双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

六回目

|猫随想|



アーロンが彼岸へ渡って、六回目の命日に供えたのは
レースフラワー、一枝のエリカ、エリンギウムに
落ち着いた色味のカーネーションバーガンディーも。


命日くらいしみじみしたいもんだ、と思って居ても、
季節柄、ただ慌しくバタバタと過ぎてしまうんだな。
今年もやっぱりそうだった。
疲れ切って店を仕舞って、ようやっと人心地ついて、
珈琲を淹れて、アーロンの遺影と差し向かい。
今朝、裏手の野原にうっすら霜がおりたよ。
そうだね。もうじき、冬が来るね。

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