双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

由無し事

|戯言|


■午後、歯医者に行ったら、待合室のベンチシートに居た五人の患者の内、実に四人が知り合いだった。左から順に挨拶していったのだが、最後の右端の人だけが知り合いで無かったため、互いに一寸気まずい感じだった。


■小学校の校門の前に数名の母親たちが集まり、立ち話して居るのを見た。何れもスキニーパンツを穿き、キラキラだの撒菱だのがくっついたTシャツには「私は狂った少女です」とか「爆発!」「女狐的な女」など、其々に挑発的な声明が英語によって大きく書かれて在る。髪は勿論、スカスカに痛んだ茶髪で、荒っぽい口ぶりから、恐らくは昔かなりのやんちゃだった四十代と推測。それだけなら、ここいらによく見る光景で珍しくも何とも無いが、皆が皆して、何故か『ディーン&デ○ーカ』のちっこいトートバッグを持って居たので、一気に疑問符が脳内へ散乱。くらくらとなる。


■チビ猫が軽い風邪っぴきだもので、お世話の際には若旦那への配慮から割烹着(あの白いヤツ)を着て、お尻拭いてやったり、ミルク飲ましたり、薬飲ましたり。その所為か、何だかお母ちゃんぽい。

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