双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

散髪と赤い色

|雑記|


不精も不精。
散髪をかれこれ三月近くも放ってしまい、
鏡の中のもっさり冴えぬ顔付きに、
さすが是ではいけない、と美容院へ行く。
伸び放題の襟足を刈上げ、耳を出し、
久々すっきりさっぱりとなったら、
顔は明るく、同じ身なりもしゃんと見える。
何より、すこぶる気持ちが良い。
うん。やっぱりこの長さなんだな。
帰り道の途中で紳士物の赤いカーディガンを買い、
じきにやって来る冬を想って、心が躍る。
冬に身に着ける赤が好きだ。

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