双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

六月随想

|縷々|


ぽっと出来た休みに散髪へ行き、うんと短く切って貰った。
切った後で、やっぱり短過ぎたな、とも思ったけれど、
まあ良い。是で少しは気が晴れ軽くなるだろか。


閉塞感と云うのか、手詰まりと云うのか。
日々は相変わらず進んで居て、特に変化も無く、
体は日常生活も仕事も、いつも通りこなせては居るのに、
気持ち。つまり中身だけが本体から切り離されて、
追い付けずに。一歩二歩、遅れながら、
重たい何かを引き摺って居るよな、おかしな感覚。


世の中や人々と、自分。
ずっと、決して、埋まらない溝。
齟齬とか乖離とか。厭世とか失望とか。
私の中で次第に確かとなってゆく、そんなもの。

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