双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

ぼんやり昼餉

|日々|


ついこないだ本領などと書いたばかりだのに、
雨の印象も薄いまま、気付けば梅雨が明けて居た。
かつての陰翳の情緒を欠いて久しい今の世、
梅雨なんてのは満喫する気にならぬけれど、
それにしたって、あまりに唐突であったことだよ。
すると、何やら妙にイカの塩辛が食べたくなって、
スルメイカを買い求め、是を塩辛に拵えた。
潰したワタへ生醤油と味醂。七味を少々。
季節柄、柚子の使えぬのが悔しいところだが、
昼餉の小皿へ盛り、キムチ漬けと共に食せば、
案の定ご飯がすすんで、茶碗に二杯。

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