2013-07-05 梅雨の本領 |日々| いよいよ以って、蒸し蒸しも本領と云った感。 若猫は長く伸び、子猫も又然り。 糠漬けをぽりぽりやっては、脱力し、 じわとした汗の出方に、四十路を理解する。 梅仕事が在るから辛うじて妥協するが、 暦の中では最も相性の良からぬ時節である。 この不快な夜を如何に過ごそうか、 只々、気抜けの上に放心を重ね、 と、窓を開けたところへ風が入って来た。 ばさばさと煩い、風情の欠片も無い風。 そう云えば、未だ蛙の声を聞いて居ない。