双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

日々の着物の色合わせ

|着物|


昨晩の帰宅後。風呂を済ませて一段落してから、筒袖の半襦袢へ夏用の半衿付けなどして居た。半衿付けが面倒だと云う人は多いし、私も面倒だと思う一人ではあるのだが、いざやるとなれば気分がぱきっとなって、結局のところ、着物を着るためのこまごました下準備、支度のあれこれが好きなのである。ちくちくの針仕事。それが終わったら、衿裏のスナップボタンが取れかかったのを付け直し、半幅帯を一本ずつ点検して衣紋掛けに吊るす。夜更けの夏着物の準備も、また愉し。


着物:利休白茶、灰汁色、梅鼠
帯:藍鉄色  帯揚げ:薄水色


丁度これからの時期に着る麻の着物は、利休白茶地に灰汁色と梅鼠の絵絣模様。合わせる帯は藍鉄色の博多紗献上かな。夏帯揚げは薄水色で。


帯:黒橡(くろつるばみ)、苔色、鉄紺、柘榴色

こないだ特売品にて買い求めた化繊の京袋帯は、黒橡地に苔色と鉄紺、柘榴色で雪輪重ね模様。柄が大きくてもシンプルでぱきっとして居るので、手持ちの着物に合わせ易いかと。が、袷の十月まで暫しの御預けである...。


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縞の着物の好きな色合わせ、ふたつ。何れも袷。

着物:黄海松茶(きみるちゃ)×鳩羽鼠の親子縞  半衿:白緑


着物:藍鉄色×深川鼠の二筋縞  半衿:山吹茶

縞の着物が大層好きなのだが、どうしても渋めの色味のものばかりを選んでしまう癖が在るので、たまにはそうじゃないのも着たいなぁ。一寸冒険してみるのも良いかなぁ、とは常々思って居る(笑)。


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こんな色合わせも良いかしらん。

柳染、江戸紫


甕覗、蒸栗色


蘇芳、花浅葱


嗚呼、愉しい愉しい。
何処へも出掛けられぬのなら、せいぜい日々の着物で遊んでやろう。

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