かが繋がって居るよで、こそっと嬉しい偶然だった。 「モノを買う」と云うこと。イン…

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