双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ラジエータの孤独

|日々|


雨降りに加え、寒々とした一日は、
休日と休日の間に挟まれた、
不運な曜日の持つ、何処か捕らえどころの無い
ざらりとした手触りの、余韻だけを残す。
昨日、取り替えたばかりのカーテンが、
今夜の寒さには、ひどく気の毒に思え、
虚ろな気配にふと、心を留めれば
もう、四月の奴は、其処に居なかった。

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