双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

シマシマ胴輪

|若旦那| |モノ|


先頃、若旦那に新たな胴輪を買い求めたのである。*1
別段、散歩がどうこうと云うのではない。所謂"もしものとき"の備えとして、やはり胴輪は在った方が宜しかろう、と。"もしものとき"なんてものは、できれば来ぬに越したことは無いのだけれど、それ以外でも、お医者へ連れてゆく際など、背負子の中で胴輪を着けて居れば、多少は大人しくできるであろうし、飛び出し防止用のベルト付きフックにも繋ぐことができるので、在れば何かと心強い。しかし、問題は若旦那が快く応じるか、否か。何せ以前の紐式胴輪は、見るだけで逃げ出す始末、よって装着させるも一苦労であった。是は拙宅にやって来たばかりの頃、Aちゃんがお祝いにと買ってくれた品なのだけれども、紐が窮屈で嫌なのか、若旦那自身がとうとう慣れてくれることが無かったため、負担の少ないチョッキ様のものであれば良いのではないかしら、と考えた訳である。
さて。結果として、この選択は正解であった。初めこそ違和感から固まって、もぞもぞと匍匐前進状態にあったものの、毎日半時程装着して過ごすうち、次第に慣れてきた様子で、ぎこちないなりに、今では着けたまま歩き回ったり、おやつを食べるなどして居る。動きに制限の在るのは同じにせよ、やはり紐式よかチョッキ式の方が、動きも着け心地も楽なのであろう。兎にも角にも、今回は猫円座のよに無駄とならずに済み、一安心。


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箪笥の上の定位置にて、満更でもない風の若旦那。何やら余計にむっちりして見える気もするが、緑とチャコルグレイのシマシマ、なかなか似合って居るぞよ。フフフ。

*1:M寸。引き綱も付属。

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