双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

成果

|太極拳|

先週の稽古で、未だ荒砥段階ではあるものの、
何とか二十四式の套路を最後まで覚え、
それからの一週間、えっちらおっちらと毎日。
自宅で真面目に練習して居たのであるが、
お陰で腿が筋肉痛である。是も又、鍛錬の内か。
さて。本日の稽古では、先生の個人指導で
十三〜十七式までを重点的に見て頂き、
爪先の角度や腕の位置、重心の移動など、
出来て居らぬ部分を、逐一細かく直してゆく。
苦手だった”退歩(トゥイブー)”と”捋(リー)”では、
ようやっと、駄目出しを受けることが減ってきた。
上下相随を心掛けながら、体勢を低く保ったまま、
軸を保ったままでゆっくりと動くと云うのは、
相変わらずしんどいのだけれども、太極拳
動きに必要な筋力が付いてきたのだろか。
以前なら踏ん張りの効かなかった体勢でも、
徐々に重心が安定して来たよな気がする。
こう云う体の変化は、或る日突然に降って現れる
ものでは無いので、こつこつ積み重ねた成果として、
何かの拍子にふと分かる、自覚する。
そう云うものなのであろうな、と改めて感じた。
「うん。”下勢独立”から先は未だ未だですが、
”転身左蹬脚”までは、ずっと良くなりました。
二十四式もあと少しだけど、あと少しだからって、
気を抜かないように。ビシビシ鍛えますよ」
否々。気を抜く余裕など、とても在りませぬ(笑)。

<