双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

蕗を炊く

|暮らし| 採って来たばかりと云う蕗を二束、頂戴した。 蕗を炊いたのは好物だが、下処理の面倒さを想い、 きれいに結わえられた、ぴんと瑞々しい茎の束を 暫しの間、只突っ立ってじいと眺め、しかし、 いつまでもそうして突っ立って居る訳にもゆかず、 大き…

由無し事

|戯言| ■カラオケ(を歌わされるの)が心の底から大嫌いなのだが、組合の懇親会でどうしても一曲は歌わねばならぬよな流れとなり、仕方が無いので腹を括り、散々考えた末、越路吹雪の『サン・トワ・マミー』にしようと思ったら、どうやら機械の調子が悪かったら…

失われた図書館

|雑記| 『SHERLOCK 3』で浮かれて居たところへ衝撃のニュースが! Glasgow School of Art fire: 'iconic and unique library is lost' | UK news | The Guardian 英グラスゴーの歴史的建造物で火災、一部損傷 写真12枚 国際ニュース:AFPBB News スコットラ…

五月雑感

|日々| 痛めた首は、未だ僅かな違和感こそ残るものの、 概ね快癒し、朝の目覚めに付き纏うことも無い。 空気はからりと澄んで、些か肌寒い程。 暗い色を帯びた雲が所々、晴れ間に紛れ込み、 午後の室内に薄い影が降りる。 こんな日は、何を拵えて食べたら良…

哀しい湿布

|日々| ”やらなきゃいけないこと”が概ね片付き、*1 胸の燻りがすっきり晴れたと思いきや、 それと入れ違いで、どうやら寝違えたらしい。 首後ろから右肩甲骨にかけての広範囲を 盛大に痛めてしまい、再び遣る瀬無さ戻る。 通りすがりの冷やかし客らに疲れ果…

A Spoonful of Sorrow

|音| からりと晴れた午後。 窓から入る風は清々しくカーテンを揺らす。 土曜日のコバルトグリン。 ほんの一匙だけ憂いを残して、 重たい閉塞が遠のいてゆく。 [asin:B0008GK08I:detail]

倦怠

|縷々| 昨日の雨の残した湿気の所為で、 首から肩が重く、 どんよりとした眠気が纏わりついて離れない。 今日を包囲する、気圧の揺らぎと、ひずみ。 こんな日の単調さは、 一分、一時間を幾倍にも引き伸ばし、 こちらは只、それがのろのろと過ぎてゆくのを …

余裕

|若旦那| |忍び| 概ね猫と云うのは、序列や縄張りに対する意識の強い生き物である。所有物に対しても同様で、それが何かの拍子でどうにかしたとなれば、小競り合いだの喧嘩だのの勃発することも珍しくない。先日、散髪に行こうと身支度を整えて居たら、若旦…

雨の休日

|日々| 朝目覚めると、外が薄暗い。雨の音。 七時の給餌後、再び寝床へ戻った猫たちは、 横腹をゆっくり上下させながら深い眠りの中に居て、 耳を澄ますと、互い違いに寝息が聞こえてくる。 彼らの眠りを断つのが躊躇われ、 一旦手にした掃除機を、そっと元…

Farther on

|音| 大型連休とやらに振り回される人々と それに付随する種々の狂騒に倦みながら、 些事に追われ、猫にかまけながら、 風薫る五月初旬の中に居る。 Late for the Skyアーティスト: Jackson Browne出版社/メーカー: Elektra / Wea発売日: 1990/10/25メディア…

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