双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2013-01-01から1年間の記事一覧

日々すくすく

|忍び| 七月二十一日撮影 子猫と云う生物の成長の早さよ。 ”昨日のズボンはもう履けない”とまでは云わぬが、 大仰に例えるならば、実にそんな感じだ。 もうじき、拙宅へ来てふた月が経とうとして居る。

襟足の後悔

|日々| 昼過ぎからとの予報を裏切り、既に朝から雨。 古森号の出動を諦め、ズボンの裾を濡らしながら 徒歩にて出掛け、鍼灸院と散髪を梯子する。 施術時間が長引いてしまい、散髪に遅れて恐縮。 襟足どうしましょう。刈り上げなくて良いです。 不精に伸びた…

若旦那、緑に憩う

|若旦那| |庭仕事| 大きくなった鉢植えの草花を、鉢換えのついでに株分けしてあったのが、程好く育ってきた。小さな鉢がちまちまと集まって居る様は、実に好ましいものであるが、あまり増え過ぎるとかえって収拾が付かず、見苦しくなってしまうと云うので、…

由無し事

|電視| |音| ■何故だかここ数日、004のことを考えて居る。ちなみにその前は、チャン・チェンのことを考えて居た。 ■と、そんな矢先。2000年代にテレ東で放送されたシリーズが全話(!)アップロードされて居るのを見付けたヨ。 『サイボーグ009 第三シリーズ全…

リング希望

|ホビ吹| 「ジョー きみはどこへおちたい?」 ああもう、しょうもなくて御免なさい・・・・・

小さい家たち

|暮らし| |徒然| 以前に観たワールド・ニュースか何かの特集に、米国で”Down sizing”の流れが生まれて居る、と云うものが在った。 現代米国における拝金主義や、大量生産大量消費へ疑問を抱く心善き人々が、身の丈に合った小さな暮しを求め、各々実践し始めて…

忍びと猫の塔

|忍び| |モノ| チビ猫ビルボが拙宅へやって来て、早ひと月が過ぎた。僅か四百グラムに満たなかった目方も、現在では一キロと少々まで育ち、しゅっとした体躯に細面、長い手足が何やらホビットらしからぬ佇まいである。しかし、この長い後足から繰り出される…

ぼんやり昼餉

|日々| ついこないだ本領などと書いたばかりだのに、 雨の印象も薄いまま、気付けば梅雨が明けて居た。 かつての陰翳の情緒を欠いて久しい今の世、 梅雨なんてのは満喫する気にならぬけれど、 それにしたって、あまりに唐突であったことだよ。 すると、何や…

梅雨の本領

|日々| いよいよ以って、蒸し蒸しも本領と云った感。 若猫は長く伸び、子猫も又然り。 糠漬けをぽりぽりやっては、脱力し、 じわとした汗の出方に、四十路を理解する。 梅仕事が在るから辛うじて妥協するが、 暦の中では最も相性の良からぬ時節である。 この…

前日談

|忍び| 先日、何気無く知人女性に子猫を保護した、と話したら「それって、もしかして○○の駐車場?」と意外な問いが。経緯を詳しく説明すると、知人女性は「うわぁ、今鳥肌立っちゃった!」 聞けば彼女が去る朝、子供を幼稚園へ送った帰りに、件の駐車場付近…

主の決断

|若旦那| |忍び| この二匹、果たしてどうなのだろか・・・。 網戸越しの向かい合わせに、幾度か夕餉を食べさせてみたのだけれど、時折ちら見こそすれ、一応は各々食事に集中して居る様子。又、互いにフーだのシャーだのとは云わぬものの、忍びはピンポンダッシ…

命名

|忍び| さて。子猫を迎え入れることを決めた以上、そろそろ名前をつけてやらねばなるまい。とは云え、生まれて一ヶ月やそこいらの子猫だ。闇雲にちょらちょらと動き回るばかりで、幾ら眺めど、名付けの着想を得ることは存外難しく、先ずは適当に浮かんだ二文…

若旦那、チビ猫に会う

|若旦那| |忍び| 拙宅の筆頭猫は、誰あろうピピンの若旦那である。筆頭と云ったって、そもそも若旦那一匹しか居ないのだけれども、ここへ来て、新たな仲間が加わろうとして居る。薄々とお察しの方もいらっしゃったかと想うが、私は例のチビ猫を里子に出さず…

きかん坊の仮住まい

|忍び| |モノ| おチビの仮住まいに、手頃なケージを買い求めた。*1 幅約90cm、奥行き・高さ約60cmと、子猫には十分な広さが確保できる大きさであるし、又後々にも、緊急時だとか療養用だとかに使えるであろうから、一つ在っても損はなかろう、と。ところが。…

由無し事

|戯言| ■午後、歯医者に行ったら、待合室のベンチシートに居た五人の患者の内、実に四人が知り合いだった。左から順に挨拶していったのだが、最後の右端の人だけが知り合いで無かったため、互いに一寸気まずい感じだった。 ■小学校の校門の前に数名の母親た…

|徒然| |忍び| 昨晩、ひどくどきりとさせられる出来事が在った。厠箱で用を足し終えたチビが、ふと一瞬の間を置いて、箱の縁で前足を拭く仕草をし、更に箱から出た後、下に敷いた新聞紙を後足でトントントン、と軽く蹴ったのだ。不意にわっと込み上げるのを…

風穴

|徒然| |忍び| 「あんなに小さいものなのに、その破壊力の大きさったら凄いな。」 Aちゃんが、気の抜けたよな口ぶりで云った。 「だってさ、あのチビと接してしまった後では、ピピンを見る目が違ってしまうんだよね。いつもみたいに抱っこしても、やけにずし…

翌日

|徒然| |忍び| 昨夜の降って沸いた救出劇(→◆)から一夜が明け、若旦那に朝餉を出してから、恐る恐る子猫の様子を見に行くと、業務用アイスクリームの空き容器で拵えた厠へ、一塊の排尿を確認。小皿の餌もしっかりと無くなって居た。あったかな寝床を得、腹も…

緊急速報:どうしよう

|雑記| たった今、子猫を保護して来てしまった! 自販機の煙草を買いに近所のスーパーの駐車場へ行ったら、人っ子一人居ない真っ暗闇の何処かで、人(私)の気配にぎゃあぎゃあと子猫の物凄く必死な鳴き声がして、え?今の何よ?と慌てて探ったら、どうやら駐…

続・初夏の洋裁

|手仕事| 黒いコートが欲しかったので、がんばって拵えてみた。 以前からこう云う黒いコートが欲しかったのだけれど、と或るお店のカタログを見たら、お値段実に数万円と云うので全く手が出せず*1、しかしながら、もしかして一寸がんばれば自分で作れるのじ…

由無し事

|戯言| ■ノースリーブなんて着ない。否、着られない。 ■スキニーパンツなんて穿かない。否、穿けない。 ■昨晩、猫が何かを追っ立てて居たので、てっきりゴキブリであろうと高をくくって居たら、何と!見るもおぞましいムカデなのだった。「ギャア!あんた絶…

初夏の洋裁

|手仕事| 着たい服が見付からなければ、自分で拵えよう。 と云うので、シャツとワンピースを一着ずつ。 【上】小さな水玉模様の紺色のシャツは、開きの程好い丸襟と後ろヨークが一目で気に入った。袖口と前後身頃のヨーク下には、控えめなギャザーを寄せてあ…

彌生力

|若旦那| |モノ| 若旦那の寝床に春夏仕様の品を新調。大小不揃いな水玉模様が何やら草間女史チックである故、拙宅では是を”彌生布団”と呼んで居るのだが、届いたその日の晩から早速に猫団子となって熟睡。撫でようがつつこうが微動だにせず、グウスカピーな…

散髪と猫とパン

|日々| 午前中に散髪を予約してあったので、 久々に古森号を駆り出そうと想うも、 どうやら空模様が怪しい。 先週、念入りに整備したので、 調子見も兼ねたかったのだけれど、 仕方が無いのでバスに乗ってゆく。 案の定、美容室に着く頃にちらと降り出した。…

清々しい心の行方

|庭仕事| 仕事の合間に、さぼり気味だった庭の手入れ。 小道に勢いよく茂り過ぎたキンポウゲ、 そしてそれらの隙間と云う隙間にびっしりと 生い茂ったドクダミやハコベなどの雑草を、 小型の草刈り機でもって大雑把に刈り込む。 花壇は花壇でノコギリソウが…

Green Melodies

|音| 初夏らしい爽やかな晴天の土曜日。 窓を開けたら、さあと緑の風が入ってきて、 何だか無性に聴きたくなった。 Homegrownアーティスト: Dodgy出版社/メーカー: A & M発売日: 1997/07/18メディア: CDこの商品を含むブログを見る Dodgyはこのアルバムがい…

どこにもいない

|本| |猫随想| フランシス子へ作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/03/09メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る あの合わせ鏡のような同体感をいったいどう言ったらいいんでしょう。 自分の「うつし」がそこにい…

続・続・裕福な御婦人のための靴下

|手仕事| 一先ず、今回依頼分の靴下は是で全て引き渡し完了。 糸はアクリル混の中細糸を、針は一号針を使用した。写真だと少々明るめだが、実際の色は臙脂寄りの深い赤。重ね履きにも対応できるよに、程好くゆったりめとした。 さて。依頼主である裕福な御婦…

矛盾

|日々| 山は爽やかな新緑の様相であるが、 未だに湯たんぽの必要な夜が続くと云う、矛盾。 まことに納得のゆかぬ五月である。 天気予報の最高気温も殆ど当てにはならず、 しかしながら、うっかり是に期待し、 薄手のシャツなど着て、ぶると身震いすれば 何や…

街の本屋の文具売り場

|雑記| 駅前の本屋へ、定期購読の雑誌を数冊、 受け取りに行ったときのこと。 所謂”街の本屋”であるその店、今では すっかり名ばかりとなった駅前通りに建ち、 けれど街ではいちばん古い、 そして殆ど唯一の、本屋らしい本屋である。 店の中央の通路で分かれ…

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