双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

2013-01-01から1年間の記事一覧

Nothing really matters to me...

|音| 嗚呼。やっと怒涛から解放された・・・。 Movie Scene - Wayne's World - Bohemian Rhapsody 人生には、しばしば『ボヘミアン・ラプソディ』の必要なときが在る。

気骨の字引

|雑記| こないだ、帰ってテレビをつけたら『ケンボー先生と山田先生 〜辞書に人生を捧げた二人の男〜』と云う番組がかかって居た。三省堂の字引『新明解国語辞典』の誕生及び製作における裏話や諸事情について語られたドキュメンタリで、観たのは中程辺りか…

謎の水鉢その後

|若旦那| 相変わらず薄ら寒いのと生温いのとが、忙しなく入れ替わる日々ではあれど、それでも僅かながら過ごし易くなってきた気もする、今日この頃。若旦那の水飲み対策として、いつぞやに購入した謎の水鉢(◆)も、ここへ来てようやっとその本領を発揮し始め…

独逸君

|モノ| |雑記| 件の丸眼鏡であるが、見目同様かけ心地も実に宜しく、 早くも馴染んで、すっかり気に入りとなった次第。 濃淡の在る、程好い濃茶が落ち着いた佇まい。レンズは一見すると真丸だが、横幅に比べて上下が数ミリだけ短くなって居る。全体的に中ぶ…

続・裕福な御婦人のための靴下

|手仕事| 先日ちょろっと途中経過に触れた靴下が仕上がった。 透かし模様たっぷりのレーシィな靴下は、明るい青で。糸はアクリルが少しだけ混じった中細糸、針は0号を使用した。毛糸の靴下ではあるが、全体に透かしが入って居る編地故、これからの季節にも宜…

由無し事

|戯言| ■マッツ・ミケルセンが好きである。 ■マッツ・ミケルセンのことを考えて居る。 ■ゴールデンウィークとやらが肩で風切ってやって来る。大型だ大型だと皆にちやほやされ、どれほど偉いものだか分からぬが、私にとってゴールデンと云ったら、ゴールデンカ…

丸眼鏡と私

|モノ| 数年来愛用して居た眼鏡が、遂に駄目になった。*1 黒縁のボストン型でとても気に入って居り、 安物にしては、随分と長く耐えてくれたのだが、 日頃の扱いの荒さからか。レンズには傷が目立ち、 蔓の部分は度々若旦那に齧られて歯型だらけ。 果ては丁…

裕福な御婦人のための靴下

|手仕事| って書くと何やら『○○のための習作』とか『○○のための協奏曲』みたいだが、 先だって御婦人より依頼を受けた靴下である。先ずは一足、仕上がったぞよ。 ”Winter Garden”と名のついたデザインは、編み込み模様とボーダーとの組み合せが印象的。糸は…

由無し事

|戯言| ■件の裕福な御婦人より、更なる靴下の依頼を受ける。「編めるだけ編んで頂戴。全部買わせて貰うわ」編めるだけ編んでって…。せいぜい四〜五足が限度だろなぁ(笑)。兎にも角にも。裕福な人はお金に糸目を付けぬので、しっかり編んでしっかり代金を頂戴…

若旦那、保険に入る。

|若旦那| 若旦那はすこぶる健康体である。今冬に突発性の軽い膀胱炎を患いはしたものの、概ね健やかな猫である。しかしながら、ウレタンやゴム素材のものを好んで齧っては、しばしば是を飲み込んでしまうと云う悪癖を持ち、そしてその殆どは後日糞と共に排出…

往復切符

|映画| 帰ってテレビをつけたら、BSでかかって居た。*1 今でもピッツバーグって聞くと、この映画が浮かぶ。スケアクロウ [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2010/04/21メディア: DVD購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (5件…

続・茶色い靴下

|手仕事| 前回(◆)の糸が未だ余って居たので、もう一足靴下を編んでみた。*1 中央にダイヤを配し、他はケーブルとガーター編みとで構成。シンプルながらも、全体の模様のバランスが素敵な靴下に仕上がった。履き口は変わりゴム編みで、一寸緩めの作りとなって…

横暴と情緒

|雑記| こないだようやっと咲いたばかりの桜が、 今日にはもう、すっかり葉桜となって居て、 是にはさすが、気の毒なことと想う。 しかし、気の毒なのは桜だけに非ず。 歯医者へ向かう道行きは、晴天ながらも 昨日の春の嵐の名残りで、風が凄まじく、 南風だ…

どうでも良さそうなことがどうでも良くないときもある

|縷々| 例えば。 五千円を一回に使うのと、 五百円を十回使うのと。 結果として使う金額は同じだけれど、 五千円を使うときの方に躊躇が伴うのは、 おかしなものだな、と想う。 冷たい雨が降って、今日も薄寒い。 ざあとくぐもった雨音を聞きながら、 ビスケ…

毛糸・けいと・ケイト

|手仕事| 今季編んだモノたち、総ざらえ。*1 2012年11月 2012年12月 2012年12月 2012年12月 2013年1月 2013年2月 2013年3月 2013年3月 靴下だけは今も編んで居るけれど、心早くも、秋が待ち遠しい。 *1:この他にも、頼まれ物や差し上げ物などの小物類をちょ…

冬、帰る。

|日々| 去った筈の冬が出戻って、哀れな春は所在無い。 しかし春と云ったって、目前に四月を控えながらも、 ここの桜は未だ蕾のまま、枝も寒々しく、 先週にようやっと木蓮が咲いたくらいであるから、 こちらは然程、面食らいもしないのだけれど、 当の春め…

かまけてばかり居る

|本| |猫随想| 猫にかまけて作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/16メディア: 単行本 クリック: 33回この商品を含むブログ (192件) を見る暇さえ在れば、猫にかまけてばかり居る。拙宅の猫にかまけるのは勿論、路上に出くわす猫や、今は記憶…

若旦那と謎の水鉢

|若旦那| |モノ| 拙宅の若旦那ピピン。元より好んで良く水を飲む性質の猫であるのだが、そうは云えども、先だっての膀胱炎以降は未だ少々気を配る必要が在り、従って水鉢の水以外にも、餌のカリカリにぬるま湯を差すだとか、或いはぬるま湯を足したウェット…

茶色い靴下

|手仕事| 先だってのアランセーターと平行して進めて居た靴下が完成。糸は先月、特売となって居たのを買い求めたもので、茶系のミックス調が何処か懐かしいよな昭和的色合いなのだが、意外やイタリア製。あまりにも地味な所為か、この色だけ随分と売れ残って…

クラシカルアランセーター

|手仕事| 『冬の日の編みもの』より「クラシカルアランセーター」仕上がる。 並行して編んで居る靴下を除けば、是が今季最後の編み仕事である。ところが季節は何とも煩わしい花粉の節。朦朧とした頭で、ふがふがいがいがとなりながら編んで居ったため、先ず…

悪足掻き

|日々| 春霞に便乗したものか。 やれ花粉やら砂塵やら埃やら、 煩わしいのばかりが揃いも揃ったり。 山の姿などはすっかりこれらに埋もれ、 稜線すら殆ど確認できぬ有様であり、 其処へ暴力的春の嵐が吹き荒れれば、 さながらカオスの如き様相と相成り。 是…

春の眠り

|若旦那| 春が近づいて眠りに誘われるのは、 人も猫も同じ。 やわらかな体が布団へ沈むよに、 深く、ゆっくり、眠りへ沈む。

ドワーフの指ぬき手袋

|手仕事| 昨年末より下書きに入ったまま、ずっとお蔵入りとなって居た本エントリ。幾ら何でも簡単過ぎやしまいか、と云うのがその理由なのであったが、しかしながら、折角編んだのに日の目を見ぬと云うのも、何やら可哀相な気がしたもので、この度、蔵出しと…

忙殺と充足

|日々| 只ばたばたと仕事に忙殺されるまま、 気付けば、時刻は午後四時も半ば過ぎ。 やっつけの昼餉を拵えて、是を食すも、 もはや疾うに昼とは呼べぬ也。 疲弊の澱みに遅々として箸の進まぬ中、 ジェームズ・コバーンやイーストウッド翁。 ユーコンの犬橇レ…

cozy afternoon

|音| BUT BEAUTIFULアーティスト: JIMMY RANEY TRIO,Jimmy Raney,George Mraz,Lewis Nash出版社/メーカー: CRISS CROSS発売日: 2008/12/03メディア: CDこの商品を含むブログを見る ひと息入れる午後。 珈琲とドーナツの傍らに、 ジミー・レイニーのギターが在…

赤い靴下

|手仕事| |本| 予てより赤い靴下が欲しくて、出先では必ずと云って良い程、靴下売り場をちょこちょこ覗いて居るのだけれども、是がなかなか見付からぬもので、たとい見付かったとしても、只の綿のリブ編みであったり、余計な柄が入って居たり。世間一般での…

立場

|若旦那| 先だっての膀胱炎も快癒。予想外の出費にトホホと項垂れる主の懐具合など、ちいとも気になど留めぬ風の若旦那であるが、毎早朝の”早く餌くれ”攻撃に新たな暴挙が加わって、是が甚だ屈辱的だもので、故に主は更に項垂れるばかりなのである。暴挙とは…

最も素敵な手姿

|戯言| つい先頃。 自分の手姿の最も様になるのが、 ”中指を立てる”仕草である と云うことに気付いたのである。*1 何しろ、この私の手ときたら、 ごつごつと節ばって、ずんぐりとして、 何処をどうしたところで、 如何なる手仕草をとったところで、 ちいとも…

沖縄再訪(4)

|旅| |写眞館| ■牧志界隈〜帰途 旅先でしばしば訪れる思いがけぬ出会いと云うのは、後に忘れ難いものである。 +++ 桜坂の辺りから牧志の商店街へ。 市場中央通りを中心に、縦横網の目のよに張り巡らされた大小様々の商店街は、其々に表情も客層も異なるの…

沖縄再訪(3)

|旅| |写眞館| ■三日目:恩納村〜琉球村〜安里界隈 最終日。小雨まじりの朝、恩納村の宿を出立したバスは、黒糖工場や琉球村など見学の後、那覇市内へ移動し、大変に豪奢なDFSへ立ち寄るも、そうした類に凡そ縁遠い私は、只時間潰しに困ってしまう。同市内の…

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