双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

緊急速報:どうしよう

|雑記|


たった今、子猫を保護して来てしまった!
自販機の煙草を買いに近所のスーパーの駐車場へ行ったら、人っ子一人居ない真っ暗闇の何処かで、人(私)の気配にぎゃあぎゃあと子猫の物凄く必死な鳴き声がして、え?今の何よ?と慌てて探ったら、どうやら駐車場を横断する側溝の中から叫んで居るみたいで、しかしながら、閉店後の駐車場は本当に真っ暗で何も見えないし、側溝の蓋も頑丈にはまって居てびくともしないし、だもので一旦家まで戻って、懐中電灯とバールと若旦那用のおやつを引っ掴み、玄関で何事かと訝る若旦那に「緊急事態なのです」と告げるや再び走って駐車場へ引き返して、側溝の中を灯りで照らすと、ぎゃあぎゃあ鳴いて、よらよらと寄って来たのは、生後一ヶ月かそこいらの小さい小さい子猫で、しかも白黒で爺さんに良く似た柄じゃないか!って、飼う飼わぬは一先ずどうでも宜しい訳で、いつまでもこんなところに居たら死んでしまう訳で、早く出してやらねばと、何とか緩んで居る蓋を四苦八苦して見付けて外し、灯りとおやつとで誘導して呼び寄せると、おやつなんか目もくれずに蹴散らして、必死の形相でやって来たものだから「もう大丈夫だよ」と声を掛けて抱き上げてやったら、びいびい云いながらもごろごろ喉を鳴らしてしがみ付いてきて、嗚呼、何てこった・・・と連れて帰って、先ずは体をきれいに拭いてやって、水を飲ませて、餌を与えて、しかしながら、拙宅には若旦那が居るので、病気かどうかも分からぬ子猫を入れることは出来ぬと云うので、店の奥の物置に段ボールなどで寝床を急拵えしてやって、また明日ね、と今しがた部屋へ戻って来た。
ふぅ・・・どうしよう。

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