双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2018-01-01から1年間の記事一覧

梅雨の晴れ間の男子倶楽部

|若旦那| |忍び| 六月も半ば。 束の間、梅雨の晴れ間が訪れたものの、 坊ちゃん方は退屈を持て余し、 さもかったるそにダラダラゴロゴロ。 よござんす。 ここはひとつ気分転換に、拵えたばかりの おニューのお召し物で、男子倶楽部と参りましょ。 +++ 若…

四十路の履物考:オーロラシューズ篇

|モノ| 修理に出してあったオーロラシューズ(◆)が、ひと月を経て戻って来た。 依頼した修理内容は”オールソール”と云って、ソール部分を全て剥がして張り替えるもの。それだけでなしに、丁寧なクリーニングと保革なども施して下さり、比較できるよな修理前の…

娘、予防接種へ行く

|猫随想| 娘(ツヤツヤプリン娘 →ツヤプリン娘 →娘)こと剣菱を 赤ひげ先生のお医者へ、ワクチン接種に連れて行った。 ようやっと。ようやっと。 子猫の娘と出会ったのが2014年冬。それから数か月、 すったもんだの捕獲劇を経て、無事不妊手術を済ませ、 数日…

ホビ松

|ホビ吹| (便宜上”ホビ吹”ですが”ホビ松”です) 数日前。ホビ松の元に大学の同窓会報が届きました。年に二回程”寄付のお願い”と云う名目の軽い恐喝も兼ねて一方的に送られてくるので、基本的にはガン無視なのですが、今回はつい魔が差してつい読んでしまった…

Il Nome della Rosa

|庭仕事| |写眞館| 鉢植えさんも地植えさんも、皆さん咲いて居ります。 【左】マリー・ドゥ・サンジャン (Marie de Saint Jean) 【右】カーディナル・ドゥ・リシュリュー (Cardinal de Richelieu) 【左】ラ・レーヌ・ビクトリア (La Reine Victoria) 【右】マダム・…

退屈

|雑記| 世の中の狂騒が去り、いつもの日常が戻るも、 すわ、春前まで逆戻りしたよな肌寒さに閉口。 コットン素材のカーディガンを羽織り、 シャツを重ね着して元へ戻るまで凌いで居る。 今年の連休はと云えば、忙しいのは忙しいなりに、 しかしながら、存外…

ころりん、咲いた

|庭仕事| 雨降りの翌日。 美人姉妹と奥方が咲いて居た。 ころりん、とした姿がかあいらしいのは、 剣菱嬢も一緒かな、などと思う。 実は結構、うどんこ病にかかって居るのだが、 大雑把な性格なので、あまり気にしない(笑)。

四十路の履物考:Dr.マーチン篇

|モノ| 私の人生初Dr.マーチンは高校一年の頃。鉄板入り3-eyeのチェリーレッド、所謂「おでこ靴」である。バイトで貯めたお金を握りしめ、当時の田舎のトンガリキッズ(笑)たち御用達の店で買い求めたのだけれども、それから十数年の長きに渡り、もういい加減…

四十路の履物考・反省篇

|モノ| 仕事用靴の踵の内側が破れて途方に暮れた。KEENのトレッキング靴で、色違えで二足在るのだけれども、はじめは一足だけであったのが、とうとう残る一方も破れてしまったのである。この手の靴は通気性の点から、内側にメッシュ生地を使用して居るため、…

映画館にて

|音| Chambers [帯解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] Amazon特典限定マグネット付 (BRC455)アーティスト: Gonzales,ゴンザレス,チリー・ゴンザレス出版社/メーカー: Beat Records / Gentle Threat発売日: 2015/03/17メディア: CDこの商品を含むブログ…

春の養生

|雑記| |太極拳| 春に体調のすぐれぬ人は多いが、斯く云う私もそうである。頭がぼんやりとしたり、眠気やだるさが抜けなかったり、何となく苛々となったり…。こうした症状を中医学や漢方では「気滞」つまり読んで字の如く、気の巡りが滞って居る状態を指し、…

私と春

|縷々| 春霞に覆われた山の輪郭がぼんやりと。 小学校の敷地をぐるりと囲む桜が満開で、 薄く白んだ花弁が四月の風に散って居る。 嗚呼、私は春が苦手だ。 満開の桜の中へ身を置くのも、やはり苦手だ。 むせかえるよに、一斉に隙間なく花を咲かせ、 吹雪の如…

春の八方塞がりと散髪

|雑記| 何だかんだ。ああだこうだ。 自分以外のことばかりにかまけ、時間を、手足を取られ、 はたと気付けば、もう三か月も散髪から遠ざかって居た。 加えて、春は一年で最も体調の芳しからぬ、唯一の季節であり、 思考は朦朧。目鼻正常に機能して居るとは云…

ホリスティックご飯事情:其の四

|本| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ 『其の二』は→◆ 『其の三』は→◆ 猫らの食餌見直しに端を発したホリスティック行脚も、この一冊が始まりであった。Herbs for Pets ペットのためのハーブ大百科 SECOND EDITION (Nanaブックス)作者: グレゴリ…

ホリスティックご飯事情:其の三

|モノ| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ 『其の二』は→◆ さて。ホリスティックケアにおける「健康」と云うのは、単に病気でない状態のことを指すのではなく、体と云うものを”ひとつの全体”と捉え、精神や環境なども含めた全ての要素がバランス良…

ホリスティックご飯事情:其の二

|モノ| |猫随想| 【前回からの続き】 『其の一』は→◆ ■プラス、毎日のご飯に加えるハーブなど。 1:ネトルティー イラクサの名でも知られるネトルは、天然のマルチビタミンと呼ばれる程、豊富な栄養素をバランス良く含む他、抗アレルギー作用によって花粉症…

ホリスティックご飯事情:其の一

|モノ| |猫随想| 拙宅の猫らの健康管理の要である、ご飯事情。昨年よりホリスティックケアを学び始めて以来、実践を重ねながら色々と形になってきた事柄について、ここへまとめようと幾度か試みたのだが、何せこうした全体を分かり易くまとめるだとかの類が…

春への支度

|縷々| |猫随想| 三月が連れてきた、春の嵐。 湿り気を含んだ春の匂いが、窓を開けた途端にぶわーっと。 我々ヒトは、あんまりにも急で戸惑ってしまうけれど、 猫たちは、少し前からちゃんと気付いて居たのだろ。 誘われるまま眠気へ身を委ね、かと云って 只…

冬の子

|猫随想| 雪の日。 枯草の原っぱの中に、剣菱の黒い小さな頭。 「おーい。寒いから戻っておいで」 呼びに行ったら、ウサギみたいに跳ねながら駆けてきた。 頭の上へ雪粒を乗っけて、ふわふわに毛皮を膨らまして。 まん丸のころころの、お饅頭みたいな、冬の…

二月随想

|日々| 猫たちが愉快だったり、穏やかだったり、 藤色の淡いプリント生地で、揃いのシュシュ首輪を拵えてやった。真ん中の辺りへ若旦那はベージュ、忍びちゃんは水色の細いトーションが縫い付けてある。 二匹とも(おっさん)良く似合って居る…と思うのだけれ…

ロングポール爪とぎ

|モノ| 拙宅では、爪とぎポールも兼ねた猫タワー(通称:タワーB)の柱が、専ら猫たちの爪とぎの役割を担って居り、それで充分に事足りて居るため、別途独立した”爪とぎ”と云うものが無い。しかしながら、おっさん二匹分の日々のガリガリ攻撃による消耗は、思…

地味で分かりにくいこと

|日々| 水道管は凍て付き、日中の気温も五度に届かず。 恐ろしい程の無情な寒波の襲来に人足も遠のき、 気づけばもうじき、一月が終わろうとして居る。 暇も暇なら暇なりに。 暇だからすること、出来ることも在ろうさ。 ふと思い立ち、ここ一週間ばかりの間…

四十五歳 何がめでたい

|戯言| 今年も今年で、初夢や金も拾はず死にもせず。 年が新たとなったからとて、何か特別な出来事が起こる訳で無し。 餅にも飽きた頃に、またひとつ。歳を重ねるだけのこと。 四十も丁度半ばと来て、後は五十へと突き進むばかり。 健康に、因業に。 嗚呼、…

Così è la vita.

|縷々| 新年は二日の仕事始めから、せっせせっせと働いて、 しかしながら、何やら充実だとか清々しさには遠く、 代わりに、腑に落ちぬよな心持ちと云うのか。 溜息まじりの虚脱感みたいなものを感じつつ、 不理解だとか齟齬だとかの、決して埋まらぬ溝に、 …

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