双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ホビ松

|ホビ吹|

(便宜上”ホビ吹”ですが”ホビ松”です)


数日前。ホビ松の元に大学の同窓会報が届きました。年に二回程”寄付のお願い”と云う名目の軽い恐喝も兼ねて一方的に送られてくるので、基本的にはガン無視なのですが、今回はつい魔が差してつい読んでしまったから、さあ大変。その恐ろしい会報の中身とは、同窓生、即ち「天上人」の方々の華麗過ぎる活躍と経歴をとくと見やがれ、そして己のクズさをとくと噛み締めやがれこのゴミ野郎めが、と云う趣旨なのでありました。


「はいはい。こちとら未婚・子無し・低所得、
同窓生及び同世代カースト圧倒的最底辺のホビ松様ですよ。
なになに、ふむふむ。
ウェブ制作&デザイン事務所代表取締役
二十代で起業で社長だよ。出たよ青年実業家。
ドッグトリミングスクール主催ねぇ。ふーん、そうなんだー。
芸能プロダクションの女若社長は、ほぼ横文字の人脈自慢だよ。
しかも自分のプロフィール写真に紗掛けてるって、
どんだけ自分好きなの?こわっ!きもっ!感じ悪っ!
え、何コレ。書道家でアイドルって、訳分かんないんですけど。
誰だか知らねえし、そもそも見たことねえし!!」


自らのうっかりを猛烈に後悔しながら、白目剥き剥き
罵詈雑言を吐き出して、会報を片手で握り潰したホビ松は、
真っ暗な部屋の隅っこに例の呪詛を唱え始めましたよ。



「さあて、今日は何を召喚したものかな。
スーパーモンゴリアンデスワームに生きたまま喰わせ…
否、それでは駄目だ。それでは手ぬるい。
手っ取り早いっちゃ手っ取り早いけど、手ぬる過ぎる。
ここはやはり、魔道師の皆さんにお越し頂いて、
終わりの見えぬ地獄の苦痛を、じわじわじわじわ…
フフッ。ウフフ…ウフフフフフフフ……」


嗚呼。
ホビ松が心静かに暮らせる日は、いつになったら来るのか。

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