双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

おかえり

|本|


Coyote No.47 特集:今、野坂昭如

Coyote No.47 特集:今、野坂昭如


この夏『coyote』がひっそりと復刊へ動いて居たのを、
不精の所為で、発売も間近になってから知った。*1
長い旅に出て居た旧い友が、ひょいっと
帰ってきたみたいで、とても嬉しい。
私にとっては、単なる”雑誌”なんかじゃなかった。
もすかすると今の時代には、古臭いだけかも知れない、
心に、人生に、”旅を持つ”ことの、意味。意義。
そこから軽やかに広がってゆく世界の、その在り様は
”旅”を源流として、清冽に、ふくよかに、やがて
数々の支流を持って流れてゆく川みたいだな、と想う。
私はもう、随分と旅から遠ざかって居て、
だけれど決して、旅をして居ない訳じゃない。
いつだって心とポッケには、旅が在る。

*1:特集は野坂昭如ですって。未だ届いて居ないのだけれど・・・。

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