双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

娘、予防接種へ行く

|猫随想|


娘(ツヤツヤプリン娘 →ツヤプリン娘 →娘)こと剣菱
赤ひげ先生のお医者へ、ワクチン接種に連れて行った。
ようやっと。ようやっと。
子猫の娘と出会ったのが2014年冬。それから数か月、
すったもんだの捕獲劇を経て、無事不妊手術を済ませ、
数日間の養生の後リリースし、2015年一月末にTNR完了。
そこから触れられるまでに一年半を要し、現在に至る。
もっと早くにお医者へいくことも出来たろうけれど、
根気強く築いた信頼関係が無に帰すことだけは、何としても
避けたかったため、十分過ぎるゴロスリちゃんとなるまで
待って待ってのワクチン接種であった、と云う訳である。


正直、ワクチンに関しては色々と思うところも在る。
つまり、接種の頻度(我が国では毎年)や種類、成分、
小さな体への大きな負担、副作用などのデメリット云々。
私個人としては、完全室内飼養であれば三種混合を三年毎*1
そして接種の前後一週間は、肝臓や腎臓の保護と解毒、
及び免疫強化のためのホリスティックな対策をしっかり
行うのが、現時点で考えられる最善策なのかなぁ、と。
ワクチンは極力負担の少ないコアワクチンにとどめ、
得られるメリットは得ても、デメリットは残さず排出する。
ご存知の通り、娘はバリバリのお外っ子である。
何かしらの伝染病や細菌に感染するリスクは、当然
お家っ子の比では無いだろうし、ワクチンのメリットと
デメリットを天秤にかければ、メリットの方が大きかろう。
故に坊ちゃんら同様、娘にもハーブチンキや食餌による、
万全のワクチン対策()をきっちり行った上で、
この度の三種混合の接種に至った次第なのだ。


ところで。
何より意外だったのが、娘の聞き分けの良さよ(笑)。
お医者の度に大騒ぎの坊ちゃんどもよか、よっぽど
大人しくお利口で、赤ひげ先生もあらら、と感心して居た程。
「良かったねぇ。ここまでになったんだねぇ」と仰って、
またしても代金を割り引いて下さった。実に有難いことである。
肝心の娘は帰って来てからも、随分と落ち着いたもので、
しっかりご飯を食べ、水を飲み、ごろごろと甘え、
しかしながら、やはり初めてのこと*2で疲れたのかな。
気に入りの場所でこてっと横になると、すぐに寝てしまった。
因みに目方は3.7kg。山椒は小粒でピリリと、ね!

*1:実はワクチンによる抗体は一年やそこいらでは無くならない、と云うことが研究で既に分かって居り、よって米国や欧州では世界基準の三年毎が主流。又、高齢になったら接種を勧めないのだそうだ。先進国を自称するなら(笑)、日本もさっさとこの世界基準に合わせてほしいものだが、かかりつけのお医者から毎年の「ワクチン接種のお知らせ」が届けば、実際にバックレるのはなかなか勇気が要るだろなぁ(笑)。ワクチン接種以外にも、具合が悪くなって診て貰うことは当然在る訳だからねぇ…。

*2:正確には二度目だけれど。

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