双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

二月随想

|日々|


猫たちが愉快だったり、穏やかだったり、




藤色の淡いプリント生地で、揃いのシュシュ首輪を拵えてやった。真ん中の辺りへ若旦那はベージュ、忍びちゃんは水色の細いトーションが縫い付けてある。
二匹とも(おっさん)良く似合って居る…と思うのだけれど(笑)。


編み物の代わりに針仕事したり、

探し物ついでにひょっこり茶箱から出てきたキルトトップは、何とまあ、私が二十年近くも前に(!)拵えたもの。あああ、ログキャビン…。うわぁ懐かしいな〜、なんて眺めて居たら、うん、折角見付けたのだもの。ちゃんと仕上げてあげよう、と十数年ぶりのパッチワーク仕事。
ぐるっと囲むボーダーは少しくすんだ若草色にした。

しみじみ見てみれば、どうしてこの柄選んだんだろか…と微妙な端切れがちらほら点在(笑)。
ま、それもご愛敬。



同時進行で、別のをちくちくとしたり、

こちらは去年、長年に渡って貯め込んだ端切れをさっぱりと整理した際、捨てるに忍びなくて残したのを一先ず6cm四方の大きさに切っておいて、それを暖色系と寒色系に分け、後はただ素朴なナインパッチで繋いだだけ。先のログキャビンが終わったら仕上げるつもり。


水浸しの腐葉土を乾かしたり。

バラの用土を拵えたかったが、赤玉土が足りずに作業は延期。ついでなので雨水が浸水してびしゃびしゃの腐葉土を、トレイ二枚の上に広げて天日干し。


他には、珈琲飲んだりコッペパン食べたり、
誰かの小さな助けになることができたり、
久々のDIYでテレビ台を塩梅良く改造したり。
世の中の理不尽を目の当たりにしたり、
人間の愚かさを改めてかみしめたり、
ちゃぶ台をひっくり返したいよな心持ちになったり、
否、そんなことじゃいかん、と再び思い直したり。
或る日の剣菱があんまりにもかあいらし過ぎて、
ついついこねくりまわして、ぎゃんと怒られたり、
その後で、むぎゅっとやって仲直りしたり。
絶望したり、楽観したり。
無理くり折り合いつけながら、
そんな風にして過ごして居た。

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