双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ヘロヘロのすったもんだ沙汰

|太極拳| |雑記|


掃除に洗濯、猫らの世話を終えて、ささっと昼食を済ませ、剣術の早稽古のため、いそいそと身支度を整える。今日は小雨がちらついて居たので古森号の出動は無し。徒歩での移動につきバタバタと慌しく家を出た。このバタバタが後に思わぬ事態を招くとは、この時点では知る由も無かったのだが…。
前回までの復習と、三式は”仆歩横掃 (プーブーホンサァオ )”の指導を受ける。一式、二式は何とかOKを頂いたものの、続く三式の動きを飲み込むのに四苦八苦。「おかしいなぁ。ホビ野さんなら、もうちょっと出来ると思ったんだけどなぁ」先生としては、今日中に五式まで進めるかと思ったらしいのだが、否々。それは幾らなんでも買い被り過ぎでありますヨ...と(笑)。同じく早出の新加入組の生徒さんが、二十四式の稽古をつけて貰って居る間に、ひたすら繰り返し自主練習を続ける。この時点で既に汗びっしょりで、一寸の休む間も無く、皆が揃っての本稽古へ突入。幸か不幸か、本日もベテラン組が私用でお休みだったため、例のぐるぐるローテーションで、十二式までの套路を幾度も繰り返し行なうこととなり、途中休憩まで一切休み無し(笑)。更に解散後、先生の計らいにより、居残って剣を三式まで再度見て頂いたもので、稽古場を出る頃には、すっかり脚がガクガクなのであった。
ガクガクのヘロヘロになって帰宅したところ、早々に、お土産(野ネズミの亡骸、既に十数匹目)持参で待ち受けて居た剣菱嬢にとっ捕まり、べったべたに甘えて離れぬ娘っ子を撫でさすりながら、はいはい。一寸待って下さいませよ、とキッチンペーパーで包んだお土産、もとい亡骸を、裏手の空き地の通称”ネズミ塚”へ埋めて葬った後、たらふくご飯を食べさせて、満足して散歩へ出掛ける気になるまで、ひとしきり構ってやって、ようやっと開放されて部屋へ戻れば戻ったで、今度は何とまあ。慌しい出がけに、どうやら風呂場へ戸閉めを食らったらしき若旦那が、ドアの中からアオアオと助けを求めて鳴いて居り、慌ててドアを開けると勢い良く飛び出して来て、忍びちゃんがそれにくっついてバタバタと走り回り、ほらほらご飯ですよ、とご飯を食べさせて落ち着かせて居る間に、恐る恐る風呂場を覗いてみれば、案の定、風呂場の中はしっちゃかめっちゃかで、折角交換したばかりの洗濯機のホースが、無残な噛み痕の穴だらけ...と云う、休む間も無しの、まったくのすったもんだ沙汰なのであったヨ...。フウ、疲れたぁ...。(若旦那、御免よ。)

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