双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

地道に地道に

|太極拳|

本日の稽古は欠席が多かったため、四名で。
従って、きめ細かな個人指導と相成った。
一式から六式までと、七式から十二式まで、
套路を二つに分けて繰り返し、其々の課題点が
改善されるまで、厳しくも丁寧な指導を受ける。
二週に渡って是を根気強く行った所為か、
皆さん、確実に目に見えて良くなって居る。
意欲の薄かった方々が続けて退会したことも在り、
残った人たちの取り組みに、変化が生じたらしい。
当初は暇潰し的に参加して居たであろう人も、
上達に連れ、次第に意欲的になって来て、
今では、少しの時間が空くと自主練習したり、
お互いの套路を見て問題を指摘し合ったりと、
習得に対して、実に熱心な様子なのである。
勿論、先生もそれに気付いてらっしゃるよで、
「最近、皆さんの顔付きが変わりましたね」
約二時間の稽古は、個人指導中心に内容濃く、
私の課題であった体のねじれや足の位置も、
未だ意識は抜けぬものの、だいぶ改善され、
「だいぶ良くなったよ。自分でも分かるでしょ?
もう大丈夫そうだし、次に進んでも良いかな」
と、先生から晴れて有難いお許しが出た。
地道な繰り返しと、継続、謙虚さ。
上達に、早道や近道は無いのである。

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