双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

倦怠

|縷々|

昨日の雨の残した湿気の所為で、
首から肩が重く、
どんよりとした眠気が纏わりついて離れない。
今日を包囲する、気圧の揺らぎと、ひずみ。
こんな日の単調さは、
一分、一時間を幾倍にも引き伸ばし、
こちらは只、それがのろのろと過ぎてゆくのを
受身で待つばかりだ。
たとい望まずとも。


退屈は嫌いじゃないけれど、
倦怠はひどく耐え難い。

<